1. 2025/03/05(水) 19:22:46
2025年2月の国内景気は2カ月連続で悪化、物価高じわり 個人消費や観光産業が低迷、建設・製造も振るわず | 株式会社帝国データバンクのプレスリリース
prtimes.jp
株式会社帝国データバンクは、全国2万6,815社を対象とした2025年2月の国内景気動向を調査・集計し、景気DIとして発表いたしました。
2025年2月の景気DIは前月比0.1ポイント減の43.5となり、小幅ながら2カ月連続で悪化した。国内景気は、物価上昇や寒波の影響により個人消費が低迷したほか、建設、製造の悪化が目立った。今後の景気は、賃上げによる個人消費の回復に期待がかかるものの、輸出産業に対する海外リスクが重荷となり、横ばい傾向が続くと見込まれる。
『サービス』『製造』など10業界中6業界が悪化、2カ月連続で全業界のDIは50を下回った。地域別では悪化、改善がそれぞれ4地域となった。寒波や大雪が地域・業種で好悪それぞれの影響を及ぼしたほか、ガソリンや軽油価格の上昇は地域の足を直撃した。規模別では「大企業」と「小規模企業」が改善したものの、「中小企業」は悪化した。
今後は、実質賃金の増加と個人消費の拡大という好循環が最大のカギとなる。家計の節約志向、借入金利の上昇、燃料価格の高止まりは景気の下押し要因である。トランプ大統領による関税政策などに関する不確実性の高まりや中国経済の動向といったリスク要因も残る。他方、インバウンド需要やIT関連の設備投資は底堅いとみられる。
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出典:prcdn.freetls.fastly.net