1. 2025/08/05(火) 08:39:26
食事をきちんと取ることも、熱中症対策には重要だ。昨年から、球場到着後に栄養補給できるよう補食を導入した。代表校へのアンケートで「おにぎりを増やして欲しい」という声が寄せられ、今年は全試合でおにぎり、パン、栄養食品などを提供する。
試合中は常にグラウンドに立ち続ける審判委員の対策も進める。今年から球審も白いシューズを履き、球審、塁審とも白い帽子を着用。さらに、新たに体表温度と心拍数、運動量を測定する計測器を、同意の上で身につけてもらう。
主に学校応援団の生徒向けに、一、三塁側アルプス席そばに空調がきいた応援団臨時休憩所を設けている。待機する学校応援団のためにアルプス席の入場門前に日よけテントやミスト扇風機などを設置。今年から学校応援団の生徒向けに新たにダクトクーラーを導入する。
+139
-9
第107回全国高校野球選手権大会は5日、阪神甲子園球場で開幕する。炎天下で行われる大会では、様々な暑さ対策が行われる。選手らの安全を守るため、「夏の甲子園」のあり方は変化している。 象徴的なのが5日の開会式。史上初めて午後4時に始まる。その後、第1試合を午後5時半から行う。日本高校野球連盟の井本亘事務局長は「選手だけじゃなく、プラカード担当、吹奏楽、いろんな準備をして頂いている関係者の皆さんのことを考えた」と話す。