ガールズちゃんねる
  • 659. 匿名 2019/04/30(火) 11:38:19 

    ◯脱出ゲーム
    そのゲームは、無人島にある洋館に閉じ込められ、3日後までに脱出するという「脱出ゲーム」で様々なパズルや事件を解き、一位の者には賞金が出るとのことだった。
    そのゲームには僕と彼女のA子を含め10人の男女が集まり、皆推理好きらしく強敵だと思った。
    初日はミッションに失敗した二人が早くも『幽閉』され、2日目は自室のベッドにBさんが血のりと「ベッド下の白線から入るのはルール違反です。この部屋で無くなったもの何」という問題が書かれた貼り紙があった。
    そして昼食時にはCさんが苦しみながら倒れ、直ぐに「Cさんに触れるのはルール違反です。さてどうやってCさんの食事に毒を入れたのでしょうか」という音声アナウンスが流れた。
    僕はこの問題に手こずっていると、Dさんが「これは本当にゲームでしょうか?BさんもCさんも演技とは思えない」と言い出し、皆の静止を振り切り、死体役に触ると冷たく、脈もなく、血も本物であった。
    僕達はこの時初めて、本物の事件に巻き込まれたことに気付き、洋館から本気で脱出しようと試みたが、全ての戸や窓は施錠の上破壊も出来ない頑丈なもので、追い討ちをかけるように前日幽閉せれたはずの二人の死体が見つかった。
    そしてこの手分けして、脱出ルート等を探している最中に更にDさんとEさんが殺され、2日目の夜には僕と彼女のA子、屈強なFさん、最年少Gちゃんの4人だけになり、話し合って、自室の部屋に戻り鍵をかけ、警察の助けが来るまで誰も入れずに隠れることにした。
    だが深夜、眠れぬベッドの上で隣室のFさんの悲鳴が聞こえた。
    僕は怖くて助けに行けずただ震えて、静かになるのを待った。
    しばらくして、僕の部屋をノックする音がしてドキッとしたが「私よ、A子よ」と聞き慣れた声がしたので、彼女を室内に招き入れた。
    彼女も震え「Gちゃんの部屋のドアが開いていて、中を見たら殺されてた…」とか細い声で言い、彼女の手には血がついていた。
    僕はFさんも殺されたことを告げると、彼女は僕に抱き付き「私怖い。助けて」と泣きだした。
    僕は自室の施錠を確認してから、彼女に「僕が一睡もしないで君を守るからね」と誓った。
    そうだ僕が守らなければ、警察が来るまて誰も彼女に手出しさせるものか!

    だが、後日警察が洋館を捜索した際、僕を含め10
    人の男女の死体が発見された。

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