1. 2025/05/13(火) 14:04:01
「このまま今の会社にいるのは良くないかも」と思いつつ、「ゆる転職」を選んだ理由について女性はこう話す。「転職を考え始めたタイミングでこれまでと違う業務を任されたのと、転職経験のある先輩から『社会人経験が3年以上になると、2年目よりもぐんと求人数が増える』とアドバイスされたことが大きかったと思います。転職時に有利になるよう、もう少しいまの業務を続けてみようと考えました」
面接を繰り返し、転職活動の内実に詳しくなればなるほど、「いまの業務」が役に立つことが分かった。女性は「日々の業務は転職面接に強くなるための準備期間だと思えばいい」と気づいたという。どういうことか。
転職面接で必ず聞かれるのが、「業務を通じてどんな経験をしてきたか」という質問。とりわけ、「失敗した経験を次の機会にどう生かしたか」という経験談は面接担当者の受けがよかった。
「普段の業務をしながら、このエピソードを面接で話せば相手に刺さるだろうな、とリアルタイムで実感できるようになると、具体的な体験談を説得力のある形で話せるようになり、『実務経験』のある社会人としての蓄積やアピール力が増していきました」
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新卒入社時から転職サイトに登録する新社会人が急増している。ただし、すぐには転職せず、情報収集や人脈を築き、ゆるゆると転職活動を続ける「ゆる転職活動」を選択するのだという。背景に何があるのか。