1. 2025/05/11(日) 00:26:55
昨年6月、大阪市阿倍野区のマンション一室で白骨化した遺体が見つかった。推定年齢は60~70代で、死後4カ月以上が経過。洗濯物が長期間干されたままの状態を不審に思った住民が管理人を通じて警察に通報した。大阪府警は1カ月近く捜査したが、引き取り手は見つからなかった。
身元特定に至らない遺体は「行旅(こうりょ)死亡人」として扱われる。「自宅で亡くなったはずなのに…」。火葬などを担当した阿倍野区役所の職員は、やるせなさを感じながら手続きを進めたという。
厚生労働省によると、引き取り手がなく自治体が5年度に火葬や埋葬をした遺体は4万1969人と推計され、5年の全死亡数の2・7%にあたる。大阪市では引き取り手がない遺骨は1年間保管し、期間経過後は毎年9月に無縁仏として市設霊園に合祀(ごうし)する。
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