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449. 匿名 2021/03/06(土) 08:16:44
>>3
真面目な元上司から聞いた話をさせていただきます。
話をしてくれた人はすでに定年、再雇用も済ませて退職している方ですが、私の職場で働く前は別の職場で働いていたらしく、その時のお話です。
元上司、と言うのもあれなので、Aさんとします。
聞いた話をなるべくそのままお伝えしたいので、所々主観のような書き方になってしまいますがご了承ください。
前置きが長くなりましたが、Aさんが働いていたのは九州で、海に近いこともあり職場に釣り仲間がたくさんいました。
その中の一人、Sさんは特に大の釣り好きで、免許(小型船舶?)を取り個人で船も待ち暇さえあれば大量の魚を釣ってきました。
仕事よりも釣りに熱心な、気さくな方だったようです。
そんなSさんに、ある日曜日Aさんは魚をお裾分けしてもらったそうです。
大きめのアジやらアラカブ(カサゴ)やらだったのでその日のうちに美味しくいただいたと言っていました。
時々そういったお裾分けがあったそうです、羨ましい。
その次の日、仕事が始まる頃にAさんの上司が「ちょっと話がある」と職場のみんなを集めました。
話 というのは、Sさんが脳の病気で倒れ、帰らぬ人となったというものでした。
日曜日、SさんはAさんに魚をお裾分けしたまさにその後、家に帰るまでの短い帰路の途中で倒れ、病院に運ばれたがそのまま亡くなってしまったそうです。
Sさんに会社で会ったらお礼をと果物を持ってきていたAさんは心底驚きました。
「前日、魚をくれた時にはな、本当にふつーーうに元気そうにしとったんよ」と寂しそうに話していました。
職場のみんなも急なことで動揺しており、その日はSさんの話題で持ちきりだったとのことです。
次の日も、未だにショックではあったが仕事はこなさなければならないので、Aさん含め職場のみんなでいつも通りの仕事に集中していたのですが、
夕方ごろ、 ガラッ と職場のドアを開けて人が入ってきました。
入ってきたのはSさんでした。
その場にいた全員見ていたようです。
唖然としながらもSさんの方を見ていると、Sさんは周りを見回し、ペコっと頭を下げてそのまま部屋を出たそうです。
Aさんはその後すぐに部屋の外を見ましたが、すでに誰もいませんでした。
驚きながらも、嫌な雰囲気も感じずむしろ最後に挨拶に来てくれたように感じて、「こういうこともあるんだねぇ」とか「天国行ってまで職場のこと考えてるんだな」とか職場のみんなで談笑していました。
Aさんはこの話を私にする時に、
「後光なんかな?Sさんの後ろは真っ白に見えたとよ」と言っていたのを覚えています。
怖い
というより不思議な話って感じだなぁ
と思っていたのですが、一呼吸置いて、Aさんはこう言いました。
「怖い話ってのは、ここからなんよ」
その場には10人程いたらしく、そのほぼ全員が、いつもと変わらないがどこか尊さを感じるような様子のSさんの姿を見ていたのですが、1人だけ、違うものが見えていたそうです。+8
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485. 匿名 2021/03/06(土) 08:51:50
>>449
その1人の同僚から聞いた話では、ガラッと突然入ってきたSさんは生前と変わらぬSさんの姿だったそうなのですが、入ってきてからしばらく映像を止めたかのように動かなかったそうです。
その姿を呆然と見ていると、
ゆっ くりと、Sさんの手が動き、自らの首を絞める形になりました。
徐々にSさんの顔は赤紫色に変わり、鬱血したような色になっていきます。
同僚は怖くてしかたなかったが目を離せませんでした。
そして、赤紫から青黒くなり、白い目だけが浮かび上がるような顔で同僚の方をジッと見ながら、後方に吸い込まれるように消えていったそうです。
「後からそれ聞いた時は、ゾッとした」と、Aさんは静かに語りました。
同僚の方は別にSさんと仲が悪いとか揉め事があったとかは一切ないそうです。
Sさんは自殺したわけでもありません。
理由の分からない、ただただ不可解な話でした。
Aさんにその話をした同僚の方は、最後にボソッと、
「天国に行った人の姿とは思えん」
と言ったそうです。
安らかに旅立って行ったと思いたいですが、最後のその一言が印象的で怖かったです。+7
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