1. 2024/04/10(水) 15:31:22
白河特任教授は「例えば育児をしている人の同じチームにいる人に負担金を渡す。月5~6千円の手当を出している事例がある。またボーナスに反映させている企業もある。24時間休みがない産婦人科では当直の問題もあり組織に不満がたまっていたが、誰もが全く理由をつけずに1カ月に1回休めるようにしたことで不満が収まったという事例もある」と紹介した。
さらに白河特任教授は職場でできる対策として「コミュニケーションをしっかりとって時短の方がいない間も仕事が回るように工夫するべきだ。(略)
「お互い様」はもう限界にきていると話す白河特任教授。社員の間に軋轢を生まないための取り組みが会社側には求められていると指摘する。
「お互いに憎しみ合うべきではなく、『子持ち様』という言葉が一般化してくるのは大変良くないことだ。あくまで制度を作っている側に問題があり、会社の運用がうまくできていないということだ。不満は会社や制度のせいであってけっして本人に向けてはいけない」
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「子どもがいたとしても、子どもの性格や体調、周りのサポート体制によって状況は大きく違う。今は介護の問題も同時にあるため、育児と介護の両方を担っている人はさらに厳しい。そのため、『子持ち様』などと定型的にすべきではなく個々人の事情を見て理解していくべきだ」
一方で、「制度と社会が現状に追いつくことは理想だがすぐには難しいため、個々の職場で対応していくことも必要だ」と訴えた。
「場合によっては、生産性が落ちた社員の給与を一定程度引き下げるような対応も検討すべきだ。そうすることで、育児や介護を行なっている人たちも『ここまで出来ていなくても自分は許される』という働き方ができる。(略)
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「『独身だから家の都合ないでしょ?シフト変わって』と言われたことがある」「子持ち様が会社頻繁に休んでずるい!」 SNSで噴出している、職場での不満。子育てが理由による休みや早退のしわ寄せを受けているとして「子持ち様」という言葉を使い、批判する人が相次いでいます。