1. 2025/08/31(日) 18:19:14
2月21日、トランプ政権の司法長官パム・ボンディは保守派メディアのフォックスニュースに出演し、「エプスタイン・ファイルは私の机の上にある」と明言した。この発言は、エプスタインの死後6年にわたってファイル、わけてもエプスタインの「(児童買春)顧客リスト」の公開を待ち望んでいたMAGA(=熱狂的なトランプ支持者)を興奮させた。
7月後半になってから報じられたことだが、ボンディ司法長官は5月の時点で「エプスタイン・ファイルにトランプの名前が上がっている」とトランプに報告していた。ただし、単にエプスタインの知己としての記載か、もしくは何らかの違法行為を示すものかは不明だ。
リベラルや民主党支持者の多くは、「トランプとエプスタインは旧友であり、トランプも顧客リストに名が上がっているのだろう」と考えている。したがって、その多くはファイル公開を望んでいる。
しかしMAGAがファイル公開を求める理由は異なっている。MAGAは、「2人は旧友だがトランプは顧客ではなかった。顧客はリベラル/民主党の大物たちで、だからこそディープステート(=影の政府)一掃のためにファイル、特に“顧客リスト”の公開が必要なのだ」と考えている。
莫大な資産と上流社会のコネクションにより何百人もの少女たちを性的にも、精神的にも搾取したジェフリー・エプスタインとギレーヌ・マクスウェル。2人の背後には、まだ名前が出されていない搾取者が大勢、身を潜めているのだろう。搾取者の多くはいずれも社会に大きな影響力を持つ者たちのはずだ。ゆえに米政界は少女たちへの誠実さを捨て、保身のためにのみ右往左往している。
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欧米の政財界の有力者を巻き込み、世界に衝撃を与えた性的スキャンダル「エプスタイン事件」。