1. 2025/02/28(金) 09:53:53
※一部抜粋※とりわけ、タイにおけるファストフードの高価格化傾向は顕著で、スターバックスでフラペチーノを頼もうものなら800円はかかってしまう。すでに日本と変わらない価格なわけだが、タイの若者は平然とこれらを購入し、オフィスに向かっていく。
ラムネ氷(スガキヤ):180円
バニラモナカ(フタバ食品):180円
チョコモナカジャンボ(森永製菓):510円
あずきバーマルチパック(井村屋):730円
値上げも容赦なく進み、客はそれを受け入れている。アイリッシュパブのハッピーアワーで一番安いタイガービール(シンガポール)のジョッキは、2023年は1杯420円だったが、2024年に460円に、そして2025年は580円にまで上昇した。だが、冒頭で値上げに対して諦めの境地に入った、と述べたように、こうした状況をもはや「普通のこと」として解釈するようになってしまった。日本の物価高がもたらした諦観を海外でも受け入れたのである。
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筆者(中川淳一郎)は現在タイ・バンコクに滞在中である。新型コロナが発生した2020年以降難しくなっていたが、2023年2月から5月までタイを4年ぶりに訪れ、物価の上昇ぶりに心底仰天した。そして翌2024年も同様だ。日本よりも物価上昇の速度が急激に感じられたのである。なにしろ、元々80円ぐらいだったタイのラーメンが200円になっていたのである(それでも十分安いが)。