- 1
- 2
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501. 匿名 2017/01/05(木) 18:33:43
<この物語のまとめ②>
登場人物
〇主要メンバー
・ナオミ・・物語トピ(地球滅亡編)の後半の主要人物と同名(>>455)
渡辺直美説もある(>>232)
・ジョナサン・・第一回目の物語トピの主人公と同名(>>430)
・涼子・・口癖「ワタシ失敗しないので」
あだ名「ドクターX1(バツイチ)」(>>315)
ナオミの幼馴染で、過去にナオミからのSOSに、
答えてあげられなかった事を気にしている(>>328)
高度なハッキングや書類偽造など様々なスキルが有る(>>406)
・羊男・・反乱軍(>>466)の地球圏でのリーダー的存在
頭部に、精巧な羊の被り物をしている(>>459)
ベージュのスーツを着ている。
素手のようだが、薄いベージュの手袋をしており(>>462)
素肌を全く露出していない。わずかに首筋から見える黒い髪も・・?
・レイア姫・・どこかの星のプリンセスで、反乱軍の主要メンバー(>>473)
・ハンソロ・・現在、炭素冷凍中(>>480)レイア姫の恋人?(>>485)
・チューバッカ・・愛称チューイ。毛むくじゃらの生物(>>491)
乗り物の操作に、こだわりが有る(>>495)
・ドビー・・しもべ妖精 魔法能力は強い(>>469)
なぜか無視されがち、目立たない(>>308)
光のドラゴンの雛を飼育中(>>374)
現在、ナオミたちと行動を共にしている
・ヒッポグリフ・・魔法生物(>>239)光のドラゴンを孵化させた(>>313)
現在、ナオミたちと行動を共にしている
・光のドラゴン・・ドビーが卵を手に入れ(>>297)ヒッポグリフが卵を暖め孵化させた。
兇悪なディメンターを消し去る力がある(>>289)
・猫男爵・・ネコ男爵芋の栽培を成功させ、貧しい農民を救った名士(>>251)
人間のみくりと、偽装結婚(>>406)
本物の猫男爵は既に老衰で死亡している
今の猫男爵は、魔女の魔法で変身した平匡(源?)(>>447)
・みくり・・派遣切りに合った女性(>>409)
時々ハグと食事の支度を条件に、猫男爵と契約偽装結婚する。
なぜか、以前に共同生活をしていた平匡(源?)のことは忘れていた
・ディメンター(>>105)・・魂のエネルギーを吸い取る魔法生物(>>270)
・カニ男・・幻覚能力を持つ(>>401)
しかし、既に鍋にされ絶命(>>246)したが、再生したらしい。
〇でんじろう再生説(>>294)
〇でんじろう変身説
・・カニ男の幻術の中で、でんじろうの声を聞いた(>>349)
・でんじろう博士・・当初、主人公かと思われていた(>>173)が、
途中から登場していない。
カニ男に関わりが有るらしい( カニ男参照 )+4
-0
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502. 匿名 2017/01/05(木) 18:41:59
ナオミたちは、羊男に逢ったバーに戻った。
しかし、そこの様相は・・・・・・・変わっていた?!出典:tk.ismcdn.jp
+4
-0
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503. 匿名 2017/01/05(木) 18:51:28
第6章
---- 501~600 フォースのご加護を -----+3
-0
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504. 匿名 2017/01/05(木) 19:24:08
現時点で、私が知り得た情報をお伝えします。
帝国軍艦隊は、木星の軌道上、
但し、太陽を挟んで現在の木星とは反対側にワープアウトします。
その場所に、正確に到達するために、
帝国軍は3つの時空灯台を設置しています。
その1つが、木星の衛星イオに有ります。
+4
-0
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505. 匿名 2017/01/05(木) 19:27:02
レイア姫がそこまで話し終えると、
続きを、羊男が引継いだ。
つまり、今回の我々の作戦は、
衛星イオの"時空灯台"の機能を狂わすことにより、
帝国艦隊を誤った場所にワープアウトさせる・・・
具体的に言うと、帝国艦隊を木星の中心部にワープアウトさせ、
木星の超重力で粉砕することを目的としています!
+4
-0
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506. 匿名 2017/01/05(木) 19:39:53
+3
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507. 匿名 2017/01/05(木) 19:51:25
イオの火山ガスは、宇宙空間に噴出され、イオの公転軌道上にプラズマ化した環として滞留しており、イオプラズマの環は、木星オーロラの大きな発生要因の1つとなっています。+4
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508. 匿名 2017/01/05(木) 20:02:37
羊男がそこまで話し終えると
失敗しない女、涼子によって修理が終わった
R2-D2がやってきた。
羊男『やあR2。修理は終わったのかい。
じゃあ君のプロジェクター機能を使って地図を出してくれるかな。』
R2-D2の出した地図は砂漠地帯のものだった+6
-0
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509. 匿名 2017/01/05(木) 20:03:11
+4
-0
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510. 匿名 2017/01/05(木) 20:38:53
座標 12ab5c3-111cc23
高低 55417c
航空写真をもとに作成されものらしい
道路らしき直線と・・・この螺旋は、何かの構築物を表していると推測される。
"時空灯台"である可能性は高い!+4
-0
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511. 匿名 2017/01/05(木) 20:59:08
>>510
そこに行きたいなら、俺の船が最適だぜ!
宇宙最速の上に、無駄のないスリムな設計だから敵に探知されにくい、
しかもパイロットは超一流と来ている!
失敗の可能性などゼロだ!+4
-0
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512. 匿名 2017/01/05(木) 21:43:01
>>511
バッシィィーーン!!
レイアはハンソロに思い切りビンタを喰らわせたあと
銃を向けた!!+4
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513. 匿名 2017/01/05(木) 21:45:11
>>511
あっ! あの炭素冷凍の人だ!
ナオミは、人ごとのように思った。
涼子の解凍作業が成功したんだ!・・
おっとその前にドビーに通常サイズに戻してもらったのよね・・
みんな、活躍してる!
・・・・・・・・・・・・・
・・・でも、私は・・・・・カナコの時だって・・・+4
-0
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514. 匿名 2017/01/05(木) 22:01:27
ハンソロ『ちょ、、レイア落ち着け!』
レイア『落ち着いてなんていられますか!
惑星ガルの酒場で10万帝国クレジット!
惑星チャンの闇カジノで1000万帝国クレジットの請求が全部私に来てるのよ!
あなたのミレニアムファルコンを売っても
まだ足らないわ!』
+4
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515. 匿名 2017/01/05(木) 22:37:46
涼子は、羊男の肩を指先でつついた。
そして、耳元で『ねえ、止めなくていいの?』と小声で問う。
『はぁ・・・』
と、羊男は曖昧なため息をつく。
『大丈夫・・いつもの痴話げんかです。
たぶん撃ちませんよ・・・たとえ撃っても当てませんよ
・・・たとえ当てても殺しませんよ・・・・』
・・・こんどは私の外科手術のスキルを発揮しなければならないのかも
と、思う涼子だった。+4
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516. 匿名 2017/01/05(木) 23:28:55
その時だった。涼子と羊男の後ろから
ドビーが現れ…
『私にまかせなさい♪』
というと、レイアとハンソロの2人に魔法をかけ
仲良くレゴになった。+5
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517. 匿名 2017/01/06(金) 12:16:21
『 ふぅ・・・・・ 』
羊男は大きくため息をついた。
『 普段は、とても聡明で、慈愛深く勇敢な指導者であられるのに・・・
この件に関しては、まるで癇癪もちの子供のようだ・・ 』
それを聞いて、ナオミと涼子は、顔を見合わせ・・
「 ヤンデレだったんだ!?」
と、今後の流れが、ちょっと不安になった。+4
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518. 匿名 2017/01/06(金) 12:32:49
+4
-0
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519. 匿名 2017/01/06(金) 12:41:08
>>518
しかし、レゴに成っても亜光速飛行ができるのか?
という、みんなの疑問に、
『 大丈夫! ハイパードライブの出力は、減少しているけど、
その分、船体の質量がかなり減っているから、私の計算では、反って早く成るわ♪』
と、涼子は自信満々に答えた。
『 小さくなった分、反って敵に探知されなくなるから良いことだらけね♪ 』
そんなドヤ顏の笑顔に、ナオミは一抹の不安を覚えた・・・・+5
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520. 匿名 2017/01/06(金) 13:33:17
さぁ!行くぜ!チューイ!サポートしっかり頼むな!
ウォン♪ウォッ♪
チューバッカとハンソロの2人はミレニアムファルコンの操縦席に座り
船の舵をとった+3
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521. 匿名 2017/01/06(金) 15:46:13
えっ!?
何気なくミレニアムファルコンの小さな窓を覗いたナオミは、驚いた。
既に、地球を飛び立っている?!
何の振動もなく・・・動力音も聞こえなかった?
