1. 2024/02/28(水) 13:23:59
訴状などによると、長男は父親から身体的、長女は心理的な虐待を受けた恐れがあるとして、19年2月に一時保護された。父親は虐待を否定したが、児相は保護の延長と施設入所の審判を東京家裁に申し立てた。
長男が父親に頭をたたかれたと証言したことなどから、虐待が認定され、2人は20年10月、施設に入所した。女性は一時保護の直後から面会を求め、2人も児相職員らに「お母さんに会いたい」と伝えていた。
だが、児相は女性が父親による虐待を認めていないことなどを理由に、23年1月まで面会させなかった。面会制限が4年近く続いた理由について、東京都は「係争中なのでコメントは控える」としている。
(中略)
面会を制限された親が児相側に損害賠償を求める訴訟は相次いでおり、東京都ではほかに9件ある。千葉県や愛知県などでも、同種訴訟が続いている。
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「娘は私を忘れていたようでした。次にいつ会えるかわからず、少し強引に抱き寄せました」。東京都大田区の女性(34)は昨年12月、東京地裁の法廷で、約4年ぶりの我が子との面会を涙ながらに振り返った。女性は、長男(10)と長女(8)を一時保護した品川児童相談所に不当な面会制限を受けたなどとして、2022年10月、児相を管轄する東京都に損害賠償を求めて提訴している。