ガールズちゃんねる

平安文学について語ろう

154コメント2025/06/14(土) 07:05

  • 1. 匿名 2025/05/14(水) 08:34:53 

    平安文学に詳しいガル民にいろいろ教わりたったりしたいです!
    今はうつほ物語に興味を持っています
    好きな平安文学を語ったりしませんか?

    +11

    -1

  • 2. 匿名 2025/05/14(水) 08:35:14 

    源氏物語とか?

    +9

    -2

  • 3. 匿名 2025/05/14(水) 08:35:53 

    平安文学について語ろう

    +18

    -6

  • 4. 匿名 2025/05/14(水) 08:36:00 

    更級日記好き

    +14

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  • 5. 匿名 2025/05/14(水) 08:36:09 

    うつほ物語のどんなところに惹かれてますか
    どこがポイントですか

    +3

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  • 6. 匿名 2025/05/14(水) 08:39:04 

    とりかへばや物語

    +14

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  • 7. 匿名 2025/05/14(水) 08:43:33 

    「有明の別れ」をテーマに卒論を書きました
    今年の大学共通テストに出題されたと聞いて、なぜか嬉しくなりました

    +5

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  • 8. 匿名 2025/05/14(水) 08:45:30 

    ガル民も平安時代なら美人だった人たくさんいただろうに

    +3

    -6

  • 9. 匿名 2025/05/14(水) 08:46:56 

    >>1
    更級日記がおすすめ
    源氏物語オタクの夢見がちな少女の日常と世知辛い現実の描写が現代人にも胸にくるものがある
    「胸はしる 更級日記」小迎裕美子 [コミックエッセイ] - KADOKAWA
    「胸はしる 更級日記」小迎裕美子 [コミックエッセイ] - KADOKAWAwww.kadokawa.co.jp

    一般書「胸はしる 更級日記」小迎裕美子のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。夢見る少女時代から、後悔と懺悔の日々の晩年までを綴った平安女子の回想録

    +9

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  • 10. 匿名 2025/05/14(水) 08:48:33 

    光る君へを見て、源氏物語にハマり、解説本を買いまくったYO

    +10

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  • 11. 匿名 2025/05/14(水) 08:49:37 

    >>8
    ただの下膨れブスが平安美人自称する風潮笑える

    +5

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  • 12. 匿名 2025/05/14(水) 08:49:48 

    >>8
    切れ長目かぱっちり二重目かというトレンドがあっても、そこまで美醜の感覚は変わってないと思う

    +20

    -1

  • 13. 匿名 2025/05/14(水) 08:50:47 

    光源氏は現代基準だとクズ男だけど、平安時代の女子にとっては完全無欠のヒーローだったのかな
    イケメン・権力も金もある・ブスにも身分が低い女にも優しい
    更級日記の作者も光源氏みたいな人に囲われたい〜だし

    +11

    -1

  • 14. 匿名 2025/05/14(水) 08:51:57 

    >>12
    末摘花が今なら美女という説は個人的には疑問

    +18

    -1

  • 15. 匿名 2025/05/14(水) 08:54:19 

    >>1
    角川のビギナーズクラシックスで原文と現代語訳が同時に載ってるものが色々あるからオススメですよ!
    竹取物語なんかは全文あります。
    原文読んでかぐや姫って宇宙人なんだなーと改めて思いました笑。

    +6

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  • 16. 匿名 2025/05/14(水) 08:57:04 

    枕草子は今読んでも清少納言の感性が瑞々しいと思う

    +17

    -1

  • 17. 匿名 2025/05/14(水) 08:58:06 

    >>1
    てち?

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  • 18. 匿名 2025/05/14(水) 08:58:20 

    >>13
    当時は通い婚でガッツリ婿を囲い込むことが出来るのは権力者の娘だけだから、他に通ってもマメに顔を出してくれて経済的援助も怠らない光君はある意味理想なのかもしれない
    旦那の足が遠のいて経済的に困窮する姫もいたみたいだし

    +20

    -1

  • 19. 匿名 2025/05/14(水) 08:58:23 

    >>16
    紫式部にdisられる関係性も含め面白いw

    +3

    -1

  • 20. 匿名 2025/05/14(水) 08:59:43 

    >>10
    源氏物語の漫画を買ったよ
    学生時代にもっと古典をしっかり勉強すればよかったわ

    +10

    -2

  • 21. 匿名 2025/05/14(水) 09:00:00 

    >>8
    美人じゃないけど裕福な人と見られる自信はある。たっぷりめなので

    +3

    -0

  • 22. 匿名 2025/05/14(水) 09:02:52 

    源氏物語は大河ドラマみたいな手法が既に使われていてびっくりした
    次は?次はどうなるのおおお!!
    と千年前の人達も盛り上がってたと思うと楽しい

    そしてこんなに連綿と論理立てて書かれているのがまたすごい

    +8

    -1

  • 23. 匿名 2025/05/14(水) 09:02:53 

    >>13
    深く関係をもった女性は身分問わずずっと面倒をみてくれるし、出家した身寄りのない空蝉の君も呼び寄せて別邸に住まわせてる
    光源氏も問題多い奴だけど、基本愛情はなくなっても人情は失わないんだよね
    光源氏は当時の女性が理想とする男性の姿なのかもしれない
    頭中将のことも好きだけど、関係持った女性とその子供のことも知らなかったくらいだし、その子供も身分が低いから扱いも適当だったからなあ

    +18

    -1

  • 24. 匿名 2025/05/14(水) 09:03:08 

    >>19
    まあ清少納言も紫式部の旦那を先にディスったからね

    +9

    -1

  • 25. 匿名 2025/05/14(水) 09:08:16 

    >>13
    そうでもないかも
    朝顔や玉鬘からキモいオッサン扱いされてくるのが泣ける
    朝顔はもっと言ってやれと思うし
    玉鬘めっちゃかわいそうだし

    女君に当時の女性の業を1つずつあてがって書いてる気がするけど
    紫の上はなんてあんなに酷い扱いなのが不思議

    +5

    -2

  • 26. 匿名 2025/05/14(水) 09:09:18 

    >>9
    更級日記の作者が住んでたのは千葉県の五井なんだよね
    当時京都から関東まで家族や荷物なんかを引き連れてやってきたと思うと、大変すぎるほど大変だったろうな

    +11

    -2

  • 27. 匿名 2025/05/14(水) 09:13:22 

    >>12
    江戸末期とか二重で美人だもんね
    敢えて似せずにバーバーパパ風な描き方がトレンドだっただけと思うわ

    +11

    -1

  • 28. 匿名 2025/05/14(水) 09:14:43 

    沢口靖子の竹取物語、衣装も豪華で綺麗だったなあ。
    平安文学について語ろう

    +8

    -0

  • 29. 匿名 2025/05/14(水) 09:19:50 

    つくづく…、貴重な紙で史実じゃなくて空想物語や日記書けるなんて平安ってものすごく贅沢な文化だと思うわ
    室町とか鎌倉時代にそうした物語ってあったっけ?

