1. 2024/02/25(日) 11:47:20
上海に住む匿名男性(22歳)は、生まれてから一度もまともに排便をしたことがなく、22年間にわたって便秘状態が続いていた。便秘を解消するために下剤を飲んだりしていたが、まったく効き目がなかったという。あまりにも便秘が続いていたことから男性の腹部は重く膨れ上がっていた。
それでも22年間男性は病院にかかることをしなかった。親が「たいしたことはない」と深刻に受け止めなかったことも理由だった。
だがあまりにも苦しくなったため、男性は病院で診察を受けることにした。
そして、初めて自分がヒルシュスプルング病という珍しい先天性疾患を患っていたことを知った。
5000人に1人の割合で、通常新生児に発症するとされているヒルシュスプルング病は、赤ちゃんの腸の神経細胞(神経節細胞)の一部がうまく発達せず、腸を通る便の進行が遅れる症状がみられるそうだ。
2017年、上海第10人民病院のイン・ルー医師が初めてこの患者を診察したとき、男性の腹部は妊娠9か月以上に見えたそうだ。
医師は男性患者の大腸に大量の便が溜まっていることを突き止め、早急に3時間に及ぶ手術を行った。
最終的に腫れあがった直腸の一部を切除しなければならなかったが、その中には13kgもの便が詰まっていた。
↓引用元に便の画像はないですが、摘出された腸の画像はあるので閲覧注意かも
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pixabay 便通は本来、毎日あるのが健康な状態だ。 3日以上でなかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態を便秘というが、この男性はなんと生まれてから22年間、ずっと便秘の状態が続いていたという。