1. 2024/03/18(月) 11:06:26
優れた遺伝子を持つネスターは“ライオン・キング”とも呼ばれ、元パートナーの“タサ(Tasa)”との間に三つ子2組、6頭の子をもうけた。そして事故が起きる2週間ほど前、絶滅危惧種の繁殖プログラムの一環として、ベルギー北部アントワープの動物園からベルワールデに越してきたばかりだった。
一方のマヤも、妹“ヌーマ(Numa、1)”と一緒にチェコ共和国の動物園からやって来たばかりで、スタッフはまず屋内でネスターと雌2頭を柵越しに紹介し、ニオイに慣れさせた。
次に姉妹を別々に外に出し、柵を挟んでネスターに引き合わせた。そして数日経った14日、ネスターとマヤを柵なしで対面させたところ、悲劇の事故が起きたのだった。
(中略)
「私たちは皆、ネスターがマヤを殺してしまったことを信じられずにいるわ。アントワープでのネスターは、これまで一度たりとも攻撃的な一面を見せたことはなかったから…。」
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事故が起きたのはウェスト=フランデレン州イーペルのテーマパーク「ベルワールデ(Bellewaerde)」内にある動物園で、雄ライオン“ネスター(Nestor、12)”が雌の“マヤ(Maya、2)”の喉を噛み切り死亡させた。