1. 2024/08/13(火) 10:33:42
「家でスマホばかりやっている子は、外遊びができなくなっています。園庭や近所の公園へ連れて行って『遊んでいいよ』と言っても、他の子のように遊ぼうとしないのです。何をしていいか分からないといったように、立ちすくんでしまう。スマホを操ること以外の選択肢が浮かばないのでしょう。中には先生の袖を引っ張って『スマホ貸して』と言ってくる。スマホだけが遊びになってしまっているのです」今回取材していて園の先生方が口をそろえたのは、「子どもが外遊びをすることが少なくなった」ではなく、「そもそも遊びに興味を示さない子が増えた」というエピソードだった。
子どもが外遊びをしなくなった要因はさまざまだ。公園での遊戯が禁じられている、コロナ禍で交流の場が減った、夏の高温で外にいることが難しくなった、親が多忙で連れ出せなくなった……。
こうしたことが重なり、子どもたちは外遊びをするより、自宅でスマホやタブレットを閲覧している時間が長くなっている。
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幼児の育児現場が激変している。スマホを手放せず外遊びができない子ども、アプリで一日6時間の教育を求める親……。