ガールズちゃんねる
  • 143. 匿名 2023/11/23(木) 12:01:31 

    >>1


    『ブギウギ』スズ子のお母ちゃん(水川あさみ)、桃のシーンは脚本家の思いを反映「最後は明るく見送りたい」。(※ 注意:長文です)

    11月23日放送の『ブギウギ』(NHK総合)第39話で、スズ子(趣里)の母・ツヤ(水川あさみ)が亡くなった。スズ子に生きる喜びと芸事の素晴らしさを教えた「歌手・福来スズ子」の産みの親であるツヤと、演じる水川あさみの魅力について、制作統括の福岡利武さんに聞いた。

    「スズ子の歌に送られてツヤが亡くなりましたが、その少し前の、出征する六郎(黒崎煌代)との別れも印象的でした」と振りかえる福岡さん。

    「水川さんは本番以外でもいつも黒崎さんに『六郎、六郎』と声をかけていらっしゃって、黒崎さんも『六郎』として『お母ちゃん』に必死でぶつかっていました。ドラマだけれど、本当に親子に見えましたし、複雑で繊細な『親子の感情』が垣間見えて、素晴らしかったです。子役の六郎(又野暁仁)の頃からの積み重ねで、水川さんのなかでも、六郎への思いができあがっていましたね」と明かす。

    足立さんは、最後は明るく見送りたい、どうしたらツヤらしいお別れになるだろうかと、ずいぶん考え抜かれたようです。『ああ、もう亡くなってしまう・・・』というしんみりしたお別れよりも、ああいう予想外の展開が一瞬あったり、スズ子と梅吉(柳葉敏郎)が言い合いになって、漫才みたいになっていくことで『ブギウギ』らしい家族のかたちが描けたのではないかと思います」と、ツヤ退場のエピソードの出来に自信を見せた。

    水川あさみのオールアップ(撮了)は、病床のツヤにスズ子が「恋はやさし野辺の花よ」を歌って聴かせ、「この日、お母ちゃんは天のお星さまになりました」というスズ子のモノローグで終わる39話のラストシーンだった。

    そのときの様子について福岡さんは、「最後はツヤ、スズ子、梅吉と、家族3人だけのシーンだったのですが、撮影には『はな湯』の常連さんたちが、自分たちの出番はないのに駆けつけて見守っていました。やっぱりツヤあっての『はな湯』なんだという思いは、みんなにあったようで。カットがかかった後は、拍手が鳴り止まなかったです」と明かす。

    「ただ、みんなで来てくれたのはいいのですが、『はな湯』のメンバーが集まるとすぐバカ話をはじめるので、うるさいという難点はありました」と笑いながら振りかえった。

    最後に俳優・水川あさみの魅力を聞くと、福岡さんは「これぞ『ブギウギ』、これぞスズ子のお母ちゃんという人だと思います。明るくてさっぱりしていて、台詞に説得力もあって、いつも大きなユーモアで周りをくるんで。スズ子の『ズキズキワクワク』の源となるツヤそのままの俳優さんだと思います」と、役を演じ終えた水川を労った。

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