1. 2025/07/17(木) 11:47:34
24年のランドセル市場規模(552億円)は、ピークだった22・23年の563億円からやや後退。ニッセイ基礎研究所の久我氏は、少子化による人口減少効果が上回ったとみる。ランドセルの平均価格が直近5年間の上昇率と同程度であれば「市場は緩やかに縮小していくだろう」と分析した。文具大手のコクヨは3月、ランドセルの生産終了を発表した。理由としてランドセルの環境変化を挙げ「重量化」「価格の高騰」の2点を指摘。「お客様にとってより良い製品・サービスを改めて検討するため、ランドセル事業の見直しを行い、生産終了を決定した」としている。
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ランドセルを選ぶ「ラン活」がまもなく第2の山場を迎える。民間調査によると祖父母による購入が過半を占め、一緒に検討する人が多いのか、長期休みが取りやすい夏はゴールデンウイーク同様にラン活が活発になるという。高額商品が好調で、少子化に反してランドセル市場は拡大を続けてきたが、大手メーカーが生産を取りやめるなど、陰りが見えてきた。