1. 2024/03/07(木) 18:17:20
■16年前から外国人は無料だった
そこで奈良県立美術館に「外国人無料」について聞いてみた。
常設展示の観覧料無料については、奈良県の「減免取り扱い要領」に基づき、2008年に始まり、2014年には特別展の観覧料も無料にしているという。
無料にした理由は、奈良県が当時、外国人観光客の誘致に力を入れていたからと説明した。ただ、無料によってどのくらい外国人観光客が増えたのかは「わからない」としている。
そこで担当する奈良県の文化振興課に聞いてみたが、この無料制度を使って美術館に行った外国人の数は「把握していない」という。無料制度がどの程度外国人観光客を誘引したのかの、その効果検証は、全く行われていなかった。
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■県は「外国人無料」見直し検討
今回SNSで取り上げられた事から、美術館や県庁にも意見や問い合わせが寄せられているという。ネット上での「日本人差別ではないか」という声について、県は「日本人と外国人を区別していることについて、ご指摘をいただいた。貴重なご意見として捉える」と話した。
その上で、無料措置を継続するかについては、「問い合わせやご意見をいただいているので、そこは検討も必要かなと思っている」「変えるつもりはありません、とは言いません。情報を共有し、課内で検討する」と述べ、今後外国人無料措置をどうするか検討するとしている。
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奈良県立美術館の観覧料がSNS上で議論になっている。 美術館によると、常設展示の観覧料は一般個人が400円、大学・高校生250円、中・小学生が150円だ。しかし、外国人観光客は無料となっている。長期滞在者や留学生も無料だ。また特別展の観覧料(現在行われている特別展は一般1200円)も同様に、外国人は無料だ。...