    +0

    -0

  • 30. 匿名 2025/05/14(水) 09:28:05 

    >>8
    姿見せなきゃ良いわけだけど、その代わり知性がないと気の利いた手紙とか書けないし

    てか、その前に今以上に実家の裕福さ加減が人生に反映されるし

    +5

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  • 31. 匿名 2025/05/14(水) 09:34:55 

    >>4
    菅原孝標女が『源氏物語』にどハマりしてたってエピソードが印象的

    +8

    -0

  • 32. 匿名 2025/05/14(水) 09:36:39 

    >>6
    『とりかへばや物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』角川ソフィア文庫

    わかりやすかったです

    +2

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  • 33. 匿名 2025/05/14(水) 09:38:05 

    >>29
    貴族の文化だから千年残れたというのがあるのかな
    武士の時代のものだと戦とかで燃やされそう
    才能のある女性が面白いものを書いてちゃんと評価されるというのもすごい時代

    +10

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  • 34. 匿名 2025/05/14(水) 09:41:02 

    和泉式部の〈あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな〉という歌が好きで、『和泉式部日記』を読んだ。どちらも情熱的。保田與重郎の『和泉式部私抄』も面白かった。

    +6

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  • 35. 匿名 2025/05/14(水) 09:43:04 

    『蜻蛉日記』
    妻や母としての悲哀が伝わってきた

    +4

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  • 36. 匿名 2025/05/14(水) 09:44:34 

    >>25
    紫の上の扱いひどいかな?
    親に放置され頼りの祖母も亡くなり、あのままだと微妙な身分の男に通われるルートだったところを当代一の憧れの男に見初められて、賢さやセンスを遺憾なく発揮できる環境に置かれて数十年正妻並みの立場に置かれ中宮の養母にもなれた
    シンデレラストーリーだと思う
    そんな幸せな紫の上が数いる女君の中で唯一光源氏から解放されなかったからこそその悲劇が浮き彫りになるというのが上手い

    +10

    -2

  • 37. 匿名 2025/05/14(水) 09:44:45 

    土佐日記

    当たり前だけど、当時の船旅って大変だよなぁって思った。

    +10

    -0

  • 38. 匿名 2025/05/14(水) 09:46:33 

    >>16
    当時の貴族の美意識を言語化して今に伝えているのは歴史的にすごいこと
    その中に今も通じるあるあるも入れ込まれてるのが良い

    +6

    -0

  • 39. 匿名 2025/05/14(水) 09:46:43 

    『説き語り「源氏物語」』村山リウ

    良かったよ。

    +0

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  • 40. 匿名 2025/05/14(水) 09:46:50 

    >>31
    源氏物語読みたいがために、仏像彫って祈願して京に帰る時に仏像置いてきてちゃったり、源氏物語全巻手に入ったら御簾に籠もって読みふけりお坊さんに叱られる夢みたり、現代でもあるあるで憎めなくて可愛いよね

    +9

    -1

  • 41. 匿名 2025/05/14(水) 09:50:38 

    『堤中納言物語』
    短編物語集。「虫愛づる姫君」が有名だけど、個人的には「はなだの女ご(花々の女ご)」が好き。

    +4

    -0

  • 42. 匿名 2025/05/14(水) 09:54:03 

    >>35
    そうか?
    年取って読むとなんか少し自慢げに感じるよ
    出家してやる!って今だと死んでやる!だよね
    兼家と美貌と教養高い道隆に寺まで来て説得してもらってなんか嬉しそうに感じる

    +3

    -1

  • 43. 匿名 2025/05/14(水) 09:56:44 

    枕草子
    牛車の車輪に踏まれたヨモギが香ってきたって話が好き

    +6

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  • 44. 匿名 2025/05/14(水) 09:57:22 

    >>35
    なんかずっとイライラしてるよねw
    夫にも世間にも

    +1

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  • 45. 匿名 2025/05/14(水) 10:01:36 

    上村松園が随筆の中で〈伊太利展の方は二尺五寸幅の横物に「伊勢の大輔」を描いています〉と書いていたのがきっかけで、伊勢大輔の『いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな』という歌を知りました。

    +2

    -0

  • 46. 匿名 2025/05/14(水) 10:04:51 

    >>36
    扱いがひどいというのは身の上ではなくて、女としてという事
    現代人の私の感想でしかないけど
    いつも一番大切と言われながらも
    いつも誰かのところへ行く背中を見続けさせられる

    なかなかエグい人生だと思う

    +9

    -0

  • 47. 匿名 2025/05/14(水) 10:06:58 

    片山廣子『二人の女歌人』
    小野小町の〈あはれなりわが身のはてや浅みどりつひには野辺の霞とおもへば〉という歌の解釈が面白かった

    +0

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  • 48. 匿名 2025/05/14(水) 10:08:00 

    >>36
    正妻並みなだけで正妻にはなれなかった
    自分は子供産まなくて光源氏がよそで産ませた子供を半ば強制的に取り上げて紫の上に育てさせて子供ながら酷いなと思って読んだよ
    明石の上がとにかく可哀想だし紫の上の本心はどうだったんだろうと大人になっても色々モヤモヤするよ

    +9

    -1

  • 49. 匿名 2025/05/14(水) 10:08:30 

    >>34
    昔の人の
    というのも和泉式部が言うからドキッとする
    ここから何が始まるのかという掴みにやられて、一気読みしました

    +0

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  • 50. 匿名 2025/05/14(水) 10:09:25 

    貧富の差が激しい

    +0

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  • 51. 匿名 2025/05/14(水) 10:10:25 

    『今昔物語集 (21世紀版・少年少女古典文学館 第9巻)』
    児童向け現代語訳で読みやすかった。芥川龍之介の小説の元ネタ?も知れて良かった。

    +2

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  • 52. 匿名 2025/05/14(水) 10:19:15 

    >>36
    紫の上って正妻じゃないから立場弱いっていうけど全然立場弱くないよね
    当時の結婚は三日三晩通って餅?食べたら正式な夫婦で、光源氏きちんとやってるから世間がなんといようと紫の上は正妻だし、帝まで紫の上は正妻って認識されてる。
    明石に行く前に京の屋敷を紫の上に上げてるから財産ある。
    明石の姫君の入内の儀式に母親として御所で詰めてるから実母と正式に認識される。明石の君はあくまでも女官の一人で大奥みたいに「私が実母よ」と威張ると当時だとかなり非常識だし娘や光源氏からも捨てられる可能性があり。
    紫の上の扱い酷くないです。

    +7

    -1

  • 53. 匿名 2025/05/14(水) 10:19:50 

    >>48
    源氏の表向き一人息子を任せてもらえて、
    行く末安泰な花散里が、大人になってからは1番いいなと思う。

    +9

    -1

  • 54. 匿名 2025/05/14(水) 10:30:33 

    >>4
    物語を読める喜び>后の位
    とか本好きとしてはめちゃくちゃわかる。

    +10

    -1

  • 55. 匿名 2025/05/14(水) 10:31:26 

    >>46
    36だけど私も現代人の視点から見たら可哀想だと思うよ
    でも当時の読者は三宮降嫁までは紫の上を可哀想な人どころか幸せなキャラクターという認識だったのではないかと思う

