1. 2016/09/07(水) 18:58:12
僕は、その時電話で上司に電話をして、遅刻しそうなことを伝えると、「台風だから仕方ないね。電車が動かないとどうしようもないから、気を付けて来るように」と言われて、遅刻扱いにはならないのだと安心して、3時間ほど遅れて出社しました。
しかし、その月の給与明細を見てみると、遅刻分が給料から引かれていたのです。
自然災害のせいで僕が悪いわけではないですし、上司も「仕方ない」と言ってくれていたのに給料カットなんて「あり」なんでしょうか?
その分の給料ってもらえないものなのでしょうか?
出典:www.j-cast.com
自然災害の場合の遅刻については、日給月給制を採用している会社では、原則として会社は労務の提供を受けた分の賃金を支払えばいいことになっています。したがって、会社は台風で従業員が遅刻や欠勤をした場合、法律上は原則としてその部分の賃金をカットしてもよいことになっています。
何があっても遅刻した分の給料はもらえないのでしょうか。
まず、会社が日給月給制ではなく完全月給制を採用している場合は、遅刻・欠勤をしても賃金控除はされないので、台風の影響で遅刻をしても給料カットはされないことになります。
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今年の夏は、台風の影響で大変な思いをされた方も多かったのではないでしょうか。特に北海道や東北では記録的な雨量となり、河川の氾濫や停電、農作物への被害も甚大だったようです。これほどまで大きな台風でなくても、雨や風の影響で電車が遅れてしまうことは珍しいことではありません。今回は、天候の影響で遅刻してしまった場合の給料について、法律ではどのように決まっているのか、エピソードをもとに解説いたします。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)昨年、台風の影響で電車が止まってしまい、出勤時間に間に合わない日がありました。