1. 2024/10/06(日) 21:35:00
長崎家裁決定要旨より・非行に至る経緯
【高校に進学し、少女はマンションで1人暮らしを始めた。少女は高校に通学せず、その時間で図書館に通い、過去の少年事件・審判を調べ、未成年者の場合は死刑になる例が少なく、16歳を超えると刑事罰を受ける可能性が高くなることなどを知り、16歳になる前に殺人や解体の実行を決意した】
【少女を診察していた医師が少女の特性に気づき、放置すれば殺人に至る危険があると判断し、14年6月10日、児童相談所へ電話で相談したが対応を取り付けられなかった】
【父はこの時、少女が猫を殺していると知ったが、児相や警察への相談をためらい、少女が1人暮らしを続けることを認めた】
【7月25日、父は医師から少女が人を殺す危険があるので相談するように促され、児相に電話したが時間外で相談できなかった。7月26日、少女は女子生徒を自宅で殺害、遺体を損壊した】
体の中で、自分では制御できない殺人への欲求が膨れ上がっていく中、元少女は「16歳になると処分や刑罰が重くなる」ことを調べ上げ、綿密・周到に準備して欲求を実行へと移しました。
(中略)
極めて異例の9年間という長期に渡り、医療少年院で更生プログラムを受けてきた元少女。少年院法の規定で家庭裁判所が下した決定は26歳になった段階で効力を失い延長されることはないとされています。
そして2024年夏、元少女は26歳になりました。収容期限を迎えた元少女。
処分や刑罰が重くなることを理解し、綿密・周到に準備して殺人欲求を実行に移した元少女は、10年後のことも想定していたのかー。
近況は明らかにされていません。
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2014年7月、長崎県佐世保市で当時高校一年生だった女子生徒が同級生を殺害した事件。「人の尊厳を踏みにじった快楽殺人」。家庭裁判所の決定要旨でそう断じられた加害者の元少女は、2024年夏に医療少年院の収容期限を迎えました。元少女への「矯正教育」は成果として現れているのか?そして元少女のこれからは?