1. 2025/01/06(月) 11:41:02
京都市交通局運輸部の担当者は次のように話します。「左側になった理由としては、昔の慣習が未だに残っているからだと思います。マナーとして右側は開けておくという暗黙の了解がありました」
京都では、1970年開催の大阪万博や阪急電鉄の影響を受けず、以前からの名残りで関東と同様にエスカレーターの立ち位置は左側になっているとのことです。
一方で、京都ではすべてのエスカレーターの立ち位置が左側というわけではなく、大阪と同じように右側の立ち位置であったり、同じ駅構内でもエスカレーターによっては右側と左側に別れている場所も存在します。
京都のエスカレーターでは立ち位置が少し複雑になっていますが、その理由のひとつに「観光客の多さ」が考えられます。
歴史的な観光地として有名である京都は関西だけでなく関東からも多くの人が訪れ、昔から人の往来が激しい場所でした。
その結果、関西圏であるため大阪の習慣も入り混じりつつも、関東や従来の文化である「左側」が踏襲されたことが背景にあるのでしょう。
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関東と関西での生活様式の違いはよく見られますが、関西圏の中でも違いが生まれています。意外な違いとしてエスカレーターの立ち位置が見られます。