1. 2024/03/16(土) 22:04:41
この傾向は学校が春休みまで続くのではないかと予測しています。また春休みで一旦減少するものの、新学期が始まると再び増加する可能性があります。しばらくはこのまま報告数は減りきらず、高止まりしたままなのではないかと思っています」としています。
さらに心配なのが、同じ溶連菌が引き起こす「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」です。かつては年間に100〜200人程度の報告数でしたが、去年は941人。そして今年はすでに422人の報告がありました。
初期症状としては四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下などで、発病から病状の進行が非常に急激で、発病後数十時間以内には軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸逼迫症候群(ARDS)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)を引き起こし、ショック状態から死に至ることも多いとされています。近年では妊産婦の症例も報告されています。
+107
-3
国立感染症研究所の2024年第9週(2/26-3/3)速報データによると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の全国の定点あたりの報告数は3.89。去年の秋頃から例年より高い水準の流行が続いていますが、いったん減少みせた後に、再び2週連続で増加しています。