-
1108. 匿名 2018/02/01(木) 03:01:56
『君が代』の初出は醍醐天皇の勅命で編纂され、延喜五(九〇五)年に奏上された日本初の勅撰和歌集『古今和歌集』です。作者がわからず、「題しらず」「読み 人しらず」で掲載されています。
静御前が敵陣の群衆の前で「君が代」を舞ったことも『義経記』に書かれています。
『君が代』の「きみ」とは、男女のことであり、厳密にはイザナキとイザナミという国産みの神のことだと思われます。(天照大御神のご両親です)
古代日本語に「き」は男性、「み」は女性という意味があります。ですのでイザナ(キ)、イザナ(ミ)です。
「女」とは、「おみな→おうな→おんな」と変化したものですが、これも女性がお(み)な(嫗)。男性をおきな(翁)と呼んでいたからですね。
漢字で「君」と一文字ですが、実に深い意味が込められている言語です。
「君が代は千代に八千代に」は「あなたと私の世が永遠に」となり、とてもロマンチックでおめでたいので、古く賀歌として、また江戸時代から明治初期にかけては、婚礼の際に歌われたそうです。
神武天皇がイザナキイザナミ・天照大御神その直系の子孫であること、そして代々その血が受け継がれていることから『君が代』の「きみ」は、我が国の男女を表すと同時に、天皇を表すと解釈されます。
こうして糾える縄のごとく我が国の男女が互いを思い合い、そして神代へ続く天皇までも一体となって国家を形成しているわけですから、君が代の「きみ」が、我が国そのものを指していることになるのです。ですから国歌となっているわけです。
+31
-4
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する