    +6

    -1

  • 56. 匿名 2025/05/14(水) 10:37:40 

    >>53
    嫡男を任されるのも中宮候補を任されるのも同じくらい光栄のはずなのに花散里は幸せで紫の上は可哀想となるのは不思議
    摂関政治時代はむしろ帝の妃を育てる方がすごいことのはずなのに
    その上花散里は姉が女御で後ろ盾もあるのに、後ろ盾のない紫の上に正妻の地位を譲っていた
    そう思うと花散里も辛いのでは?となるけど花散里になりたいという人は多いのよね

    +8

    -3

  • 57. 匿名 2025/05/14(水) 10:38:12 

    >>8
    日本史の先生にリアルにコレ言われた

    +2

    -1

  • 58. 匿名 2025/05/14(水) 10:47:11 

    >>56
    紫の上は度々嫉妬して泣くようなシーンが盛り込まれてるからね
    初枕からずっと気の毒

    花散里はふわっとした感情しか出てこない
    押しもせず常に控えめで
    来たらいつも受け止めてあげる
    源氏にとって都合がいいと言うかオカンみたいよね

    +10

    -1

  • 59. 匿名 2025/05/14(水) 10:56:44 

    >>58
    紫の上は読者も子供の頃から見守ってるというのがあるからというのもあるかもね
    初枕のことは祖母なり女房なり誰も教えなかったのかな

    +7

    -1

  • 60. 匿名 2025/05/14(水) 11:05:17 

    >>59
    物語で付き合い長いと感情移入しちゃうよね

    千年後の人間をも術中にはめる紫式部すごいw

    +13

    -1

  • 61. 匿名 2025/05/14(水) 11:33:05 

    >>33
    捨てずにずっと1000年も保存されてたの凄いよね

    +7

    -2

  • 62. 匿名 2025/05/14(水) 12:40:57 

    >>18
    当時は天皇家の娘でも力のある婿が来なかった場合、経済的に窮乏した。

    +5

    -1

  • 63. 匿名 2025/05/14(水) 12:43:08 

    >>31
    周りの女性達からすごい面白い物語あるのよ〜と聞かされてて、でも本は写し書き&回し読みの時代だから中々手に入らない時代。
    そんな時に親戚のおばさまから源氏物語全巻プレゼントされたとかそりゃ天にも昇る気持ちになりますわ。
    印刷出版物が書店で買えて、図書館サービス借りられて、電子書籍も出てきて読みたい物語がすぐ読める時代って凄く幸せな事なんだなとこの人の日記で凄く伝わったよ。

    +13

    -1

  • 64. 匿名 2025/05/14(水) 12:54:51 

    >>52
    人の境遇はグラデーションだから
    単純に
    「父方では行方不明扱いされ母方は血縁が絶えた経済的社会的後ろ盾の弱い親王の娘」
    と紫の上を評すると、52さんの言うような恵まれた要素を取りこぼす
    でも、朝廷の扱いはどうであれ明石中宮の生母ではないことはそこそこ知られている
    養育した母親代わりの女性だってかなりの発言力がある時代ではあるけど
    若い時代に源氏を婿としてもてなした保護者がいないってことだけで、当時の貴族の常識としてはちょっと軽んじられるのはわかる

    ごく若い頃に、源氏宅に引き取られている噂を葵の上が聞く描写がある
    その不愉快がっている様子も、「上がり込んで住んでるなんて常識知らずの身分の軽い女なんだろう」だし

    婿として訪問する結婚と、同居させて関係を持つことの間にかなりの差がある時代だから

    明石の入道が娘を娶るように源氏に迫る場面も、源氏は娘をこちらに引き取る形でいいかとやんわり提案している
    都の貴族と、朝廷の位が無い地方豪族の娘の関係としてはそれが通例だったんだろうね
    でも、入道は源氏に通ってくることを提案し譲らない

    そのへんを考えると紫の上は立場が強く恵まれていたとは言い切れない

    +10

    -2

  • 65. 匿名 2025/05/14(水) 14:37:58 

    >>64
    上がり込んで住んでる女
    イコール召人ってことだよね

    明石の入道が頑なに通わせる事を貫いたのは、我が娘の立場を思えばこそと思ったけど
    自分の意志とは関係なく幼い頃にそうなった紫の上もそういう扱いになるのか
    ますます気の毒だ

    すごく勉強になった
    そこまで深く考えて読んでなかったわ
    ありがとう

    +7

    -1

  • 66. 匿名 2025/05/14(水) 14:49:08 

    身分制度があるのに、実在の人物ではないとはいえ当時の男性ひいては偉い方の批判みたいな物語もよくお手打ちとかにならずに広まったものだなと思う。
    当時はまだ身分制はそんなに厳しくなかったんだろうか。
    それとも書いている人の身分自体が高いからとやかくいえなかったのか、娯楽に飢えていた時代だからおおらかにゆるされたのか。

    +6

    -1

  • 67. 匿名 2025/05/14(水) 15:39:38 

    『小説伊勢物語 業平』髙樹のぶ子

    楽しく読んだ

    +1

    -0

  • 68. 匿名 2025/05/14(水) 16:27:45 

    >>56
    源氏との間にあるのが、恋愛や性愛ではないからでは?
    もちろん須磨出発前の若い頃は恋人の一人だったんだろうけど

    源氏は花散里に対してはウィッグでも付けたほうが素敵ですよと提案したり、内心
    「末摘花に負けず劣らずの不美人だな」と思ったりなかなか辛辣
    でも、家政のスキルや人柄に全面の信頼を置いている
    末摘花も、貴族社会でうっすら軽んじられている蛍宮についてサラッと本質をつく指摘をしたり、夕霧との雑談で源氏の女癖の悪さを批判したり、ただの良妻賢母賢夫人だけではない面をみせている

    女三の宮嫁下のときの紫の上の心労を聞くにつけ、源氏の色欲の対象ではなく欠かさざる筆頭使用人みたいな自分の立ち位置にほっとしたと思う
    玉鬘にも夕霧にも慕われてるなら源氏死後もそうは困らないだろうし

    他に女が沢山いるイケメン夫に恋人の一人として愛されない代わりに、有能主婦として一目置かれているって境遇が羨ましい日本人女性は多そう

    +8

    -1

  • 69. 匿名 2025/05/14(水) 16:34:07 

    >>9
    この方の平安女流文学シリーズ大好き。枕草子が一番面白かったけど。

    +1

    -0

  • 70. 匿名 2025/05/14(水) 17:41:40 

    >>9
    面白そうなので、図書館でネット予約しました。

    +3

    -0

  • 71. 匿名 2025/05/14(水) 20:16:12 

    >>1
    うつほ物語!
    途中で挫折したけど、もう一度読むことにしました(長過ぎて最初の方を忘れ始めたため)。
    俊蔭の娘が嫗(おうな)に助けられて出産し、子育てしているのがシスターフッドっぽくていいです。
    このまま三人で北山のうつほで暮らせたら良かったのに。

    熊の夫婦が譲ってくれた木の洞(うつお)は苔がしかれ、風情のある木立に囲まれて、洞の前にある泉から流れる水が椎の実や栗の実を運んでくるし、不思議な童子や山の猿たちも助けてくれる。
    ここらあたりファンタジックなアニメーションで見たい気も。

    +2

    -1

  • 72. 匿名 2025/05/14(水) 20:43:10 

    >>14
    末摘花が外国人の血を引いていたから…とかの解釈あるけど、ハーフの容貌だったからとはちょっと苦しい。象のごとき鼻とか、色白というよりも真っ青な顔色(栄養不足?)、長すぎる顔、ゴツゴツ痩せてる上に胴長。
    無理に美女判定しなくてもいいと思う。

