1. 2024/05/09(木) 22:08:44
出典:www.minpo.jp
影響は高校入試にも表れている。県教委は「来日3年以内」を条件に外国人生徒の特別選抜の定員枠を県立高7校に設けている。今春は10人が志願したが合格者は5人だった。県内六つの支援団体は「3年以内」の条件は厳しすぎるとし、外国から来た生徒の進学の道が閉ざされないよう「来日6年以内」にすべきだと訴える。
教室に通う女子高生(17)は中国から来日して1年余りになるが、漢字の読み方の違いが学力向上の妨げになっているという。「日常的な日本語を話せても国語や社会の科目を理解するのに苦労する」と話す。
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2023(令和5)年度時点で福島県内の公立小中高校に通う外国籍の子どもは311人で、このうち3分の1超の113人が日本語を十分に理解できず支援を必要としていた。過去最多となったが、個々の子どもへの対応は県国際交流協会やボランティアに頼っているのが現状で、外国籍の子どもの学びを保障する体制づくりが追い付いていない。県立高の外国人特別枠の受験条件が実態に合っていないとして改善を訴える声もあり、支援団体は9日、県教委に出願資格の拡大を求める。