1. 2024/03/04(月) 18:04:13
補導強化で、家に戻る未成年がいるのも事実だが、少年少女のことを考えるとそれが最善策とは限らない。2年前からトー横に通っていた17歳の少女Bのケースはこうだ。
「もう10回以上補導で家に帰らされたけど、そのたびにトー横に戻ってた。家にいたら、過去に私を軟禁して無理やり精神薬を飲ませてきた母親と顔を合わせなきゃだから。もう疲れた。今は居心地のいい場所がどこにもない」
トー横から派生した若者の場としてグリ下(大阪)、警固(福岡)は有名だが、同じような現象が埼玉、横浜、千葉、栃木、茨城、和歌山、広島、仙台でも起きていることは興味深い。
「補導強化で別の界隈に流れる人は増えました。やることはトー横と同じ。たむろして酒を飲んだりTikTokを撮ったり。トー横みたいにいつも人がいるわけではなく、毎回SNSで呼びかけてます」
■「トー横は怖いけど埼玉なら」
こう話すのは、埼玉県上尾市で「上尾界隈」を立ち上げたという20歳の少年Cだ。
「80人のグループチャットがあって、初日は10人集まりました。ここはヤクザも警察の目もなくてのびのび。トラブル防止で『オーバードーズ禁止』というルールは設けました。『トー横は怖いけど埼玉なら』って人もいる。それでもトー横はなくなってほしくない。あそこならいつも人がいるし一番自由な場だから」
出典:nikkan-spa.jp
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トー横が社会問題になって5年以上が経過。ついに行政は今年から相談窓口を設置するも、全国にトー横の亜種は広がっている。…