1. 2024/09/24(火) 23:09:50
「重要なのは、セブンなどのコンビニは小売りの最大手として流通を支え、そして食を通して消費者の暮らしを支える商店というだけでなく、すでに国内のインフラの一部となっている点です。ATMなどの銀行機能を備え、自治体の発行する書類を受け取ることもでき、夜間も営業していることから地域の防犯の役割も担っている。少子高齢化が進むさなか、特に過疎地などでは、コンビニは“地域の生命線”になっていると言っても過言ではありません」そうした「生活の拠点」が、ひたすら合理性を重視する外資の手に渡ってしまうとすれば、由々しき事態というほかない。
「ACTは、直営店の比率が日本のコンビニよりも多いといいます。果たして、フランチャイズがメインであるセブンのような、地域に根差した経営が期待できるでしょうか。また今後国内では人口減が顕著になっていきますが、そうした市場を支えるために何をしていくのかといった積極的なビジョンを持ち合わせているとも思えません」
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、最大手のセブン-イレブンにカナダの同業者から買収提案が――。われわれの慣れ親しんできた風景は、一変してしまうのか。