1. 2024/06/29(土) 12:43:59
■販売のピークは5月と8月。大型化と軽量化、「異素材」での参入も進む
現在、ランドセル選びは「ラン活」と呼ばれ、子どもが“年中”の年齢(4、5歳頃)からリサーチを開始する熱心な親も増えている。
伊勢丹新宿店が毎年ゴールデンウィークに開催する「ランドセルフェスティバル」は、国内最大級のランドセルイベント。
今年も大盛況で、期間中全国から来場者を集め、売り上げは前年の4割増しだった。
「『フェスティバルでこのメーカーのランドセルは扱いますか』など、年々問い合わせの数は増えており、その時期も早まっているという印象です。2月、3月に情報を集めはじめて、5月のフェスティバルか、8月の夏休みには決定される方が多いですね。5月と8月というピークは、業界全体の傾向です」
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ここ数年、ニトリなど、意外なメーカーがランドセル業界に参入して話題になっているが、なかでも特に注目を集めたのが異素材で作るランドセルだ。
「高価格帯の革製ランドセルが一般的ななか、税込みで8800円と、かなり抑えた価格となっています。使用方法にもよりますが、かなり高い耐久性がありますので、長くお使いいただけますし、予備として、また紛失など万一のときは買い替えもしやすいかと。初めての試みということで、今年は1000個程度の販売を目標にしています」(ワークマン広報部 松重尚志さん)
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「ラン活」して購入したランドセルも、6年が経つと必ず別れがやってくる。
愛知県名古屋市郊外に暮らす浅井祐子さん(仮名)は、男児3人の母親。今年の3月、三男が小学校を卒業した。
「季節用品などを入れている場所に、もう使わなくなったランドセルが3つ……。場所を取るし、でもなんとなく捨てられず。みんなどうしているんだろうと思ってママ友に聞いてみたんですけど、みんな『まだある』と言ってます(笑)」
どう処分するか、これは意外と悩ましい。卒業式の後すぐに捨てるという家庭は少なく、実際は何年間もタンスの肥やしになりがち。中には「いまだに自分のランドセルが実家の納戸にある」という親世代もいる。
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今年度も小学校に新1年生が入学して、はや2カ月が経った。小さな体が背負う、新品ピカピカのランドセル。と思えば、背が伸びた高学年の中には、リュックを背負っている児童もチラホラ……。早めにランドセルを卒業する子どもがいる一方、ランドセルは大型・軽量化への開発が進み、さらに異素材タイプが続々登場するなど、業界の動きは活発だ。親たちの関心も高く、「ラン活」スタート時期は年々早まっているという。「ラン活」のピークを迎えるこの季節、ランドセル最前線から「ランドセル終(じま)い」まで、最新のランドセル事情を取材した。