1. 2025/01/26(日) 11:45:15
シニア世代で床上時間が8時間以上の人は、死亡リスク(総死亡率)が高まることが、私たちの研究で明らかになったのです。
シニア世代は、睡眠時間が短くても死亡リスクは高まらないが、床上時間が長いのに睡眠休養感がないと死亡リスクが増すということです。
また、働き盛り世代では床上時間と死亡リスクの間に、はっきりとした関係性は見られません。つまり、働き盛り世代は、床に長くいても寿命にあまり影響がないものの、6時間を切るような短い睡眠時間で睡眠休養感がないと、かなり健康に害を及ぼすのです。
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朝起きて、「昨晩は7時間も寝たのに、体が休まった気がしない」と感じることがあります。これを睡眠研究の世界では「睡眠休養感がない」と表現します。最近の研究で、健康状態と睡眠休養感が大きく関係していることがわかってきました。また不思議なことに、長時間寝ても、睡眠休養感が上がるわけでもないのです。