『レゴに成ったハイパードライブ機関の影響ね』
いつの間にか、後ろに涼子がいた。
『本来、この船の動力音や振動は、もっと大きい・・・でも、
レゴに成って、機械的摩擦がなくなったせいらしいの。』+3
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522. 匿名 2017/01/06(金) 18:10:56
>>521
地球 反乱軍の秘密基地では、
羊男が、ミレニアムファルコンの出航を見守っていた。
『フォースのご加護が有らんことを・・・・』
そして、羊のマスクを、外した・・・・+3
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523. 匿名 2017/01/06(金) 18:39:00
その頃、R2-D2は船内のすみっこで
オレ、デバンスクナイ、、、
と いじけていた。+2
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524. 匿名 2017/01/06(金) 18:47:10
『レイア~! このライトサーベルもらっていい♪』
『良いけど・・それ、普通の人には使いこなせないのよ。』
『大丈夫! 私、失敗しない女だから、普通じゃないの♪』
『それより、この金ピカのバブリーなロボットなんなの?』
『それ、C3-POよ! とってもお利口なんだから・・・それよりナオミ
なんでそんな茶色の頭巾被ってるの?』
+3
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525. 匿名 2017/01/06(金) 19:09:10
>>523
ナニヲ贅沢ナ! 私ナド、ヤット先ホド、ちらっト画像ガ出タダケデスカラネ!
シカモ、れご・さいずデスヨ!
貴方ナンカ、りあるナさいずデ、重要情報ヲ報告(>>509)シタジャナイデスカァ!
+4
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526. 匿名 2017/01/06(金) 19:57:55
ハン・ソロは、真剣な眼差しで計器を睨んでいる・・・・
6・5・4・3・2・・・チューイ! ハイパードライブ・フルオープン!!!!!
ミレニアムファルコンは、ハイパースペース(超空間)に突入した!+3
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527. 匿名 2017/01/06(金) 20:38:50
+2
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528. 匿名 2017/01/06(金) 20:51:38
『な・・なんで、ワープするならワープするって言わないかな~ぁ!も~っ!
信じらんない!』
『普通、シートベルトすれとかぁ~固定バーにロックせよ!とか、
注意指示するでしょぉ~!!!』
『なんか、ブロックところどころはずれてるしぃ~!!!
どうすんのよ~ぉ!?』
『オ・・オレは悪くねぇーぞ! オイ! チューイ!おまえも、そう思うだろぉ!!』
『オォッオォウ!?・・ウゥウァッ・・アァッァ・・!!!』
+5
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529. 匿名 2017/01/06(金) 21:51:11
レイア『とりあえず上陸前に作戦会議を
します!R2!こっちに来て木星のデータをちょうだい。C3-POとチューイは崩れたブロック部分を修復してください。』
チューバッカ『ウォォーン!』(了解!)
C3-PO『え…私もですか…今出たばかりなのに…わかりました。やりますよ(´;ω;`)』+4
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530. 匿名 2017/01/06(金) 22:11:45
木星の大気のほとんどが水素分子とヘリウムから構成され、大気における両者の比率は太陽とほぼ同じである。メタン、アンモニア、硫化水素、水等のその他の化学物質も少量存在する。
酸素濃度は太陽の2倍から4倍…
ということは、あのキャンディを食べておいた方がいいわね。
R2、みんなにキャンディを配ってちょうだい。+4
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531. 匿名 2017/01/07(土) 07:18:43
>>530
え?・・なんでキャンディ?
と、ナオミは不思議に思いながらも、"金星"が描かれたキャンディを手に取った。
すると・・・・
『あっ! それ私も狙ってたのにぃ!』
と、なぜか涼子は悔しがり、少し悩んでから"木星"を選んだ。
そして、レイア姫は"ジュピター"を、ハンソロは"地球"を、それぞれ選んだ。+4
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532. 匿名 2017/01/07(土) 07:22:18
>>531 修正!!!
涼子が選んだキャンディは"土星(サターン)"でした・・・m(__)m
+3
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533. 匿名 2017/01/07(土) 07:30:22
続いて、レイア姫は、R2-D2に衛星イオの分析を命じた。
イオの次元灯台基地(>>510)の破壊が、今回の目的だ(>>505)。+3
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534. 匿名 2017/01/07(土) 09:18:18
ナオミは火星のキャンディは誰が食べたんだろうとぼんやり思った
ボーイフレンドと見た映画の「オデッセイ」で
火星で水を作って、芋を栽培した男の話を思い出していた+3
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535. 匿名 2017/01/07(土) 09:36:35
『木星の第一衛星イオ 直径 3,643.2 km
地球ノ月ヨリ、少シダケ大キイ星デス。』
R2-D2の調査結果を、C3-POが翻訳して、みんなに伝えている。
『大気ハ存在シマスガ、90%ガ『二酸化硫黄』・・・・・ノ ハズデシタガ・・
・・酸素ガ約20%?! ソシテ・・水モ存在スルゥ?!』
『C3! ドウイウコトダ?!』
+3
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536. 匿名 2017/01/07(土) 09:56:18
>>535
『 テラフォーミング(地球化改造)されてるって事ね! 』
涼子は、続けて言った。
『 つまり、ここには、かなり大規模な帝国軍基地ってことね!
レイア! あなたはどこまで知ってるの? 』+3
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537. 匿名 2017/01/07(土) 10:38:38
>>536
もう隠す必要ないわね・・・
そう、既にこの衛星全体が帝国軍の前線基地になっているわ。
ターゲットの”時空灯台”のコントロール室は、この基地内の中枢部にある。
そこに忍び込み、制御コンピューターをハッキングして情報を改ざんし、
その後、基地そのものを破壊しなければ、地球に平和は来ないわ!
その為に、あのキャンディを食べてもらったの!+2
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538. 匿名 2017/01/07(土) 11:03:27
>>537
・・あのキャンディは、この惑星の大気中に残留する毒素の中和剤だったのだろうか?
それとも、一時的に体力を増強させるドーピング薬的なもの?
と、ナオミが考えていると・・・・
涼子が突然叫んだ!
「 やっぱり! あれを食べた後、
自分の守護惑星名に続いて『パワー・メイクアップ!』を叫んで、
ポーズを決めるのよね♪ 」
り・・涼子ぉ・・なんて馬鹿なことを!!と、ナオミが止めようとすると、
レイアは、急に険しい表情になり・・・・・+2
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539. 匿名 2017/01/07(土) 11:13:09
>>538
レイア『 な・・なぜわかったの?! 』
え?!
ま・・まさか、確かに高度に科学力が進歩した星のお姫様だからと言って、
そんなメルヘンチックで、オタッキーな物が、発明されてるなんて・・・
ん?・・・・もしや・・まさかぁ~!+3
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540. 匿名 2017/01/07(土) 11:22:40
+8
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541. 匿名 2017/01/07(土) 12:21:12
レイア『あ、あ、でも確かに木星の大気はアンモニアが多くて、呼吸がしづらくなるから、息がしやすいように中和する役割もあるのよ!Σ(・□・;)』
レイアは明らかに何かを取り繕いながら焦って説明をする。
どうやら涼子の言った事は図星だったようだ+3
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542. 匿名 2017/01/07(土) 14:10:22
ウ・ッウゥンッ・・!
レイアは、軽く咳ばらいをして、続けた。
『ここが時空灯台施設です。』
『その周りには、幾重にも帝国軍の警備兵が取り囲んでいますが、
レゴに成ったミレミアムファルコンなら、見つからずに突破できるでしょう!』
+3
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543. 匿名 2017/01/07(土) 18:03:21
>>542
だから、後は、どどーーん! と敵基地まで行って、ばばーーーん! って侵入して、
どっかーーーん! て制御コンピューターをハックして、
がががが・・・! ってプログラムを改変して敵艦隊を、木星に沈めるよぉーーー!
作戦は以上! それでは、出発しましょう!
フォースのご加護のあらんことを!~☆
+4
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544. 匿名 2017/01/07(土) 18:25:46
+4
-0
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545. 匿名 2017/01/07(土) 19:07:06
+4
-0
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546. 匿名 2017/01/07(土) 19:25:26
今までの経過
1~100 新春早々、街の様子がおかしい 【完了】
101~200 ボクの悪い癖 【完了】
201~300 いたずらな魔法生物 【完了】
301~400 ワタシ失敗しないので 【完了】
401~500 契約偽装結婚 【完了】
501~600 フォースのご加護を < 進行中! >
601~700 ゾンビウィルス拡散
701~800 謎の巨大生物から首都を守れ!
801~900 空飛ぶクジラ出現!
901~1000 君の名は。。。?+4
-0
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547. 匿名 2017/01/07(土) 21:26:25
レゴ・ミレミアムファルコンの非金属プラスチック製機体は、
帝国軍のレーダー探知機には反応せず、しかも、完全な無音飛行の為、
警備する帝国兵に気付かれることもなく、ナオミ達は、あっさり基地内に侵入できた。
+4
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548. 匿名 2017/01/07(土) 21:39:56
+4
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549. 匿名 2017/01/07(土) 22:00:13
>>548
レイア『私たちは、中央制御室を探すわ! C3、誘導お願いよ!
制御室に着いたら、私とナオミで室内を占拠する。
そして操作は涼子、お願いね!』
レイアは、涼子とナオミと一緒に白い廊下を進んだ。
おそらく、影に紛れてドビーも付いて来ていると思う。+4
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550. 匿名 2017/01/07(土) 22:03:30
+4
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551. 匿名 2017/01/08(日) 09:37:05
レイアたちは、無駄な戦闘を避けるため、ドビーの魔法で透明になって進んだ。
しかし・・・・
通路の真ん中に立っている黒いマスクの男・・・こちらを・・見ている?
