1. 2024/05/01(水) 21:30:21
このような状況を改善しようと、奈良県天理市は4月から、学校とは別に「保護者対応の専用窓口」を開設しました。
欠席などの日常の連絡は今まで通り学校に入れて、意見や要望などは基本的に市の専用窓口が対応する形をとります。
臨床心理士や学校の元校長などが常駐し、電話やメール、対面での相談に乗ります。
窓口の開設から約1カ月。対応にあたるスタッフは、効果を感じています。
【臨床心理士・中尾俊夫さん】「怒りの矛先になっている先生たちは、どんなふうに説明しても聞いてもらえなかったり、謝罪をするしかなかったりする。保護者は『どういうことだ』と言って、さらに先生とこじれていくことが多いと思います。その、かみ合わせがうまくいかない場合に、お役に立てると思っています」
また、怒りの根底に「保護者が不安や悩み」を抱えているケースも少なくないと話します。
【臨床心理士・中尾俊夫さん】「保護者の方たちも、ただ怒ってるんじゃなくて、もともと根底に不安がある。子育てとか、学校現場がどんなことをしているのか見えない。話を冷静にしていくと、なぜお怒りになっているか整理できてくる」
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『保護者からのクレームなどの対応は、学校ではなく、市役所が受け付けます』…そんな「専用窓口」を、奈良県天理市が開設しました。保護者からの「理不尽な苦情や要求」が、ただでさえ忙しい先生の負担を増やしています。そんな現状をなんとかしようと、奈良県天理市が、学校とは別の「保護者対応の専用窓口」を設置。一体どんな電話がかかってくるのでしょうか。