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312. 匿名 2016/09/20(火) 16:26:26
さきほどまで乾いた声でぼくを非難していた彼女は、ぼくの茹でたパスタをゆっくりと平らげるとぺろりと舌を回しながら言った。
「あなたの言うコミットメントってこういうことじゃないの?」
シチリア産の極上のオリーブオイルは、彼女の平凡な唇を艶かしい生き物に仕立てあげていた。
ぼくは何も答えなかった。頭に浮かんでいたのは、明日のパスタは茹で時間をあと2分ながくしなきゃいけないという、極端につまらないがおそらく誰も傷つけることのない教訓だけだった。+16
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