『危険だ!』 ドビーは、レゴ魔法を放った!!!!!!!!!!+3
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552. 匿名 2017/01/08(日) 09:44:46
しかし、一瞬早く、黒マスクは身をかわし、
見えないはずの、レイアたちのいる場所を、正確にライトサーベルで薙ぎ払った!
レイアたちは、辛うじて避けることが出来た。
しかし、ドビーと離れたため、透明効果は消えていた・・・・・+3
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553. 匿名 2017/01/08(日) 10:07:38
レイア、ナオミ、涼子の三人は、黒マスクの男(ダースベーダー)の前にいる。
『ナンダ・・オ前ラハ?』 ダースベーダーは、低く不気味な声で問いかけた。
その時、ドビーは、ダースベーダーの真後ろにいた。
しかも、まだ姿を消したままだ!
ドビーは、レゴ魔法を放った!!
・・・・しかし・・
+2
-0
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554. 匿名 2017/01/08(日) 10:21:32
ダースベイダーは、素早く身を翻し、
ドビーのいる場所に、正確にライトサーベルを突き刺した!
ドビーは、素早く避けたが、姿を現してしまった!
その姿を見たダースベーダーは・・・・
『貴様は、ヨーダの血族か?!』
と、ドビーを、驚愕の目で睨んだ。+4
-0
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555. 匿名 2017/01/08(日) 10:26:16
その瞬間! ダースベイダーの真後ろで、レイアが叫んだ!
ジュピターパワー、メイクアップ♪~☆彡+4
-0
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556. 匿名 2017/01/08(日) 10:32:03
ダースベイダーが、慌てて振り返ると・・
そこには、” 美少女戦士 ” がいた!
『☆~ 愛と勇気のセーラー服美少女戦士、セーラージュピター!
しびれるぐらい、後悔させるよ! ~☆』
・・・レイア姫は、ノリノリだった。+5
-0
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557. 匿名 2017/01/08(日) 10:44:32
ダースベイダーが、呆気に取られているわずかなスキに、
またまた、ドビーは、レゴ魔法を放った!
『 グワ~~!!!! 』
今度は、見事に命中した♪
しかし・・ダースベーダーは、レゴに成っても強かった!+3
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558. 匿名 2017/01/08(日) 11:43:08
そしてあっという間にダースベイダーと
トルーパーに囲まれてしまった!+3
-0
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559. 匿名 2017/01/08(日) 11:55:22
囲まれてしまったレイアとナオミ達はこれまでか!と思っていたが
レイアは…そうだわ!とナオミにあるものを渡す。
ナオミ『レイアこれは?』
レイア『これは私の兄、ルークスカイウォーカーが使っていたもの。ナオミあなたは以前、(>>420)蟹星雲から不思議な力を得て、カズーキーのザラキを跳ね返すどころか、ラーメンを袋麺に戻していたわよね?
あれはまさしくフォースを使える者の証!
あなたならルークのライトセーバーを使えると思うの』+3
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560. 匿名 2017/01/08(日) 16:15:57
『 ライトセーバー?・・・・ 』
ナオミは、レイアの差し出す、それに伸ばした。
その物体は、ナオミが触れると、ブーンという電子音を発し、光の刃を生じた!
見かけより、かなり重い、そして激しく小刻みに振動する、光の剣。
ナオミは、両手で支えるのがやっとだった。+4
-0
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561. 匿名 2017/01/08(日) 16:31:54
>>560
その振動は、増々大きくなり、光が激しく揺らぎだす!
『い・・いかん! フォースが暴走している!!』
ダースベーダーは、ナオミから、その制御不能の光の剣を、奪い取ろうと、
一気に間合いを詰める!!+3
-0
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562. 匿名 2017/01/08(日) 17:49:01
>>561
そして、ダースベーダーが、ナオミに飛びかかった、その瞬間・・・
ルーク・スカイウォーカーのライトセーバーは暴走した!!!
+3
-0
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563. 匿名 2017/01/08(日) 18:00:43
>>562
数秒後、ダースベイダーは、ナオミからライトセーバーを奪い取り、暴走を静めた。
ダースベーダーは、しばらく黙って、そのライトセーバーを見つめている。
ナオミたち・・・レイアも、涼子も、そしてドビーも無事だ。
しかし、レゴになったストームトルーパーは、全滅・・みんなバラバラ・・・
+4
-0
-
564. 匿名 2017/01/08(日) 18:24:40
『愚かな・・・フォースのコントロールも出来ない者が、
こんな癖のあるライトサーバーを使うなんて・・・・』
ダースベーダーは続けた。
『ライトセーバーには、それを創ったジュダイの性格が顕著に表れる。
このセーバーを作ったものは、繊細な正確さよりも極限の豪力を、
そして、持続的な力より、一瞬の力を目指している。
それも・・かなり極端に・・・・ 』+4
-0
-
565. 匿名 2017/01/08(日) 18:38:44
>>564
『おそらく、自らの実力を遥かに超える相手を、打ち負かす事のみを考えて創られたのだろう。』
ダースベーダーが、そこまで言い終えたとき、
『それは、兄のライトセーバーです!』
レイア姫は、ダース卿を、鋭く睨みつけながらそう言った。+5
-0
-
566. 匿名 2017/01/08(日) 18:55:50
>>565
ドビーは、レイア姫とダースベーダーを元の姿に戻した。
『 ベーダー卿! 私を、お忘れだったようね! 』
と、レイアが言うのを、ダースベーダーは、
(そりゃ、レゴサイズで、美少女戦士に成ってりゃわからんだろ?!
と言いたい気持ちを抑え、)
『レイア姫。貴女の反抗的な思考は、この星に近づきつつある時から気付いていましたよ。』
+3
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567. 匿名 2017/01/09(月) 03:16:00
レイア『なんですって!?美少女戦士になってた私がわからなかったっていうのね!?』
ダースベイダー『えぇー⁉︎そこ⁉︎』
+4
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568. 匿名 2017/01/09(月) 09:56:58
>>567
『そうよ! お父さまは、いつもそう!』
レイアは、捲し立てた。
『 小学校の学芸会の時だって、私主役だったのに来てくれ無かった!
しかも、その時のビデオみても、お父さまったら、私を見つけられなかった!』+4
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569. 匿名 2017/01/09(月) 09:58:13
+4
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570. 匿名 2017/01/09(月) 10:01:28
+4
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571. 匿名 2017/01/09(月) 10:06:35
+4
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572. 匿名 2017/01/09(月) 10:09:48
>>571
レイアの剣幕に、ダースベーダーが狼狽えている隙に、
ナオミ、涼子、そしてドビーは、こっそりその場から消えていた・・・・+2
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573. 匿名 2017/01/09(月) 13:52:30
涼子『なによ!あれ!結局あたし達壮大な親子ゲンカに巻き込まれてたってこと?』
涼子は走りながら怒っていた。
ナオミ『まぁまぁ涼子。きっとあの2人は話し合った方がいいのよ。色々と。
それよりもこの隙に地球侵略をどっちみち防がなきゃいけないから、司令室まで走るわよ。涼子ハッキングお願いね!』
涼子『OK!まかせて!あたし失敗しないから!』
ナオミ『さすが!失敗しない女!ドクターばつ……おっと!いけない禁句を言うとこだった(;´Д`A』
涼子『聞こえてるわよ…(−_−;)まぁいいわ。(でもしっかりナオミにゲンコツをくらわす。)それよりソロ達はどうしてるのかしら』+3
-0
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574. 匿名 2017/01/09(月) 15:30:08
『R2、至急ナオミさまに、指令室までの最短ルート情報を、送信して下さい。』
『ピィ~コピィ・・ジジ・ピッピピピコピィ..ピコピッ?』
『ええ、もちろん、入口ロックは解除です。
それと、いまハンソロさまが、どちらにいるか、わかりますか?』
『ピコ?・ピィ・・・ピピィコピ!!!』
『え? 今、動力室で・・・・何ですって!? それは、たいへんだぁ!!』+5
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575. 匿名 2017/01/09(月) 16:22:29
ハンソロ『おい、変なとこに来ちまったぞ? チューイ、あれなんだと思う?』
チューバッカ『ウッォ? ホホォァ~?』
ハンソロ『おっ!? ドロイドたちからの通信だ!』
C3-PO『ソロさ・! そこ・・動力室・・・・・けっし・・超物質反応炉・・らな・で・・ぇ!!』+5
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576. 匿名 2017/01/09(月) 18:56:08
>>575
『おいおい・・よく聞こえなかったぞ?・・・・触るなって言ってたのか?
俺は、そんなに不注意じゃないぞぉ! 失礼なドロイドだなぁ.。o○』
その時、後ろから、声が聞こえた・・・・・・+4
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577. 匿名 2017/01/09(月) 18:59:35
+4
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578. 匿名 2017/01/09(月) 22:14:19
ハンソロ 『よし! 俺たちの役割は攪乱だ!派手に行くぜぇ!』
チューバッカ 『ウォォーン ウォ♪』
ハンソロの撃つ銃の威力は、輪ゴム程度^^;
しかも、装甲服を着用しているトルーパーには何の効果もない。
ハンソロたちは、トルーパーの周りを、ちょこまか逃げ回り、
そして、その部屋に逃げ込む・・・・+4
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579. 匿名 2017/01/09(月) 23:23:49
+4
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580. 匿名 2017/01/10(火) 00:14:10
しかし、そこでドビーの魔法は解け
ハンソロとチューバッカの2人は元のサイズに戻った!
