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37. 匿名 2015/10/31(土) 18:15:28
いい話じゃなくてゴメンなさい。
小学生の時、母に「会わせたい人がいる」と言われ病院に連れて行かれた。
病室には、顔色の悪い痩せこけたおじいさんが座っていて、私の手を取り「会えて良かった」と泣いていた。
誰だか分からないので何の反応も出来ずにいて、母は誰だか教えてくれなかった。
今思うと、あの人がおじいちゃんだった。
祖母と母を捨て、妾と人生を歩んだ事がゆるせなかったらしい。
私が会った時は、末期ガンで余命わずかだったみたい。
あの時、おじいちゃんだと知っていたら、違う反応ができたのに。でも、本当は母としては私と手を握る事も嫌だったのかな。
祖父が「手を握ってもいいか?」と聞いた時、母は嫌な顔をしながらうなずいていた。
私には複雑な記憶です。+20
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