シャレにならないレベルで身の危険を感じたエピソード

[119. 匿名]

中学生の時、ささいなことで高校生の姉と喧嘩して、
姉が机の上にあった私のペンケースを投げつけて来た。
（その時、姉はデートに出かける直前で、3時間かけて風呂・化粧・ヘアブローを終えたばかりだった）

カッとなって何か投げ返そうとしたけど机の上には

・マグカップ（陶器。打ち所が悪かったら死ぬかも？）
・ボールペン（目に刺さったら失明するかも？）
・私の参考書（自分のものは投げたくない）
・私の電子辞書（固いから危険、高価、自分のものは投げたくない）
・姉のプリン（プラスチック、当たっても死なない、安い）

しかなくて、一瞬の判断（消去法）でプリンを投げ返したら
姉のこめかみにクリーンヒットして天井まで飛んで行った。

プリンまみれの姉は、数秒呆然としたあと、
漫画ならゴゴゴゴゴ的な擬音がつきそうな迫力で静かに顔をあげた。

姉と目があった瞬間、ライオンに囲まれたシマウマのような感覚に襲われて
気がついたら裸足でマンションの階段を駆けおりてた。（7階から1階まで）

30年近く生きていて、動物の本能的な逃走を経験したのはあの時だけ。
まぎれもない「殺気」を感じたのもあの時だけです。