ハンソロ『元のサイズに戻ったなら、こっちのモンだ!冷凍保存されて身体がなまってやがるからな!ウォーミングアップにはちょうどいいぜ!行くぜ!チューイ!』
チューイ『ウォォーーン\\\\٩( 'ω' )و ////』+4
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581. 匿名 2017/01/10(火) 07:26:16
+3
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582. 匿名 2017/01/10(火) 07:34:09
そんなこんなで銃撃戦を繰り返し
気がついたらストームトルーパー達は皆床に倒れていた。
それを見たハンソロはあることをひらめく。
ハンソロ『そうだ!こいつの武器と服をぶん取って中に侵入しようぜ!そしてアイツらもびっくりさせてやろうぜ!』
そういうと1人のトルーパーの身ぐるみを剥ぎ、銃の試し撃ちをはじめた。
チューイは少し呆れ顔の様子だ。+4
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583. 匿名 2017/01/10(火) 09:28:49
『ピィ? ...ピ~コピィ・..ピコピッ!!!!!』
『え?! ソロさまが、動力室で警備兵に見つかったぁ?!
けっして超物質反応炉に近寄らないでって言いましたのに!
もしも反応炉が暴走でもしたら、この星の形が変わる・・・』
『ピコピコッピ~ィ!!!! ..ピコピッ!!!!!』
『なんですと! 戦闘中!! 反応炉の操作盤を破壊したァ?!
な・・なんてことを!! 星が壊れるぅ~!!!』+3
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584. 匿名 2017/01/10(火) 09:49:34
その頃、ナオミ達は、ドビーのレゴ魔法のおかげで、あっさりと指令室を占拠していた。
涼子『カタカタカタ・・ピッ・・・だいたい操作方法は解ったわ!
それじゃ、さっそく次元灯台のプログラム改ざん作業に移るわ!』
ナオミ『あっ! 待って、いまC3から通信が来たわ・・・・・
えっ!!!何ですって! ソロたちが・・そんなぁ~!?』+3
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585. 匿名 2017/01/10(火) 12:45:47
>>584
C3の報告を聞き終えた涼子は、
『反って好都合化も・・・』
『えっ?』
『だって、そうでしょう? いま帝国艦隊を全滅させたとしても、
この前線基地が残っていれば、地球は安心できない。』
『でもこの星(イオ)は・・・・』
『そう、ここで超物質反応炉ば爆発すれば、
この一帯は、巨大なクレーターになる。
そして、その衝撃で星全体の火山帯は一斉に活性化し、
地表は溶岩に溢れ、大気圏は噴煙に覆われるわね。』
涼子は、続けた。
『でも、それって、イオが、元の二酸化硫黄90%の死の星に、戻るだけよね。』+3
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586. 匿名 2017/01/10(火) 13:08:57
+4
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587. 匿名 2017/01/10(火) 17:22:17
涼子は、続けた。
『帝国軍艦隊を木星深部にワープアウトさせるための、
次元灯台のプログラムの改ざんは、私が30分でやるわ!』
『だから、ナオミは、レイアや、ソロたちと合流して、
ミレミアムファルコンの発射準備をしておいて!
私も、ここから、できる限り援助するから!!』
涼子は、そう一息に言い切ると、次元灯台のプログラム解析作業に戻った。+4
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588. 匿名 2017/01/10(火) 18:04:53
C3-PO『あ!ナオミさま.....ええっ!! この衛星イオが爆発する!!』
『あ・・まだ1時間あるんですね...それまでにレイアさまと、ハンソロさまと合流、
・・ミレミアムファルコンの発射準備ですね! 了解です!
いま、レイアさまと、ハンソロさまは・・・・・』
+4
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589. 匿名 2017/01/10(火) 18:17:18
『お! C3か・・なに? レイアを迎えに行けぇ? で・・赤いバラ????
なんだぁ? プリンス・エンディミオン??・・地球が守護星???
キャンディ????・・・なに言ってんだぁ? おまえ?!』
+4
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590. 匿名 2017/01/10(火) 18:23:36
+4
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591. 匿名 2017/01/10(火) 18:29:54
ダースベイダーは、反射的に怪しい人物に、ライトセーバーを向け、
『何者だ、おま・・・・・』と言いかけたところを、
レイア姫に蹴飛ばされ・・・・・・・・・
レイア『あっ! 貴方は、タキシード仮面さま♪』
+4
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592. 匿名 2017/01/10(火) 18:32:14
+4
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593. 匿名 2017/01/10(火) 18:39:03
『レイア姫♪ 美しいアナタに、こんな殺伐として戦場は似合いません♪
さあ行きましょう!』
タキシード仮面は、レイアをお姫様抱っこして、華麗に走り去った!
呆然と、一人取り残された、ダースベーダーが我に返るまで数分を要した。o○+4
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594. 匿名 2017/01/10(火) 18:49:14
既に、追っ手のいないことを確認したタキシード仮面は、
レイア姫の耳元で、そっと、つぶやいた・・・・
『お美しいレイア姫・・・貴女、またお太りになりましたね。』
反射的に放ったレイアの右ストレートを、まともに受けたタキシード仮面は、
キャンディ(>>531)効果が消え、ハンソロに戻った。+4
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595. 匿名 2017/01/10(火) 19:02:56
しかし、ハンソロはレイアの目を見つめ
『全くしょうがねぇ奴だな。お前のヒステリーに付き合えるのは俺くらいだぜ。
いいから少し黙ってろ!』
と口をふさいだ!!
この様子をナオミ、涼子、C3、R2、チューイ
そしてダースベイダーにしっかりと見られていた!+4
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596. 匿名 2017/01/10(火) 21:40:05
+4
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597. 匿名 2017/01/10(火) 21:42:44
やったー! 間に合ったー♪
+5
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598. 匿名 2017/01/10(火) 21:54:53
+4
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599. 匿名 2017/01/10(火) 22:01:28
+4
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600. 匿名 2017/01/10(火) 22:13:09
レイア『お・・お父さま! なんで、ここにいるの!?』
ダースベーダーは、少し困ったような様子で言った。
『なんでって、おまえ・・・おまえに変な虫が憑かないか、心配だからに決まってるじゃないか!』
レイア『仕方ないわねぇ! でもこれからは・・・』
+3
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601. 匿名 2017/01/10(火) 22:17:47
ハンソロの運命やいかに(^^♪
+5
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602. 匿名 2017/01/11(水) 06:57:18
今までの経緯
1~100 新春早々、街の様子がおかしい 【完了】
101~200 ボクの悪い癖 【完了】
201~300 いたずらな魔法生物 【完了】
301~400 ワタシ失敗しないので 【完了】
401~500 契約偽装結婚 【完了】
501~600 フォースのご加護を 【完了】
601~700 ゾンビウィルス拡散 < 進行中! >
701~800 謎の巨大生物から首都を守れ!
801~900 空飛ぶクジラ出現!
901~1000 君の名は。。。?+4
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603. 匿名 2017/01/11(水) 06:58:19
第 7 章
---- 601~700 ゾンビウィルス拡散 -----+4
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604. 匿名 2017/01/11(水) 09:51:00
+4
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605. 匿名 2017/01/11(水) 11:36:30
『ええと・・・確かこの辺なんだけど・・・』
ナオミは、GPSで、羊男が指定した場所を探すが見つからない。
どうやら、大きなビルと、ビルの隙間の細い道の奥らしい。
(※ナオミは、>>513のセリフより、
物語トピ(地球滅亡編)の後半の主要人物(>>455)と特定しました。)+5
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606. 匿名 2017/01/11(水) 11:47:40
『あっ! あれじゃない?』
と、涼子が指さした場所は、都市計画の失敗で、
四方を大きなビルに囲まれた、古いレンガ造りの建物だった。
その建物の地下が、指定された場所だ。+4
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607. 匿名 2017/01/11(水) 12:28:13
その建物の地上部分は空き家のようで、薄暗かったが
エレベーターの周りだけは明るかった。
涼子は、そのエレベータを、少し調べ、
『このエレベータ・・新型よ。 超高層ビル用の高速タイプ。』
と言ってから、エレベーターに乗り、ナオミは、それに従った。
フワーとした感覚・・30秒ほどで、エレベーターは止まった。+5
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608. 匿名 2017/01/11(水) 14:04:05
+5
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609. 匿名 2017/01/11(水) 18:42:18
『今回は、素晴らしい、ご活躍でしたね。』
羊男はそう言うと、カクテルを二つ、二人の前に置いた。
『これでもう帝国軍は、地球侵略を諦めたの?』
というナオミの問いに、羊男は答えた。
『今回の件で、銀河帝王シディアスは、かなりご立腹だったそうですが、
大好物のゼリービーンズを、何者かに"百味ビーンズ"にすり替えられ、
ゲロ味ビーンズを食べたことにより、寝込んでしまいました。
それを機会に、ダースベーダーさまも、帝国軍をお辞めになったとか。』+5
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610. 匿名 2017/01/12(木) 06:49:08
「百味ビーンズ」→「ドビー」→「レイア姫」→「ダースベーダー」→「シディアス」
と、頭の中で図式を描き、涼子は思った。
" 実行犯はダースベーダーで、主犯はレイアだな!"
