1. 2024/02/16(金) 19:35:40
制作現場のネタ出しは戦場で、「もっと面白いことを」「もっともっと面白いことを」って、熱量が全然違った。コンプラの概念が全然なかったから、いまじゃ考えられないようなメチャクチャな企画がまかり通ってました。ホームレスの方を登場させて人権団体から怒られたり、たこ八郎に東大生の血を輸血させたり。医師の団体からクレーム入りましたよ。メスライオンを麻酔薬で寝かせてトラ柄にしたこともあった。よくサファリパークがやらせてくれたよね。あと、熱川バナナワニ園ではワニにワニ皮のベルトを締めさせたっけ。
常磐道で芸能人自動車レースを開催して、茨城県警から事情聴取されたこともあります。そのときに刑事の格好していったんですよ、ウケると思って。怒られましたけど。取調室いって何したら面白いかなとか考えちゃうくらい、頭のネジが外れていたんです。その分、始末書もいっぱい書きましたけどね。
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予算は桁外れ、いまのようなコンプライアンスへの厳しい声も少ない時代。それゆえに現在では考えられないような企画が連発された「バブル期の番組制作現場」をテリー氏が振り返った。