1. 2024/09/14(土) 12:35:56
■孫とペットの“不思議”な違い
高齢者にとっての孫とペットの違いは、なかなかに不思議です。「孫は自分よりもはるかに長生きするが、ペットは自分と同じで命はそんなに長くない」という思いから、より愛おしい気持ちが強くなるのでしょうか。孫は自分を超えていくし、自立して生意気になっていきますが、ペットはいつまでも自分に依存し続けるので、よりかわいく感じるのかもしれません。
そして、孫とは言葉を使ってコミュニケーションをしますが、ペットとは身体的な触れ合いや視線・表情などの非言語的なコミュニケーションで、後者の方がより深い癒やしや和みを得られるような気もします。
出典:otonanswer.jp
当たり前ですが、ロボットですから世話をしなくてもいいですし、死を心配する必要もありません。コンパクトなサイズなので場所も取りませんし、見た目もそれなりにかわいらしく出来ています。話し相手にはなるし、面倒も心配もいらないとなれば、もっと広まってもいいと思うのですが、そうはなっていません。
もちろん、孫もペットもロボットも、高齢期の不安を根本的に取り除けるようなものではありません。「遠くの親類より近くの他人」ということわざがありますが、高齢になると体調急変や事故などの危険性が高くなりますし、最近では災害や犯罪の不安も大きくなってきています。
そんなときに頼りになるのは、他人であってもやっぱり近隣にいる人たちです。地域コミュニティーが細り、“頼りになる他人”がとても少なくなった現代においては、余計にその重要性は高まっています。孫やペットやロボットがその代わりになることがないのは、当然のことなのかもしれません。
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高齢者に関する研究活動を行う筆者は先日、ある高齢女性に、ご自身が詠まれた短歌を見せていただく機会がありました。「楽しみは 年に三回 孫が来て 三日以内に帰りたるとき」。思わず笑ってしまいましたが、高齢者にとっての孫の存在というものがよく分かります。