涼子『今日は、それを言うために、私たちを呼んだの?』+5
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611. 匿名 2017/01/12(木) 11:22:25
すると、羊男は『今まで黙っていましたが・・・』と言って、
羊のマスクを取った。
『ボク、宇宙人なんです!』
・・・・・・+5
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612. 匿名 2017/01/12(木) 11:36:51
>>611
羊男の、突っ込みどころ満載のとぼけたセリフと、その姿に、
ナオミと、涼子は、言葉を失った。
確かに、今回の件で、羊男が地球外生物であることは容易に想像できた。
でも、我々ハ宇宙人ダ・・・などと、
自分を『宇宙人』と自己紹介するなど、お笑いのネタでしかない。
しかも、その、いかにも「宇宙人」らし過ぎる容姿。
もっとグロテスクで独創的な方が説得力が有る。
(もっとも、レイアやハンソロは地球人型だったけど・・)
こんなベタな展開になるとは・・・+5
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613. 匿名 2017/01/12(木) 12:12:02
>>612
『ボクは宇宙で生まれたんです。』
そんな、ナオミと涼子の考えを読んだかのように、
"羊男だった者" は、続けた。
『ぼくが生まれたのは、星雲間探査艇の中です。
その探査艇は、銀河系の外の星雲から数千万年前に発射されたものです。
この探索艇は、数々の惑星を巡り、生命の起源を探っていました。
私は、その探査艇のAIによって、有機物端末の一つとして創られました。
この体は、有機物生命体が生息できる環境全般に対応できる汎用タイプです。』
"羊男だった者" は、ひと息いれてから続けた。
『ボクは、宇宙で生れた、どの惑星にも存在しない知的生命体です。
ですから、" 宇宙人 "としか形容できないんです。』+5
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614. 匿名 2017/01/12(木) 13:16:44
>>613
ナオミと涼子は、今度こそ本当に驚いた。
銀河系外の探査艇?!
AI(人工知能)が、知的生命体を創造した!?
しかし、本当に驚愕すべき事は、
次に、"羊男だった者"が、話した内容だった。+5
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615. 匿名 2017/01/12(木) 13:28:34
>>614
『ここからが、貴女たちを、ここにお呼びした要件です。
探査艇のAIは、この惑星-地球で、今までにないウイルスを発見しました。
このウイルスは、感染した者に" 不完全な不死の肉体 "を与えます。』
『そして、このウイルスは・・・人工的に作られたもののようです。』+5
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616. 匿名 2017/01/12(木) 13:51:06
+5
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617. 匿名 2017/01/12(木) 18:56:15
しばらくナオミと涼子が歩いてると
女子大生二人組とすれ違い、こんな会話が聞こえてきた。
女子大生A『あー今日1限から出てマジ疲れたんだけどー!なのにこれからキャバでバイトじゃん?酔っ払い相手にしたくねーつーの!行きたくねぇー!』
女子大生B『まぁまぁ(^^;; 2月にボード行きたいからやるって言ってたじゃん?
あともうちょいだし、頑張ろうよー。
ところであんた、腕のキズどうしたん?』
女子大生A『あー…これ?なんか今日さー。キャンパス内の大木んとこに子供浸入しててー。すぐに警備の人に連れてかれてたけど…』+5
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618. 匿名 2017/01/12(木) 21:56:29
>>617
ナオミは、幼女に噛みつかれた言う女子高生に目を向けた。
すると突然、背筋に悪寒が走った!・・・何だろう?・この違和感は・・・
『涼子・・あの子、どう見える?』
と、ナオミは、今すれ違った少女を震える手で指さす。
涼子は、ナオミの態度を不審に思いながらも、その少女に目を向けた。
真冬にしては薄着のようだ・・寒くはないのだろうか?
絆創膏を貼った腕も隠そうとはしない。
吐く息も、白くないようだ・・・こんなに気温も低くのに?
あれ?!・・・・・瞬きを・・していない?
涼子は、さり気なく、その少女に気付かれないように、並んで歩いていた。
その間、4~5分・・その少女は瞬きをしていない?!+3
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619. 匿名 2017/01/13(金) 09:47:56
( ※ >>618の"女子高生"は、"女子大生A >>617 "の間違いです。)
涼子は、足を止めた。 " 瞳孔も開いたままだ・・・・? "
少女は、そんな涼子を気に留めることもなく、連れの少女と、歩き去っていった。
その時!!
キキキキキキィィィキッィーーーーーーーーーー!!!!
凄まじいブレーキ音とともに、一台の車が、涼子の目の前を通り過ぎ、
そして、少女たちを!!!!+4
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620. 匿名 2017/01/13(金) 14:57:17
信号無視で、スクランブル交差点に突然侵入した車に、周りは騒然となる。
2人の女子大生を含み、数名が巻き込まれたようだ。
その車は今、女子大生の一人を引き摺ったまま、
信号機にぶつかり止まっていた。
車の運転席からは、誰も出てこない。+3
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621. 匿名 2017/01/13(金) 15:25:53
しかし、車の下から声が聞こえる。
『なによぉ~?! 痛いじゃないのぉ! もぉ~信じらんない!!!』
これを聞いた数名が、車に走り寄る。
「おい!、まだ生きてるぞ!」
車の下から、女子大生が、這い出してきた。
しかし、その首は、あり得ない方向に傾いている。
「おい! 大丈夫か!」と、助け起こそうとする男性の首筋に、
女子大生は、いきなり噛み付いた!!
+5
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622. 匿名 2017/01/13(金) 18:02:38
女子大生『い、い、いだいじゃないのぉぉ〜…』
ガリッ ガリッ…
一部始終を見て呆気にとられていたナオミと涼子は
今度は別の方で上がった悲鳴の方に振り向くと
ベビーカーで赤ちゃんを連れていた若いお母さんが泣き叫んでいた。
『◯◯ちゃん!?どうしてぇ!?何があったの!!』
赤ちゃんはZQNと化していた…+5
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623. 匿名 2017/01/13(金) 21:36:50
狂暴化した女子大生は、すぐに数人の男たちに取り抑えられた。
しかし、今度は噛まれた男が、狂暴化し人を襲っている。
赤ん坊に噛まれた母親も、今は、次なる犠牲者を探している。
噛まれることにより感染する疫病のようだ。
『とにかく、この場から逃げないと!』
と、涼子がナオミの手を掴んで走り出したとき・・
停車中の車から、血走った形相の女が飛び出し2人に襲い掛かってきた!+6
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624. 匿名 2017/01/13(金) 21:53:54
その時、一羽の巨大なフクロウが舞い降り、その女を攻撃し始めた。
その隙に、ナオミ達はその女から逃れ、走った。+5
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625. 匿名 2017/01/13(金) 22:22:16
ナオミ達の前に、一台の白いバンが止まった。
『二人とも、早くこれに乗れ!』
ジョナサンだった!
ナオミと京子が、急いで飛び乗ると、バンは猛スピードで発進した。
『ジョナサン! 今まで何処にいたのよ!』
と怒鳴るナオミに対し、
『俺は、ずっとこの街にいたさ。お前たちこそ何処行ってたんだ?』
と、ジョナサンは静かに応じた。
あ!そうだった。この街を・・いや地球を離れていたのは私たちの方だった^^;
とりあえず私たちは、今まで互いの身に起こった事の情報交換をすることにした。+5
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626. 匿名 2017/01/13(金) 23:02:05
ナオミ『ねえ、ジョナサン。あなた、あの奇病についてどの程度知っているの?』
ジョナサン『あの奇病は、少し前からネットの掲示板で話題になっていた。
ネットでは、あの奇病の発症者の事をZQNと呼んでいる。』
涼子『ZQN? どういう意味なの?』
ジョナサン『さあ? あまり深い意味はないらしい。もっとも呼称など、どうでもいい。
この奇病についてだが、まず血液感染らしい。
噛まれるなどして、血液中に病原体が入ることで感染する。
次に、発症期間だが、個人差は有るが、感染したら短時間に発症することが多い。
発症したら、不死に近い肉体を持つ。腕や胴体を切り刻まれても活動できる。
しかし、発症前の記憶、人格は、ほぼ失われている。
しかし、ごくまれに、感染しても発症しないことが有るらしい』+4
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627. 匿名 2017/01/14(土) 11:41:29
ナオミ『腕や胴体を切り刻まれても活動できる、不死身に近い肉体か・・
羊男の言っていた" 不完全な不死の肉体 "のようね。』
ジョナサン『羊男?』
涼子『そう、ジョナサンは知らなかったわね。羊男は、
銀河系外の遠い星から来た探査艇のAIにより創られた、人口生命体なの。
それでね・・・・・・』
その時、車内の小型テレビが、臨時ニュースを伝えた。
≪ 本日早朝、各地で、正体不明の奇病発症者(通称ZQN)が大量発生しました。
この件について、政府は緊急対策本部を設け、街全域に対し外出禁止令を発動しました。≫+5
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628. 匿名 2017/01/14(土) 17:53:35
ナオミ『なんで急に、こんなことに?・・・』
涼子『・・ねえ、これって去年起こったゾンビ現象に似ていない?』
ナオミ『え?!』
ジョナサン『確かに、死体のような人間が人を襲う、という点では同じだ。
しかし、あれは汚染食品が原因で、二次感染は無かったはずだが・・』+5
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629. 匿名 2017/01/14(土) 17:57:27
※ 参 考
< 第一回目の物語トピからの情報 >
<ゾンビ現象>
●ゾンビ体(ノーマルタイプ)
1.感染経路
某コンビニで販売された汚染チキンにより感染(?)
