1. 2025/01/13(月) 16:51:09
2021年11月29日~2022年6月6日の間に収集されたNutriNet-Santeコホートデータを用いて15歳以上の参加者を対象とし、自己申告による「乾癬を発症したことがない」「非活動性」「活動性」の3つのグループに分類して検証が実施されました。参加者1万8528人の年齢中央値は62歳で、74%が女性です。
研究の結果、超加工食品の摂取量は活動性乾癬と関連があり、摂取量が多い人は少ない人と比べて活動性乾癬のリスクが36%高く、超加工食品の摂取が乾癬活動に影響を与える可能性が示唆されました。ただし、この結果を皮膚科医が診断した乾癬の症例をもとに分析すると、統計的に有意な関連性が確認できなくなったとのことです。要するに、現時点では超加工食品の摂取が活動性乾癬に影響を与える可能性は示唆されているものの、確定的な結論を出すにはさらなる研究が必要という状況です。
※超加工食品:複数の食材を工業的に配合して製造された、加工の程度が非常に高い食品(ゼリー、マーガリン、ポテトチップス、ソーセージ、ハム、菓子パン、アルコール飲料、清涼飲料など)
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フランスのパリ・エスト・クレテイユ大学のLaetitia Pensoらの研究グループは、「超加工食品(※)の摂取は、体内の炎症を引き起こしやすくし、乾癬(かんせん)症状の悪化につながる可能性がある」との結果を発表しました。