    彼女の魅力は光源氏が落ちぶれても思い続ける誠実さ。途方もなく内気で今風のセンスもないけど、可憐な一途さは物語の中でも群をぬきます。

    +8

    -1

  • 73. 匿名 2025/05/14(水) 20:55:48 

    >>35
    講談社学術文庫の上村悦子訳・解説を読むと、最初は道綱の母に同情気味だったのが、段々『こんなんだから兼家に愛されないんだよ!』と、イライラしていくのが笑えた。
    そういえば田辺聖子氏だったかが『気難しい道綱の母をあそこまで愛せるなんて兼家は相当我慢強い男』と言ってた。 

    +5

    -0

  • 74. 匿名 2025/05/14(水) 21:09:59 

    >>33
    京の都も戦乱で燃えました。
    源氏物語は人気作なので、写本がたくさんなされて、後世に何とか伝えられたかと。
    江戸時代みたいな版木の印刷でなく手で写す『写本』だから量産出来ないので残ったのは凄い。
    冷泉家は蔵で作品を守ったんでしたっけ?
    それでも平安時代の写本は残ってなくて、鎌倉時代以降の写本しかないそう。

    +4

    -1

  • 75. 匿名 2025/05/14(水) 21:24:35 

    >>42
    137段の『紅梅盛りの日』なんて満開の紅梅の下を行き、作者の部屋に上がる兼家の描写は「盛りの紅梅のごとき男ぶり」と自慢ぽい。

    +1

    -1

  • 76. 匿名 2025/05/14(水) 21:25:13 

    >>3
    これ去年の大河ドラマの一シーンだね。
    清少納言と紫式部が定子の住まいの庭に忍び込み
    伊周流罪で逮捕執行の時、定子が取り乱して
    思わず自分の髪を切るシーンを目撃したところじゃなかったっけ?

    +4

    -0

  • 77. 匿名 2025/05/14(水) 21:36:48 

    >>23
    近江の君ですね。
    頭中将は、その母に昔通ったきりでそのまま…。
    近江の君の母も、頭中将の身分が高いから気後れして連絡とれなかったんだろうか?
    娘が生まれたと知ったなら頭中将も、気の利いた乳母や女房をつけてくれたかも。
    そうしたら近江の君も、お嬢様らしく育ったのに。
    近江の君は、もともと明るくて魅力あり、美人なのに惜しい!

    +1

    -1

  • 78. 匿名 2025/05/14(水) 21:49:54 

    >>77
    頭中将は玉鬘の素晴らしさを噂で聞いて慌てて娘を探し出しただけだからたぶん近江の君が生まれた時に存在を知ったところで引き取らなかったかと
    后がねとして弘徽殿の女御と雲居の雁を育てていたのにどちらも光源氏の養女と息子に邪魔されてしまった

    +5

    -1

  • 79. 匿名 2025/05/14(水) 21:50:55 

    >>13
    後半は年取って来て女たちから冷たい扱い受けてるみたいだよ
    授業では最初のあたりしか学ばないから、後半の味わい、面白さが伝わってないみたい
    後半こそ紫式部の本領発揮ではないかみたいなの読んだことあるよ

    +4

    -2

  • 80. 匿名 2025/05/14(水) 21:52:32 

    >>76
    定子の出家シーンですね。
    実際はどのような状況で出家をしたのかは不明。
    ドラマでは実資が目撃してるけど、史実で伊周捜索の現場にいたのは配下の惟宗允亮(これむねのただすけ)。
    彼も日記(『宗阿記』)をつけていたので残っていたらあの時の状況がもっと詳しく分かったかも。

    +1

    -1

  • 81. 匿名 2025/05/15(木) 02:20:16 

    >>6
    平安文学の中で一番行動的なヒロイン。
    男装して宮仕えなんて平安時代のお姫様像を思えば冒険小説の域。 

    +6

    -0

  • 82. 匿名 2025/05/15(木) 02:36:29 

    >>13
    更級日記の作者は夕顔や浮舟に憧れてた。
    2人とも幸せにならなかったけど、高貴な男性に言い寄られるシチュエーションにドキドキだったんだね。
    古典研究の学者先生方が『何故更級日記の作者は、なぜ夕顔や浮舟に憧れたのか』とかしかめつらしく書いてたりしてて笑った。
    ロマンス小説を読む女性の気持ちになれば答えは簡単なのに。

    +3

    -1

  • 83. 匿名 2025/05/15(木) 02:39:19 

    >>13
    光源氏の凄いところは容姿年齢場合によっては性別さえ問わなかったところ
    ひとつでも良いところがあればそれでOK

    +4

    -0

  • 84. 匿名 2025/05/15(木) 02:48:02 

    >>68
    末摘花じゃなく花散里ですね。
    彼女は麗景殿女御の妹として長く宮中で女房仕えをしていて
    世慣れているので、他の深層の姫君たちとは一線を画している。
    六条院の夏の町の主にふさわしい才覚の女性ですね。

    +4

    -1

  • 85. 匿名 2025/05/15(木) 05:41:57 

    >>1
    源氏物語が一番好き。
    長いけど、それぞれの帖を独立して読めるし(若菜あたりから長くなりますが)、どの帖も美しい名シーンがあります。

    +2

    -1

  • 86. 匿名 2025/05/15(木) 07:58:19 

    >>7
    「有明の別れ」とはどんな物語かと調べたら「とりかえばや物語」をパワーアップしたような男装のヒロインにビックリ!
    隠身の術を使えるとかファタジック!

    +1

    -0

  • 87. 匿名 2025/05/15(木) 08:07:16 

    >>84
    見所のある女性に源氏は弱いよう。
    だから身分は高貴な末摘花に対しては、その誠実な心を認めながらもちょっとした話相手にもならない不器用さにイライラ。
    それでも源氏は最後まで面倒をみますが。

    +6

    -0

  • 88. 匿名 2025/05/15(木) 18:53:27 

    >>79
    34帖「若菜 上」では源氏自身「わたしが若い頃は」とじじむさい発言してた。
    源氏41歳。当時は初老の感じで、春の夕暮れ桜の花びらの降りしきる中で蹴鞠をする若者たちとの残酷な対比。

    夕霧20歳。柏木25歳。女三宮15歳。
    若者たちは桜の直衣を着、そこに花びらが雪のように降りかかる美しい場面。

    女三宮は紅梅の襲に桜襲の織り出し模様のある細長を着て、華奢で小柄ゆえ裾を長く引き、その上に艶やかな髪が糸をよりかけたように流れている。
    清美を尽くした描写にふさわしいのは若者たちの恋と思うけど、柏木の恋慕に女三宮は疎ましく思うだけ。

    ここで源氏を差し置いて柏木と女三宮のラブストーリー始めるわけにいかないだろうけど、舞台をこんなに美しく作っておいて、女三宮の破滅のストーリーを始めるなんて紫式部、ちょっと意地悪!

    +0

    -1

  • 89. 匿名 2025/05/15(木) 19:36:02 

    狭衣物語というのもありました。
    平安後期の作品で当時は源氏物語と並んで愛読されましたが現代では知名度ゼロ?