現時点では、ゾンビ体からの二次感染は確認されていない(?)
2.外見的特徴
感染者を見たものは、一様に"ゾンビだ!!"叫ぶことから、
一目でわかる特徴を有すると思われる。
「どす黒く死人のように変色した皮膚」との証言もある。
3.知性
感染者本人からの僅かな証言から、
知性や記憶を持ち続けている個体が存在する。
また「平和に暮らすゾンビ家族」がいるとの報告もある
4.その他と特異性
集団となったとき、同じ行動、同じ発声をすることが有る。
カラスを引き寄せる、カラスを食べるとの目撃証言もある。
●ゾンビ体の昏睡現象
ゾンビ薬らしきものを飲込み、白く変化したカラスの羽を、
食したゾンビ感染者が、昏睡状態となる現象。
この状態となったゾンビ体は、健康そうな色合いを回復し、健常者が安らかに眠っているよう。
●進化型形態
1.ノーマル・タイプ
ゾンビ体が、昏睡現象を経て変異した形態。
昏睡状態の感染者60体のうち30体が変異。
(進化型形態への変異率は50%?)
背に鳥類の翼状の組織を有し、飛行可能。
頭髪も、白く長く変化するらしい?
男女の変異体がいる。
固有の人格及び、過去の記憶を有しているかは現時点では不明。
2.ジョナサン・タイプ
ジョナサン(人格・記憶等を引継いだ"大佐の息子"のクローン体)が、
" 謎の女 "から受取ったフライドチキンにより変化した形態。
外見は「ノーマル・タイプ」と同一だと思われるが、頭髪の変化は未確認。
従来の人格・記憶を保持しているらしい。
さらに「大佐の死んだ息子」の失われた記憶も再生された??物語を作って1000を目指すトピgirlschannel.net物語を作って1000を目指すトピみんなで協力して話を完成させましょう! コメント100ごとにストーリーの設定をしていますので、みんなでハリウッドにも負けない超大作を作ろう! 1〜100 最近町の様子がおかしい 101〜200ゾンビ襲来 201〜300混乱と絶望 301〜400...
+6
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630. 匿名 2017/01/15(日) 09:40:00
>>628
ナオミ『どこまで行くの?』
ジョナサン『とりあえず、この街を出よう! まもなくこの街は封鎖される。』
涼子『そうね!この奇病の拡散を防ぐ為に、すぐに非常線が張られるでしょうね。急がなきゃ!』+4
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631. 匿名 2017/01/15(日) 12:09:27
+3
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632. 匿名 2017/01/15(日) 14:32:12
+4
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633. 匿名 2017/01/15(日) 18:35:34
+3
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634. 匿名 2017/01/15(日) 20:31:03
『ここで、俺たちは選ばなければならない。』
ジョナサンは、ナオミと涼子に問いかけた。
『このまま、この街を出ることは出来る。
バンの荷台には、ヒッポグリフと、ドラゴンの仔がいる。
だから、非常線が張られても、強行突破することも、空から飛び越えることも出来る。』
『それとも、このままこの街に留まるか?
そして、この異常事態に立ち向かうのか?』+3
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635. 匿名 2017/01/16(月) 21:13:47
酒場風の休憩所、客は一人もいない。それどころか店員も・・
ナオミ『もし、私たちがこの街に留まったとして、何ができるの?』
ジョナサンは、三丁の拳銃をテーブルに置いた。
ジョナサン『モデルガンを改造したもので殺傷力はない。
しかし、この拳銃の弾丸には、ZQNの代謝機能狂わせ、
眠らせる薬品が入っている。』
涼子『ZQNの代謝機能を狂わる?・・・
ジョナサン、何故あなたが、そんなもの持っているの?』+4
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636. 匿名 2017/01/17(火) 11:14:58
ジョナサンは、言葉を選びながら答えた。
『俺は・・前回のゾンビ事件(>>629)の調査チームにいた。
この薬品は、その時にゾンビを昏睡状態にした薬を改良したものだ。』
ナオミ 『ZQNは、その時のゾンビと同じだと思うの?』
ジョナサン 『前回のゾンビ現象は、
汚染食品により通常細胞が不完全な万能細胞に変異し、
代謝機能が暴走した事による疑似的な不死現象だと、
"俺たちの調査チーム"は、結論した。』
ジョナサンは、一息入れて続けた
『DQN現象は、それをウイルスが行っていると、調査チームは考えている。
そして、おそらく、そのウイルスは、人為的に作られたものだ!』+3
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637. 匿名 2017/01/17(火) 13:55:39
"・・人為的に作られたものだ・・・"
その言葉を聞き、ナオミは、羊男(>>611)を思い出した。
≪このウイルスは・・・人工的に作られたもののようです。( >>615 )≫
そして、最後に羊男は、私たちにカクテルを作ってくれた。
≪これは、そのウイルスのワクチン・・のようなものです。
これを飲むことで、貴女たちは、そのウイルスから害を受けることはありません。≫
そう、その時、私はこう思ったんだ。
" 害を受けることはない? 発症しない・・じゃなくって? "
+4
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638. 匿名 2017/01/17(火) 16:04:28
涼子は、拳銃(>>635)の一つを手に取った。
モデルガン?・・少し軽いが、重厚な造りだ。
弾丸は、薬品を入れたカプセル状のもの。
おそらく、標的に当たると炸裂し、薬品をぶちまけるのだろう。
涼子『これでどうするの? まさかZQNの群れに飛び込んで、
一匹ずつ狩っていく訳じゃないわよね?』+5
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639. 匿名 2017/01/18(水) 10:02:43
『このウイルスを創った人物に、心当たりがある。
先ずは、そいつの研究所に行く。』
ジョナサンは、そう言って、同意を求めるため、
ナオミと涼子を交互に見た。
『そうね、ここで何もしないでいるより、行動しなきゃ!』
そう言って、ナオミもモデルガンを手にする。
三人は、ZQNが猛威を振るう街に、引き返すことにした。+4
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640. 匿名 2017/01/18(水) 12:08:15
外出禁止令(>>627)が発令されている街は、人っ子一人いない。
ジョナサン達を乗せた白いバンは、無人の街を走る。
ZQNたちも見つからない。
人気のない街中から離れ、獲物を探しに行ったのだろうか?
それとも、暗がりで眠っているのだろうか?+4
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641. 匿名 2017/01/18(水) 21:34:03
散弾銃の音が響いた!
ビル内のコンビニから、少女の手を引いた男が飛び出してきた。
その後を、2体のZQNが追って来る。
ジョナサンは、急いでハンドルを切った。
男は、散弾銃で、一体のZQNの足を吹き飛ばすが、
別のZQNが、男に飛びかかる!
一瞬早く、ジョナサンの運転する白いバンが、そのZQNを跳ね飛ばす。
『早く乗って!』
涼子は、助手席から飛び降り、バンの後部ドアを開け、男と少女を押し込んだ。
既にドビーは、ヒッポグリフと、魔法で姿を消していた。
足を砕かれたZQNが、信じられない速さで、手だけで這い寄ってくる!!
バンは急発進した。+3
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642. 匿名 2017/01/19(木) 10:21:48
『いったい何が起こってるんだ!!』
バンの車内で、泣きじゃくる娘を抱きながら、父親は叫んだ。
左肩を怪我しているのだろうか、破れたシャツの肩口から血で滲んでいる。
ジョナサンは、モデルガンを握りしめた。+3
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643. 匿名 2017/01/19(木) 17:34:53
『どこか怪我してるの?』
ナオミは、父親の肩口を調べる。
ぐっしょりと血で汚れたシャツを脱がすと、そこには・・
ナオミ『あなた・・噛まれたのね!』
父親『ああ、あのバケモノ、いきなり飛び出して来やがった!』
まだ、意思疎通は出来るようだ。
ZQNウイルスは、血液感染(>>626)らしい。
潜伏期間には個人差が有るとか・・
感染率は、どうなんだろう?
