1. 2025/06/14(土) 14:00:08
「多くの女性たちが地方自治体から東京に流出して、そのまま帰ってこないという問題がありますよね。彼女たちは3つの問題があると言っていました。
仕事がない。女性役割を押し付けられたくない。結婚・出産の圧力が厳しい」
こうした理由が背景あるのに、地方自治体がかかげる「少子化対策」は、子育て対策に手厚いと白河さんは指摘。
「女性たちは18歳とか20歳とか22歳で、子育てを考えるより手前で地方を出ていってしまいます。仕事がないといった問題や、男女賃金格差もすごく大きいのです。
さらに、家とか地元の人間関係そのものが、もうすでにやはり女性役割の押しつけとか、それから結婚出産への圧力とか、そういったものがあるのだと思います」
大事なことは、女性が経済的に自立できる土壌が大前提であり、その上で先の選択があるということ——。
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「さすが九州」を意味するネットスラングの「さす九」とは、「男尊女卑」の意識が根強いと言われる九州地方(出身者)を揶揄する言葉としてネットやSNSで広がっている。昭和女子大学客員教授でジェンダー問題にくわしいジャーナリストの白河桃子さんは、この言葉からジェンダーギャップの問題が浮かび上がってくると指摘する。