1. 2024/11/27(水) 11:42:03
親の遺体を自宅に遺棄した事件は、7月に広島市安佐南区と山口県周防大島町でも起きた。安佐南区では当時会社員だった50歳の男が当時86歳の母親の遺体を、周防大島町ではともに無職の50歳と45歳の兄弟が当時77歳の母親の遺体を放置し、親の年金などをだまし取ったとして、それぞれ死体遺棄と詐欺の罪で起訴された。いずれも有罪判決を受けた。ひきこもりの子がいる家庭などの問題に詳しい関西福祉大の谷口泰司教授(障害者福祉)は「高齢の親が中年の子を経済的に支える家庭は全国で増えている。親子が互いに強く依存しているため他者の干渉を拒むケースも多い」と指摘。「すぐに心を開いてもらうことは難しいが、行政や地域住民が繰り返し自宅を訪れることで徐々に信頼してもらえるケースはある。粘り強く関わっていく必要がある」と強調する。
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岩国市で9月、当時78歳の父親の遺体を自宅に放置したとして無職の男(47)が逮捕、起訴された。男は10月下旬の公判で「いずればれることも罰せられることも分かっていたが、お金がなく仕方がなかった」と語った。今月14日、山口地裁岩国支部で懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の有罪判決を受けた。