    主人公の狭衣は兄妹のように育った従妹の源氏宮を愛するが、宮は狭衣を避け、のちには斎院となってしまう。
    狭衣は満たされぬ思いを胸に秘め、出家を願いつつも複数の女性らと交渉を持った上、神託により天皇となる。

    源氏物語の亜流とも言われつつ、緻密に物語を構成し、引歌など技巧を駆使した絢爛たる文章だそう。
    昔住んでた所の図書館にあって読んだけど難しかった。今住んでる所の図書館にはない…。角川ソフィア文庫にでもならないかな?

    +1

    -0

  • 90. 匿名 2025/05/15(木) 20:07:44 

    >>55
    源氏はいろいろ浮気するけど、常に紫の上は『六条院の一の女(ひと)』という立場だったから?

    でも女三宮が降嫁してあとは、周囲の女房達にどう思われてるかとか紫の上の心労が痛々しい。
    なまじ女主人公として君臨してた分、恥ずかしい姿は見せまいと気をはって、寝返りもうたないようにしてる場面なんて呆然としてしまう。

    +1

    -0

  • 91. 匿名 2025/05/15(木) 22:41:36 

    >>16
    角川書店のビギナーズ クラシックスを読んだけど面白かった!
    もっと読んでみたいんだけどおすすめあったら教えてください

    +2

    -0

  • 92. 匿名 2025/05/16(金) 02:06:14 

    >>61
    紫式部が書いた『源氏物語』の原本は現存していません。
    現代に伝わるのは、後世の人が書き写した写本です。

    +2

    -1

  • 93. 匿名 2025/05/16(金) 08:14:09 

    >>61
    紫式部の書いた源氏物語の原本があれば国宝ものですが、それは失われてしまいました。

    同時代で有名な写本が『従一位麗子本』。
    道長と源明子の娘・源麗子によって書かれた写本で、子孫に伝えるようにと自ら筆をとったのですが、応仁の乱の戦火により失われたそうです。

    この写本の写本が昭和7年(1932)に発見されたという話がありますが、これもまた戦争の混乱で行方不明となりました。
    戦争は文化の敵ですね。

    +0

    -1

  • 94. 匿名 2025/05/16(金) 08:43:13 

    >>93
    訂正。

    源麗子(みなもとのれいし)は道長と明子の娘でなく、孫娘でした。
    麗子の両親は、右大臣・源師房と藤原尊子。
    この藤原尊子が道長と源明子の娘です。

    +0

    -1

  • 95. 匿名 2025/05/16(金) 18:37:07 

    >>66
    源氏物語の研究本で必ず疑問点としてあげられるのはそれ。
    研究者はいろいろ頭をひねってるけど、完全に納得できる説は無いみたい。

    時代が下ると源氏物語の受容の状況も変わって、源氏物語は『嘘事』と、厳しい目が向けられたり、淫猥の書とか、皇室冒涜とか批判された時もあった。

    今はそれらを通り抜けているけど、1000年前の人々の心や意識が現代人に完全にわかるわけも無いから、これからもあの大胆な設定の源氏物語がなぜ平安時代に書かれたか、わからないと思う。
    物語には、さまざまな平安時代の人々の心が描かれているけれど。

    +1

    -1

  • 96. 匿名 2025/05/17(土) 07:26:36 

    >>1
    うつほ物語は、あて宮求婚譚が面白かったです。
    たくさんの求婚者と、求婚にまつわる悲喜劇。
    あて宮に対する恋情のあまり命を落としたり、妻子を捨てたり(妻子持ちの男まで求婚!)、錯乱したり。

    +0

    -1

  • 97. 匿名 2025/05/17(土) 07:48:01 

    >>1
    うつほ物語では出家者が恋をして、仏様に成就を願ってだけど、そんなこと願われても仏様も困るだろうと思った。
    まず還俗してからとか。出なければ御仏に「この恋心を滅したまえ」とお祈りするとか。

    紫式部が愛読したうつほ物語だけど、源氏物語には恋する出家者は登場しなかったし、源氏も自分の恋の成就を神仏には願わなかった。

    うつほ物語の時代より人間の精神が悲観的になっていったのかなと思った。

    +0

    -1

  • 98. 匿名 2025/05/17(土) 07:53:00 

    >>5
    源氏物語に与えた影響がそこかしこに。
    そして源氏物語よりファンタジー味が強く「音楽」が重要なテーマとなってます。

    +0

    -1

  • 99. 匿名 2025/05/17(土) 08:24:09 

    >>2
    やっぱり一番に来るのはそれですかね?
    平安文学の知名度では、

    源氏物語
    枕草子

    この2つが群を抜いていて、あと

    更級日記
    蜻蛉日記
    紫式部日記
    和泉式部日記

    など日記文学。

    説話的文学だけど、子ども向けの話として作り直されたため、知名度の高い

    浦島太郎
    かぐや姫

    などもありますね。




    +1

    -1

  • 100. 匿名 2025/05/17(土) 08:50:06 

    >>2
    対照的なのでは日本版シンデレラ
    『落窪物語』

    成立時期は一条天皇即位から『枕草子』成立期の間らしいです。
    リアルで世俗的な描写が紫式部のお気に召さなかったのか源氏物語内でふれられることはありませんでしたが。
    迫害されるヒロイン落窪姫のために復讐する恋人(夫)の少将道頼の描写は執拗で、最古のざまあ系かもしれません。

    +0

    -0

  • 101. 匿名 2025/05/17(土) 09:19:11 

    >>41
    『はなだの女御』(花々の女御)はしゃれてて好きです。
    すき者の男が夕暮れ時に透垣の前栽にひっそりと身をひそめ、女達が仕える女主人達を花に例えていくのを聞くお話。
    好き者の男は女達をみな見知ってて、言葉だけかわした女から深く契った女まで。
    男の歌に女達はあえて答えることなく、男もひっそりと帰っていく余韻がいいです。

    +1

    -0

  • 102. 匿名 2025/05/17(土) 09:21:05 

    >>1
    平安文学は源氏物語みたいな長大なのから、ちょっとした短編まであってバラエティにとんでて面白い。

    +2

    -0

  • 103. 匿名 2025/05/17(土) 09:26:58 

    >>2
    源氏物語は作者の桜の花に対する偏愛が激しい。🌸
    他の花も美しく描かれてますが桜の花は圧倒的。
    時代の流行?
    作者の紫式部の思い入れ?🌸🌸🌸

    +1

    -0

  • 104. 匿名 2025/05/17(土) 09:28:25 

    >>103
    紫式部の人生に桜の花に対して深く印象が残る場面があったかも。

    +1

    -0

  • 105. 匿名 2025/05/17(土) 09:33:38 

    >>55
    紫の上はその人生で喜びも哀しみも味わってきたはずだけど、最後は絶望一色だったのが悲しい。

    +2

    -0

  • 106. 匿名 2025/05/17(土) 14:13:38 

    >>105
    紫式部集の雰囲気が紫の上の晩年に重なる。
    紫式部の生涯には喜びも悲しみもあったはずだけど、歌集は別離の悲しみと苦しみの色が濃い。
    生きるのが、そのまま悲しみと苦しみしかないかのよう。

    +1

    -0

  • 107. 匿名 2025/05/17(土) 20:42:31 

    >>11
    ふっくらした顔つきで肌の色艶よかったら、かなりの美人と言える。

    +1

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  • 108. 匿名 2025/05/18(日) 12:38:49 

    >>14
    マンガの「あさきゆめみし」では、しっかり不美人に描かれてた!
    さぞ苦労したと思うけど、ストーリーの展開からいくと、不美人描写じゃないとつじつまが合わなくなるからね。
    でも不美人描写のせいで、彼女の性格の愛らしさが十分伝わらなかった気も。
    文章を絵にするって難しい…!

