1. 2016/10/15(土) 16:34:13
この赤ちゃんを出産したのはヨルダン人の母親。彼女は、細胞小器官の一つであるミトコンドリアの遺伝子に欠陥がおきるミトコンドリア病を持っていた。そのため、結婚後20年の間に、子どもたち2人を幼くして亡くし、さらに4回の流産を繰り返してきた。このまま何人出産しても同じ結果になるのではと悲嘆にくれていた彼女を救ったのがジョン・ザン医師だった。
ザン医師は遺伝子疾患を持たない健康な女性の卵子から、DNAを含む細胞核を取り除き、代わりに母親の細胞核を移植。母親は今年4月に無事出産、現在、生後6ヶ月の男の子はすくすくと健康に育っているという。
出典:japanindepth.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com
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10月13、14日にニューヨークで開催されたART(Assisted Reproductive Technology:補助生殖医療)のシンポジウム。世界中の生殖医療の専門医や、研究者たちが集まるこの会合で注目されたのがニューヨークの不妊治療専門クリニック、ニューホープ・ファーティリティーセンターのジョン・ザン医師が発表した「3人の親を持つ赤ちゃん(Three Parent Baby)」である。「3人の親」と言っても、産みの母親と育ての母親がいる…というパターンではなく、「母親の卵子+別の女性の卵子+父親の精子」から誕生した、つまり3人の遺伝子を合わせ持つ赤ちゃんのことである。