1. 2025/02/21(金) 22:42:50
経済的なことを考え、「息子たちが一人立ちするまでは」と我慢していた妻。専業主婦だった彼女は、離婚に備えて手に職をつけ、別れの機会をうかがっていました。離婚のトリガーを引いたのは、故人による退職金の使い込みです。「退職金の額を教えてもらえないどころか、父が勝手に使いこんでしまったようで。その不誠実な態度に、母も我慢の限界がきたらしいんですね。『お金の問題じゃない。家族に対する姿勢や、愛情のなさが原因だ』と」
(中略)
「亡くなる前年、家賃滞納の連絡がありました。気になって父の様子を見に行くと、部屋がゴミ屋敷になっていて……。父も、最後に会ったときより小汚くなっていました」
心配になった息子さんが故人の再就職先に連絡すると、「職場では誰ともコミュニケーションを取らず、親しい人もいない」と聞かされたそうです。
一緒に暮らしていた頃は、ひょうきんで社交的だった父。その頃のイメージとのギャップに、息子さんは大きなショックを受けたと話します。
そして、その出来事から1年後、近隣住民から異臭の苦情が寄せられたことで、孤独死が発覚しました。
+24
-203
依頼主である故人の息子さんは、亡くなる2週間前に父と会っていたため、「まさか自分の父が……」と大きなショックを受けていました。いったい、故人に何があったのでしょうか。