噛まれたら、必ず感染するんだろうか?+3
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644. 匿名 2017/01/19(木) 17:50:44
この少女には、外傷はない。
取りあえず、この子は遠ざけないと・・
『お嬢ちゃん♪ お父さんの手当するからちょっと離れてね♪』
ナオミは出来るだけ優しく引き離そうと思ったけれども、
少女は、父親にしがみ付いて離れようとしない。+3
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645. 匿名 2017/01/20(金) 09:34:21
取りあえず、ナオミは、少女をそのままに、父親の傷口を消毒し包帯を巻いた。
『君たちは、何処に向かっているんだ?』
父親は聞いた。+2
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646. 匿名 2017/01/20(金) 10:20:36
ジョナサン『○○研究所に、向かっている。』
父親『・・確か・・○○研究所は、去年、閉鎖されたんじゃなかったかな・・?』
・・・
・・・
その時、車内のテレビが、臨時ニュースを告げた。
≪本日○○時○○分に、政府が緊急事態宣言を発令しました。
○○地区・・・・街は完全に隔離・・・外出禁止令に違反した場合は・・・
・・・閉鎖地区内の全権は・・・特殊医療部隊が、派遣され、
街に取り残された市民の安全な生活を支援・・≫+2
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647. 匿名 2017/01/20(金) 18:03:50
父親『街が封鎖・・・もう出られないってことか?』
と言った、その時、
上空からヘリコプターが近づく爆音が、聞こえてきた。
『そこ・・白・・バン!・・ここ・・制限地区で・・、閉鎖地区内・・・
緊急事態・・・直ちに・・・停止し待機・・・!!』
大音量のスピーカーで、なにやら喚いている。
先ほどテレビで言っていた"特殊医療部隊"とやらであろうか?
あまり関わり合いに成りたくないが、今は、この父娘の事もある。
好都合かもしれない。
ナオミが、そう思ったとき・・+3
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648. 匿名 2017/01/20(金) 22:36:40
ヘリコプターの、ローター音が徐々に不規則になり、機体が大きくグラつく。
様子が変だ?・・と思っていると、突然、大きく傾き、、そのまま・・・・!?
爆音とともに、交差点の真ん中に墜落した!!!+4
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649. 匿名 2017/01/20(金) 23:07:32
ジョナサンは、急ブレーキをかけた。
ヘリコプターは、バンの進行方向を遮るかのように、炎上した。
ジョナサン達は、車から降り、しばらくその様子を見ていると、
炎の中に人影が?
生存者か? と思った瞬間、
それは突然、炎から飛び出し、こちらに向けて、走り出した!
ZQNか?!+4
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650. 匿名 2017/01/21(土) 12:03:05
その時、ナオミの背後から散弾銃の爆音が聞こえ、ZQNが吹き飛んだ!
ナオミが振り向くと、父親が散弾銃を構えている。
その少し後ろで少女が一人震えている。
涼子は、少女を抱きかかえ、急いでバンの車内に飛び込む。
撃たれたZQNは、少しの間モゾモゾと、もがいていたが、
すぐにこちらに、高速で這い寄ってくる!
『早く!』
ナオミは、父親を促し、バンに飛び乗る!
バンは、急発進し、反対方向に走り出した。+3
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651. 匿名 2017/01/21(土) 17:25:57
ゴホッ!・・ゴッゴホッ!
車の中で、父親が咳き込む。
父親『少し、頑張りすぎたようだ(笑)』
自嘲気味の彼を、ナオミ達は緊張して見詰めている。
土気色の肌、充血した真赤な目・・
既に変化が始まっているのだろうか?
うしろでは、涼子が少女を抱きしめている。
少女は、父を心配そうに見詰めている。+4
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652. 匿名 2017/01/21(土) 22:25:32
『パパ、お水飲んで』
少女は父親に水の入ったペットボトルを差し出した。
『おぉ、すまない、ありがとう』
父親は受け取ろうとしたが、腕に力が入らないらしく
ペットボトルを落としてしまう。+5
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653. 匿名 2017/01/22(日) 13:37:51
少女が、慌ててそのペットボトルを拾おうとするのを
涼子が抱き止める。
そして、ナオミが、そのペットボトルを父親の口元に持っていく。
父親は、ゴクゴクと、三口ほど飲んでから、
『ありがとう(笑)』
と、気丈に微笑んだ。
まだ意思の疎通は出来る・・でも・・
ナオミは、運転中のジョナサンを、問いかけるような眼差しで見詰める。+5
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654. 匿名 2017/01/22(日) 17:38:26
しばらくジョナサンが車を走らせると
山道に人里離れた民家を見つける。
『あそこで少し休もうか』
と ジョナサンがナオミに提案し、ナオミは頷く。
車を停めると民家から優しそうなおばあさんが出てきた。
『あら、こんなところにお客さんなんて珍しいわね。
そこの人、顔色悪いわ。大丈夫?
お布団敷いてあげるからこっちにいらっしゃい』
+4
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655. 匿名 2017/01/22(日) 17:57:08
そして、ナオミ達は車を停め
おばあさんの案内で家の中に入ると
仏間と客間の二間続きの部屋に案内され
仏間に布団を敷き、父親を寝かすと
客間にいるナオミ達に茶と茶菓子を出す。
『これでも食べて待っていなさい』
そして割烹着に着替えると土間で何かの調合を始めた。
+4
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656. 匿名 2017/01/23(月) 10:44:37
涼子は、そのおばあさんとは、初対面ではないように感じた。
確かに、見覚えが有る・・・かなり雰囲気は変わっはいるが・・・
その部屋に並ぶ、薬品の数々、
片隅には、うず高く積まれた分子生物学と遺伝子工学の専門書の山、
そして、割烹着状の白衣、小柄な身体・・もしかして、
『あなたは、ドクター・キキ!!』
そう叫んだの涼子を、おばあさんは、マジマジと見詰めながら、
『あなたは・・・確か・・ドクター・バツ・・・』
と、言いかけたのを遮り、
『涼子です!!!』
と、彼女は自己紹介した。+4
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657. 匿名 2017/01/23(月) 11:45:04
『あぁ、そうそう涼子さんね。久しぶりじゃない。あなたが学生の頃だから何年ぶりになるかしら。まさかこんなとこで会うとはねー。』
ドクターキキはあっけらかんとした様子で答える。
涼子『これは何を煎じているんですか?』
キキ『これはこの裏庭で採れる薬草よ。
私も結婚に失敗したし、年のせいか身体を崩してねぇ…。でもある時ここの山に生えてる珍しい薬草を知って越してきたの。
そしたらみるみるうちに回復して今じゃこの通り元気よ。』+3
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658. 匿名 2017/01/23(月) 11:50:26
+3
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659. 匿名 2017/01/23(月) 17:55:08
少女は、何の疑いも持たず、
そのハーブティ風の煎じ薬を受け取り、父親の元に小走りで戻る。。
父親の枕元にいたナオミが、それをそっと受け取り、父親の口元に運ぶ。
父親は、少女に礼を言い、微笑みかけてから、煎じ薬を飲み干した。
すると、苦しげだった息遣いは穏やかになり、まもなく父親は眠りに落ちた。
静かな寝息を立ながら。+4
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660. 匿名 2017/01/23(月) 19:19:09
涼子は考えた。
私の知っているドクターキキは、
不老不死薬を作っていた研究所の首席研究者だった。
画期的研究でノーベル賞候補にも成ったが、
資料ねつ造疑惑で学会から追放された。
彼女の理論による万能細胞現象は、この彼女以外には再現できなかった。
だからすべてが虚偽だとされた。
彼女の博士号は、はく奪され、社会的地位も失っていたはずだったが、
その後、政府の極秘機関の研究所の所長に抜擢された。
(物語を作って1000を目指すトピ 1404参照)物語を作って1000を目指すトピgirlschannel.net物語を作って1000を目指すトピみんなで協力して話を完成させましょう! コメント100ごとにストーリーの設定をしていますので、みんなでハリウッドにも負けない超大作を作ろう! 1〜100 最近町の様子がおかしい 101〜200ゾンビ襲来 201〜300混乱と絶望 301〜400...
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661. 匿名 2017/01/23(月) 21:25:43
『これで、何とか峠は越えたみたいね』
ドクターキキはそう言うと割烹着を脱ぎ
客間の座布団に座り、茶をすすった。
『この男性はね。身体の中で遺伝子の異常反応を起こしてたのよ。
これは、ガン細胞なんかと同じで
ヒトの細胞の中にはDNAが存在し、そこにわれわれの遺伝子が暗号として記録されているの。
遺伝子突然変異とは、この遺伝子の暗号に間違いが生じることを意味していてね。
身近なところだと
タバコ、食物の焦げ、紫外線等、さまざまな外的要因(発がん要因)が遺伝子突然変異を引き起こすことがわかっているわ。』+3
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662. 匿名 2017/01/23(月) 21:27:20
さらに ドクターキキは続けた。
『もう少し詳しく説明すると、DNAはG、A、T、Cの4種類の文字の組み合わせでできてて。
さまざまな発がん要因により、これらの文字に間違いが生じると突然変異が起こるの。
つまり、ガン細胞と非常に酷似しているから、この薬が効いて助かったわ。
ただ、ガンとは違う点は完全に発症すると理性を失い、人を攻撃すること。
一見生きているようでも実は亡くなっていること。
抵抗力のない乳幼児や10代、20代の若者はかかったら一発で完全に発症して手遅れになるわ。』+2
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663. 匿名 2017/01/23(月) 21:32:25
『でも遺伝子学者がガンを患ったらダメね。』
と ドクターキキはふっと笑いながら、こう言った。+3
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664. 匿名 2017/01/24(火) 11:05:53
父親の枕元から離れ、ナオミが聞いた
『あの人は、回復するの?』
ドクターキキは、言葉を選びながら答えた。
『回復・・・ZQN症状については、もう発症することは無いわね。
でも、変異した遺伝子は戻らないし、ウィルスも活動したまま。』+3
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665. 匿名 2017/01/24(火) 11:32:33
ナオミ 『それは、どういう事?』
キキ 『ウイルスは、細胞を変異させる切っ掛けに過ぎないのよ。
変異細胞は、それ自体で急速に自己進化しながら増殖するの、
まるで意志を持った癌細胞のように・・
そして、その急激な進化・増殖の暴走は、感染者の記憶や自我を破壊する。
あの煎じ薬は、そんな変異細胞の代謝機能を狂わせ、緩やかな変化にするの。』
ナオミ 『代謝機能を、狂わせる薬品・・・?』
キキ 『そう・・基本的には、ジョナサンに渡したモデルガンの薬弾(>>635)と同じものね』
そう言って、ドクターキキは、いつの間にかナオミの後ろに立っていたジョナサンを見上げた。+4
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666. 匿名 2017/01/24(火) 20:41:45
その時、ナオミは、はっきりと理解した。
この家に寄ったのは、偶然ではないって。
ジョナサンが、あの時(>>639)言っていた目的地は、ここなんだ。
ジョナサンは言った。
『このような状況になることを、キキ!お前は予め分かっていたのか?!
