1. 2024/05/01(水) 15:19:52
若い女性の「やせていてもメタボ」に警鐘 不妊や骨粗鬆症、糖尿病のリスクも みんなで考える 思いやりのカタチ - 産経ニュース
www.sankei.com
日本の20代女性の5人に1人が「やせ」の状態にあるという。「やせ」の中に、「やせメタボ」と呼ばれるような糖尿病のリスクになりうる人がいることが最近の研究で分かってきた。情報発信を強化しようと今年3月、産官学が連携した「マイウェルボディ協議会」が発足。「自分らしく、心地よくあり続けられる健康な体『ウェルボディ』を自らの意志で選択できる社会」を目指している。
「やせ」がもたらす代表的な影響が月経異常だ。「やせ」は、生殖をはじめ心身の機能を支える女性ホルモン「エストロゲン」分泌量の低下を招き、無月経を引き起こし、生殖しにくい状態を生じさせる。
妊娠・出産にも影響が及ぶケースがある。近年増えている2500グラム未満の低出生体重児は、母親の「やせ」がリスク要因となっている。
また、女性の骨量のピークは20歳ごろといわれており、この時期に骨量の維持や増加に関わるエストロゲンが不足すれば、将来の骨粗鬆(こつそしょう)症につながりやすい。
さらに注意したいのが、糖尿病のリスク上昇だ。一般的には肥満によりリスクが上がるとされているが、糖尿病の専門医でもある田村教授は「やせているのに、血糖を下げるホルモン『インスリン』の効きが悪くなり、食後に高血糖となる『耐糖能異常』となっている若い女性が多くいることが研究結果で分かってきた」と説明する。
若いやせた女性には、食べる量が少ない▽運動量が少ない▽筋肉量が少ない-という健康的とはいえない状態の人が多い傾向があるという。こうした点が、太った人と同様に糖尿病のリスクを高めている可能性があるといい、「やせメタボ」と呼んでいるそうだ。
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出典:www.sankei.com