    +2

    -0

  • 109. 匿名 2025/05/18(日) 19:52:32 

    第15帖「蓬生」では末摘花と、乳母子の侍従との悲しい別れが書かれてます。
    乳母子という義姉妹のような強い絆も今日限り。

    末摘花
    「絶えることのない私とあなたの仲と思ってましたのに、離れていくなんて…」

    侍従
    「絶えることなどありましょうか。行く道々の神々にも誓いましょうとも。この命のほどは分かりませんが」

    長い旅路の果てに命を失うひともいますが、幸い侍従は命を失う事もなく、源氏が再び末摘花を訪れ丁重に扱っているのを知る事が出来ました。
    でも今さら会いに行くことも出来ず、二人の仲は結局絶えたのでした。
    それとも物語に書かれてないだけで、二人の再会はあったのでしょうか?





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  • 110. 匿名 2025/05/19(月) 01:14:48 

    >>109
    ここで衝撃だったのは
    抜け毛を集めて作ったカツラを下げ渡した事

    そうやって作るのか!!とびっくりした

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  • 111. 匿名 2025/05/19(月) 07:08:23 

    >>110
    末摘花の髪はとても長く美しいので、さぞ立派なカツラができたでしょう。
    これに常陸宮家伝来の薫衣香(くのえこう)を一壺添えて侍従へ別れのたむけとします。

    大宰の大弐の奥方に仕える事になる侍従は、末摘花の元とは段違いのきらびやかな暮らしをすることになりますが、それでもこの2つの贈り物はそこでの暮らしの中でも見劣りしない事と思います。

    +0

    -0

  • 112. 匿名 2025/05/19(月) 07:22:08 

    末摘花の父宮は教養のある文化人であり、邸宅には舶来の品々にあふれてました。
    このハイブランド品も、父宮亡き後の生活苦ゆえ女房たちは末摘花に内緒で生活費に変えてしまいます。

    侍従もきらびやかな品々に囲まれて暮らしていたゆえに、交易で多くの舶来品を手にする大宰の大弐の奥方の暮らしに憧れたのではという説もあります。

    侍従の美意識も磨かれていたでしょうから、高価だけどアンティークになってしまった宮家の品々でなく、最新の海外ブランドを大宰府で見たいと思ったとか?
    『紫式部と王朝文化のモノを読み解く』(河添房江著)にそんな事が書いてあって、ちょっと納得。

    侍従と一緒なのだから末摘花も一緒に行けば楽しく暮らせたと思います。

    +0

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  • 113. 匿名 2025/05/19(月) 08:05:54 

    >>58
    第11帖『花散里』での彼女もふわっとした描写ではっきりした容姿や性格の描写はありません。
    花散里は、源氏のまれな来訪に加えて世にも美しい姿に、途絶えがちの怨めしさも忘れてしまいます。

    この帖で、花散里と源氏との歌も欲しいところですが、源氏と歌を詠みあったのは花散里の姉の麗景殿の女御。

    源氏
    「思い出の橘の香りを懐かしんで、ホトトギス(私)は橘の花散る御屋敷をさがしてやってきました」

    麗景殿の女御
    「訪れる人もなく荒れてしまったこの屋敷だけれど、昔を偲ばせる橘の花があなたをお招きするよすがとなったのですね」

    麗景殿の女御は桐壺帝の妃。皇子女もなく、桐壺院が崩御されてからは益々寂しい身の上で、源氏が暮らしを助けています。
    一見上流に見えながら、頼りない身の上の女性達。けれど花散里は源氏の妻の一人となっただけでなく、しっかりとした地盤を築き上げていけたのは幸いでした。


    +2

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  • 114. 匿名 2025/05/19(月) 12:18:37 

    単純な勘違い。

    「花散里」は、源氏物語を読むまでは、お花畑がある田舎が舞台のお話と思ってた。
    橘の花なんですね。

    +0

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  • 115. 匿名 2025/05/19(月) 14:29:03 

    >>10
    去年の余韻で源氏物語や平安時代に関する本が、まだ出続けてます。
    たっかい学術本もあった!

    +1

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  • 116. 匿名 2025/05/19(月) 17:59:09 

    >>114
    橘の花は平安時代の人にとっては恋の花なんですかね

    五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする

    源氏物語でも和泉式部日記でも出てくるこの歌が愛されているだけなのか
    それとも何か別の由来があるのか


    私は何度読んでも甘酸っぱいような、ドキッとするような気持ちになる歌です

    +1

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  • 117. 匿名 2025/05/19(月) 20:08:49 

    源氏物語を読むんでいくと、登場人物の顔はどうでもよくなり、性格や言動に注目するようになった。
    源氏の恋人選びがそんな感じなせいかな?

    +0

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  • 118. 匿名 2025/05/19(月) 20:52:29 

    >>116
    昔の人の袖の香ぞする

    読み人しらずで名も伝わらないこの人は、橘の香りのする袖につつまれた事があったのかな?そしてその人とは別れてしまった…。
    この歌で橘の香りは昔を思い起こすものとなりました。

    +0

    -0

  • 119. 匿名 2025/05/19(月) 21:45:21 

    >>102
    >>115
    没落貴族の姫がやり捨てされて産んだ子と琴弾いて暮らした的な物語って何かわかりますか?

    +1

    -0

  • 120. 匿名 2025/05/20(火) 07:04:19 

    >>25
    朝顔や玉鬘は源氏に気があったよ。
    朝顔は今さらこの年で…と源氏のプロポーズは断り(過去、この二人が恋人どうしであったのかどうかは研究者により異なる)、玉鬘は、だんだんと籠落されて、髭黒の大将の手に落ちた後は激しく源氏を恋慕った。
    源氏に恋心をほのめかされて、はっきり拒否の感情を見せたのは、秋好む中宮ぐらい。

    +2

    -0

  • 121. 匿名 2025/05/20(火) 07:58:08 

    >>119
    うつほ物語の「俊蔭(としかげ)」の巻かと。

    俊蔭は琴の名手で、娘に秘伝を伝授して亡くなります。
    俊蔭の娘は父よりも素晴らしい琴の名手となるのですが、男主人を亡くした家はどんどん没落してゆきます(母も父に先だって亡くなってます)。

    この落魄した暮らしを送る俊蔭の娘のもとへ、ある夜訪れたのが元服前の若小君(わかこぎみ)。
    一夜の契りで俊蔭の娘は身籠りますが、若小君の父の太政大臣は一晩行方不明となった若小君を心配のあまり側を離そうとせず、二人は会えぬまま年月は過ぎ…。