ZQNウイルスを作ったのは、お前なのか?』
+3
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667. 匿名 2017/01/25(水) 11:51:39
キキ 『ZQNウイルスは、私じゃないわね。
でもその原理は、私のものと同じ・・』
そして、ドクターキキは、涼子に聞いた。
キキ 『涼子、 ジャンクDNAって知ってるわね?』
涼子 『染色体あるいはゲノム上の機能が特定されていないDNA領域のことですね。
当初は「無駄な領域」「ごみ領域」と考えられてきたけれど、
まだ確認されていない機能を果たしている、又は、何かのきっかけで機能するかもしれない
と、近年、見直されつつある領域です。
その割合は、生物によって違うけど、
確か、ヒトゲノムのおよそ97%は"ジャンク"であるとか。』+3
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668. 匿名 2017/01/25(水) 12:12:07
キキ『そう! そのと通りよ、流石ね♪
私は、ジャンクDNAの中に、
全ての生態組織に変わりうる万能細胞になるスイッチが有ると考えたの。
そして、考えられる限りの薬品を試し、ついに発見した!
神秘のスイッチをONにする試薬を見つけた!
と、私は思ったわ。
でも、私の論文に基づき、世界の研究機関が検証実験を行ったが、誰も成功しなかった・・
後からわかったことだけど、原因は、私の白衣にわずかに付着していた不純物だったの。
それを、私に教えてくれたのは、
国際的大企業のフィクサーが、道楽で創設した研究機関だった。
私は、その研究機関で、その不純物の正体を知り、
より純度の高い物質に精製し、私の開発した試薬に合成してみた。』+3
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669. 匿名 2017/01/25(水) 13:51:39
キキ 『そして、動物実験が開始されたわ。
逃げ出しても大丈夫なようにと、
必須アミノ酸を体内で生成できないように、
遺伝子操作した実験動物。
特定の栄養食を与えないと、数日で死ぬはずだった。
その実験動物の一匹が、飼育室から脱走した。
一週間後、研究所の敷地内で見つかったそいつは生きていた。
そう、欠けた遺伝子を、自ら修復していたのよ!
万能細胞どころか、不死に近い生命力を持ち、
自己進化できる細胞。
そんな細胞に変異させるスイッチを、見付けてしまったの!
まさに、神の領域ね!』
キキ 『狂喜乱舞する私とは裏腹に、組織の上層部は、この研究は危険と見なしたの。
残った実験動物を殺処分し、廃棄業者に引き渡した。
でも、それが食品加工業者に横流しされた結果が、前回のゾンビ事件(>>629)よ。』+2
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670. 匿名 2017/01/25(水) 14:02:28
+2
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671. 匿名 2017/01/26(木) 08:43:10
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
ドクターキキの話が終わった頃には、既に日はどっぷりと暮れていた。
少女の父親は、まだ安らかに眠っている。
ナオミ達も、今晩はここに泊めてもらうことにした。+2
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672. 匿名 2017/01/26(木) 08:47:09
その頃、森の中では・・・+3
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673. 匿名 2017/01/26(木) 12:14:32
『何か、新しい情報はないかしら?』
と、ナオミはテレビを点けた。
カチャカチャと、チャンネルを変えてみたが、
画像に若干の違いは、あるものの、すべて同じ内容だった。
この街の状況、今は完全に封鎖されているが、
少数のZQN感染者が、街から出て、多少の小競り合いは有ったようだが、
全て鎮圧されたそうだ。
ZQNの正体・・・いまだ不明らしい。
・・・・+3
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674. 匿名 2017/01/27(金) 10:06:25
ナオミは、ジョナサンを見た。
ジョナサンは、緊張した面持ちで、窓の外を見ている。
ナオミも、外を見る。
数匹の大きなフクロウが、この家を警護するかのように、
飛び回っていた。
私たちを、何回も助けてくれたフクロウ。
巨大な鳥、と言うより、着ぐるみを被った人間のようだ・・・
ナオミは、ふと、そう思った。+3
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675. 匿名 2017/01/27(金) 12:41:00
『何かいるの?』
ナオミは、ジョナサンに聞いた。
ジョナサン『ああ・・ZQNが数体!』
ナオミ『どうするの?』
ジョナサン『・・・生け捕りにする!』
と、言ってジョナサンは、薬弾ガン(>>635)を握りしめた。+3
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676. 匿名 2017/01/27(金) 15:11:55
+1
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677. 匿名 2017/01/27(金) 17:34:54
ジョナサンは、ZQNの一体に狙いを定め、撃った!
薬弾丸は、命中し、破裂し、そのZQNを薬まみれにした。
ZQNは、少しの間、身体にかかった薬品を見ていたが、やがてバタンと倒れた。
次々と襲い掛かるZQNを、ジョナサンは冷静に撃ち続けた。+2
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678. 匿名 2017/01/27(金) 17:47:26
ジョナサンが、うち損ねると、フクロウが援護した。
そして、撃たれて眠り込んだゾンビを、次々とドビーがレゴ人形に変えた。
全てのゾンビを眠らせ、レゴ人形にすると、ジョナサンは、
『それじゃ、戻ろうか。』
と、ナオミを促し、民家に入った。+2
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679. 匿名 2017/01/27(金) 19:45:11
まだレゴ設定生きてたんだ(笑)
とナオミはつぶやいた。+2
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680. 匿名 2017/01/28(土) 11:09:04
うしろで、それを聞いたドビーは、
ふふん♪ と、少し得意そうに微笑んで、ナオミを追い越し、ドアをすり抜ける。
そう言えば、ヒッポグリフ(>>239)や、光のドラゴンの雛(>>501)も、
一緒だったのよね・・出番は有るのかしら?
と思いながら、ナオミも民家に入った。+2
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681. 匿名 2017/01/28(土) 12:51:59
レゴ・ゾンビを見て、ドクターキキは目を丸くした。
ナオミ達の説明を聞き、とりあえず納得したようだが、
『それなら、薬弾丸で撃たなくても、初めからレゴにした方が早いんじゃない?』
と、ドクターキキは、もっともなことを言う。
ナオミ 『レゴに変えても、素早さだけは変わらない(>>519)の、
だからゴキブリ並みに動き回られると厄介でしょ?
それに、なぜかウィルスはレゴに成らないの・・・』
ドクターキキは少し考えてから言った。
『その魔法とやらは、生物と、それに接触する無生物を、
まとめてレゴ人形にするようね。
でも、ウィルスは生物でも、無生物でもないから、
魔法は効かないのかしら・・?』+2
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682. 匿名 2017/01/29(日) 23:27:24
レゴ・ゾンビは、表情こそ険悪なままだが、安らかに眠っている。
薬弾丸は、煎じ薬と成分が同じだという。
ナオミは、ドクターキキに聞いた。
『こいつらにも、この薬は効果が有るの?』
キキ 『こいつらも、それなりに変化し、狂暴性はなくなるわ。
でも、目覚めても、既に失われている、自我は戻らない。
生きるだけの操り人形。』+2
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683. 匿名 2017/01/30(月) 20:20:20
ナオミ『操り人形って??』
キキ 『昏睡状態に陥ったゾンビは、
進化形態(>>629)に成って目覚める。
進化形態の個体間では、
言葉でなくテレパシーのようなものでコミニケーションを取る。
そして、自我を失った個体は、自我を持った個体の意のままに動くのよ。』
+1
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684. 匿名 2017/01/31(火) 21:08:37
ナオミ『進化形態って・・なに?』
キキ『前回のゾンビ事件(>>629)では、
背に鳥類の翼状の組織が生成され、飛行可能だったようね、
頭髪などの体毛も白くなって、どこかに飛び去ったそうよ』
ナオミ『鳥の羽が生えて、飛び去った?!』
キキ『その後、目撃者がいないって事だから、
もしかしたら、その後、完全に鳥に成ったのかもね・・』+1
-0
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685. 匿名 2017/02/01(水) 13:22:57
『今日で終わりか・・・・・』
もうこの物語を完成させることは無いわね
と、ナオミは思った。+2
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