    俊蔭の娘は6歳になった子とともに北山の杉の木の洞(うつお)に移り住み、夜も昼も子と一緒に琴を弾いて、春は美しい花々を見、夏は清く涼しい木陰にて、花や紅葉の下で心を澄ます日々を送ります。
    子の琴の技量は、母よりも上回る腕前となってゆきます。

    +1

    -0

  • 122. 匿名 2025/05/20(火) 08:01:45 

    >>120
    あと、源氏を拒んだのは藤壺の宮と空蝉。二人とも立場上、拒否するしかなかった。
    どちらも人妻だったからね。

    +2

    -0

  • 123. 匿名 2025/05/20(火) 08:09:18 

    源氏は、朝顔の姫君に拒否されたのを半ば意地みたいに、しつこくプロポーズしてたけど万一朝顔がOKしたら紫の上はどうするつもりだったんだろう。
    世間には「源氏の君と朝顔の姫君はお似合いのご縁組みだ」などと噂が立ち、紫の上の心労の種になってた。
    身分上、朝顔の姫君が正妻になってしまうし。

    +1

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  • 124. 匿名 2025/05/20(火) 09:22:25 

    >>123
    源氏、無責任!
    と同時に、紫の上の不安定な身の上がわかる。
    世間では紫の上は源氏の正妻としては見られてないっていうこと?
    少なくとも身分柄、釣り合ってないという事みたいに見える。源氏はこの先もどんどん出世してゆくし、紫の上は親王の庶子な上、父宮とは縁遠くなってしまったし(父宮本人のせいだけど)。

    +1

    -0

  • 125. 匿名 2025/05/20(火) 11:17:22 

    >>121
    わ!詳しく教えてくださってありがとうございます!
    前にガルの平安のトピで、産んだ子どもが有能で食べ物とかとってきてくれてなんとか暮らせたと書かれてて、やり捨てされてひどいことあったけど、産んだ子どものおかげで暮らせて、塞翁が馬って感じで、面白い話だなと思ったんです!
    今度じっくり読んでみたいと思います

    +1

    -0

  • 126. 匿名 2025/05/20(火) 18:50:41 

    >>124
    「朝顔」の帖は不吉な前触れ。
    ①源氏は高貴な女に弱い
    ②藤壺を忘れていない
    ③世間は紫の上を源氏に不釣り合いな妻、もっと高貴な正妻がふさわしいと見てる

    特に源氏のふらふらした心が、女三の宮降嫁を招いたようなもの。
    朱雀院に女三の宮と夕霧の縁組みを示唆されて、
    「私がお世話を!」
    なんて言ってしまうのだから。
    雲居の雁には悪いけど、夕霧と結婚させた方が波風はずっと少なかったろうね。

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  • 127. 匿名 2025/05/21(水) 18:01:13 

    清少納言と紫式部もファンな『うつほ物語』
    『源氏物語』以上の傑作といわれつつ物語の前後の混乱や矛盾のため研究も遅れマイナーな扱いとなってましたが角川ソフィア文庫からめでたく現代語訳付き完全版が刊行。

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  • 128. 匿名 2025/05/21(水) 18:08:56 

    うつほ物語は音楽ファンタジーともいえる部分が異色。

    清原俊蔭「娘よ、お前にふたつの琴を与えよう。ひとつは南風(なんふ)、もうひとつは波斯風(はしふ)。お前の人生において、幸いが極まった時、または災いが極まった時だけ、これらの琴を弾きなさい」

    などと、ぐっとくる言葉!

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  • 129. 匿名 2025/05/21(水) 19:17:02 

    清原俊蔭(としかげ)はうつほ物語の序盤の主人公。
    父は式部大輔(たいふ)、母は皇女。両親は生まれた我が子のあまりの聡明さに不思議に思い、あえて学問を学ばせること無く、言い教える事無く様子をみていたけど、子は健やかに賢く育ちます。

    何もかも優れたスーパーキャラは源氏を思わせます。両親が教育放棄なんて物語とはいえ極端ですが。

    これから、紫式部日記のエピソードが思い起こされます。弟が父に学問を学んでいるのをはたで聞いて弟よりも習得が早かったのを父が嘆いたというもの。
    天性の才というものは確かにありますね。

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  • 130. 匿名 2025/05/21(水) 19:31:57 

    >>4
    紫式部日記を読むと、式部も物語好きの少女時代を送ったらしい事がわかります(34段)。
    女友達と創作した物語を仲立ちに手紙をやり取りしたり、訪ねあったりしたらしく式部の少女時代は意外と明るく社交的のよう。


    +0

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  • 131. 匿名 2025/05/21(水) 19:39:06 

    >>20
    あさき?
    あれは桐壺から夢の浮き橋までしっかりマンガ化してるところがすごい!
    他は中途で終わったり、ダイジェストだったりしますから。

    +1

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  • 132. 匿名 2025/05/21(水) 19:45:10 

    >>131
    あさきでは44帖『竹河』が省略されました。
    髭黒亡き後の玉鬘のエピソード。
    あらすじっぽい内容で、玉鬘の冴えないその後なので筆がのらなかったのかも。

    +1

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  • 133. 匿名 2025/05/21(水) 19:47:58 

    >>132
    男主人が死に、後見してくれる人もいない(髭黒は人望がなかった)玉鬘の家は没落しかないのかな…。

    +1

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  • 134. 匿名 2025/05/21(水) 20:05:11 

    >>23
    頭中将は探しだした実の娘が教養もなく騒がしい性格で礼儀作法もなってないので、あっという間に見放した感じ。
    もう大きくなってるので再教育する気もない?
    当の娘は父親のイライラも気にしてないようす。意外と幸せな人生を送れるかも。
    余計な事に気をまわして悩むのが不幸のもとだから。

    +0

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  • 135. 匿名 2025/05/21(水) 20:09:06 

    >>132
    大和和紀先生は、玉鬘がお気に入りだから没落していく様子は描きたくなかったと思う。

    +1

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  • 136. 匿名 2025/05/21(水) 20:20:38 

    >>46
    しかもおしゃれしていくんだよね。
    そんな夫の装束の世話は妻の役目だから、衣に高価な香を薫きしめることまでしなきゃいけない。
    髭黒の大将の正妻(紫の上の異母姉)はそれで狂った(物の怪のせいにされたけど)。

    +1

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  • 137. 匿名 2025/05/22(木) 14:57:16 

    >>35
    子供の道綱もかわいそう。
    夫婦喧嘩した挙げ句、兼家は幼い道綱に向かって「パパはもう来ないからな!」と大人げない言葉を投げつけ道綱はぎゃん泣き!

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  • 138. 匿名 2025/05/22(木) 20:39:26 

    >>136
    31帖「真木柱」で、髭黒の北の方の父親(式部卿宮)は、玉鬘にうつつをぬかす婿に見切りをつけ、娘を実家に引き取ります。
    頼れる両親がいて幸いでしたが、北の方の心の病は良くなるはずもありませんでした。
    そして男の子は髭黒に引き取られ(貴族の男子は男親の後見が必要なので)、家族はバラバラになるのでした。

    紫の上と違い、しっかりした実家があって両親も揃っていた北の方でしたが、夫婦仲の崩壊は止めようもなく、男の気持ちひとつで女の運命は悲惨なものとなっていくのを確認するかのような帖でした。

    +0

    -0

  • 139. 匿名 2025/05/23(金) 08:42:03 

    >>16
    辛辣な人物評や、繊細な自然・情景描写が素晴らしい。
    あと中宮定子に対する愛も。

    +1

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  • 140. 匿名 2025/05/24(土) 09:17:35 

    源氏物語13帖「明石」では、源氏は明石の上との結婚をほのめかしがちに紫の上に打ち明けます。
    それに対する紫の上の返し。

    うらなくも 思ひけるかな 契りししを
    松より波は 越えじものぞと
    (何の疑いもなく信じていたのに、松を波が越えることはないと)

    松=末の松山。
    古来より「どんな大波も越えられない」とされ、不変の象徴として和歌に用いられます。

    源氏と仕える女房との関係なら知らせるまでもない事。明石の上とは、正式な結婚の関係であるらしい事に紫の上はショックを受けたのでしょう。

    それは自分が行えなかった事だから。源氏との結婚は、形ばかりに「3日夜の餅」を食べただけです。
    婿が花嫁の両親以下と対面し、宴となる披露の儀(所顕し)も行われませんでした。

    それでも紫の上の乳母は喜びました。
    紫の上の境遇からいくと、なし崩しに女房並みの扱いをされてもおかしくないところを、形ばかりでも「3日夜の餅」の儀を行ったことで、他の女房とは一線を画することになったからでしょう。




    +0

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  • 141. 匿名 2025/05/24(土) 10:31:12 

    うらなくも 思いけるかな 契りしを
    松より波は 越えじものぞと

    この歌は「本歌取(ほんがとり)」。
    古歌の一部を取り新たな歌を詠み、本歌を連想させて歌に膨らみをもたせる技法です。

    以下の2つの歌が連想に使われてます。

    君をおきて あだし心を わが持たば
    末の松山 波も越えなむ
    (古今集巻二十 陸奥歌(みちのくうた))

    契りなき かたみに袖を しぼりつつ
    末の松山 波越さじとは
    (後拾遺集巻十四恋四 清原元輔)

    清原元輔は清少納言のお父さん。
    紫式部は『紫式部日記』第50段にて、清少納言をけなしまくってますけど。

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  • 142. 匿名 2025/05/24(土) 10:39:40 

    >>141
    ちぎりなき かたみに袖を しぼりつつ
    末の松山 波越さじとは

    (固く約束したのに。涙で袖をしぼるほど泣きながら。末の松山を波が越えることがないように、私たちの愛は不変だと)
    清原元輔のこの歌は、小林一茶も本歌取りしました。

    ちぎりなき 藪入り茶屋を 知らせ文

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  • 143. 匿名 2025/05/24(土) 11:21:43 

    >>142
    小林一茶は生活臭に満ちた俗人の歌を作った異色の作家ですが、その分優雅な平安の歌を本歌取りされると、おかし味が増します。

    現在、大河の『べらぼう』では安永10年(天明元年1781)頃。江戸で奉公する19歳の若者で、奉公をしながら俳諧に親しみ初めている頃です。

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  • 144. 匿名 2025/05/24(土) 11:45:09 

    >>141
    おそらく対面することもなかった紫式部と清少納言ですが、あれだけ紫式部が清少納言に対し、非難の言葉を日記に書き連ねたのは不思議です。
    夫、宣孝の『枕草子』での描写が問題だとか、女房務めに対する意識が清少納言とは、正反対過ぎたとか分析されてますが。

    確かに『紫式部日記』には、権力の頂点にいる中宮彰子に仕えながら、紫式部はその誇らしさの描写に平行して、場違いさ、気後れ、世の無情さ、行く末の不安でいっぱいな描写に満ちており、この暗さはおそらく多くが夫・宣孝の急死によってもたらされたものかと思います。

    日記のはしばしには紫式部の明るい面、ユーモア感覚もうかがえるので宣孝の存命期間がもっとあったら現在に伝わる紫式部の印象も変わっていたかもしれません。

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  • 145. 匿名 2025/05/24(土) 16:55:47 

    徳川美術館では『国宝 初音の調度』が6月8日まで。
    『初音』は源氏物語23帖から。
    パンフレットの蒔絵の硯箱には流水、太鼓橋、松、梅、椿に屋敷の縁側には五葉の枝に移り飛ぶウグイスが鳴いていて、物語そのまま。
    そして、明石の上の歌の散らし書き。

    年月を まつにひかれて 経(ふ)るひとに 
    けふ鴬の 初音聞かせよ

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  • 146. 匿名 2025/05/24(土) 17:15:19 

    調度の持ち主は三代将軍徳川家光の長女・千代姫(1637~1699)。
    尾張徳川家二代光友に嫁ぐ際の、婚礼調度として誂えられました。
    家光の男系の血筋はすべて絶え、千代姫の血脈のみが今上陛下まで続いています。

    +0

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  • 147. 匿名 2025/05/26(月) 18:45:19 

    >>146
    『初音』は新築の六条院で迎える、初の新春というおめでたい話なためか、はたまた千代姫にあやかってか、江戸時代の教養がある子女は『源氏物語』を学ぶ時、『初音』から学んだそうです。

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  • 148. 匿名 2025/05/26(月) 19:01:07 

    >>147
    『初音』の冒頭。

    年たちかへる朝(あした)の空のけしき、
    名残なく曇らぬうららけさには

    この文は以下の素性法師の歌から
    「あら玉の 年立ちかへる朝(あした)より
    待たるるものは 鴬の声」

    素性法師(生没年未詳)平安中期の歌人。
    三十六歌仙の一人。
    父は仁明天皇の死を悲しみ出家、比叡山にはいった僧正遍昭(小野小町の恋人?)。

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  • 149. 匿名 2025/05/26(月) 19:26:27  ID:alL1gRcPPJ 

    >>148
    一点の曇りもなく晴れ渡った新年の朝の麗らかには…

    と始まりながら、小さな曇りがそこかしこに。

    娘を思う明石の上。
    情にほだされつい新年の一夜を、明石の上のもとで過ごす源氏。
    だけど紫の上に気兼ねして、まだ暗いうちから明石の上のもとを去る源氏。
    それにもの悲しく思う明石の上。
    六条院での最初の新年の朝なのに、夫は朝帰り。
    肝心なところで紫の上を立ててくれない源氏。
    さらに夕顔の娘、玉鬘にも源氏は魅かれる。

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  • 150. 匿名 2025/05/26(月) 19:38:52 

    >>149
    玉鬘の美しさ。

    見るなりまぶしいほどの美しさ。山吹襲をお召し物になり、、一段と美しく照り映えるようなきらきらしさで、いつまでも見ていたい、そんな思いに駈られてしまう源氏。

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  • 151. 匿名 2025/05/26(月) 21:28:46 

    六条院は理想郷どころか、不安定な底の玻璃の壺のよう。
    ちょっとつつけば壊れてガッシヤン!

    +0

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  • 152. 匿名 2025/05/27(火) 04:59:15 

    >>22
    長編なのに物語に破綻がないのが、源氏物語の凄いとろ。

    +0

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  • 153. 匿名 2025/05/29(木) 14:36:31 

    >>16
    北九州市にいらっしゃいますよ

    +0

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  • 154. 匿名 2025/06/14(土) 07:05:15 

    おわり

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