「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

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更新:2024/02/25(日) 15:54

1. 2024/02/07(水) 19:20:08

「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】 | ゴールドオンライン gentosha-go.com

退職金でNISAを始めたが…「NISAで1,300万円が消えた……」 驚いた鎌田さんは慌てて銀行へ連絡し、なぜこのように資産が減ってしまったのか理由を問いただしました。しかし、銀行からの説明は「分配金を毎月払うタイプのものだから」とのことで、鎌田さんは納得できません。


■なぜ1,300万円は消えたのか?

今回、鎌田さんの資産が激減してしまった理由は、「毎月分配型」の商品を選んだことにあります。

鎌田さんが投資信託を購入したあと、銀行員のいうように、毎月お小遣いのように分配金を受け取ることができました。しかし、毎月分配型という商品は、投資信託の利益である「普通分配金」に加え、元本を取り崩して支払う「特別分配金」を支払うタイプの商品です。

鎌田さんが毎月「投資の利益」と思ってお小遣いのような感覚で受け取っていた分配金が、実は鎌田さん自身が投資した元本も含まれていたのです。

そのため、鎌田さんは知らぬ間に自分の資産を取り崩してしまい、てっきり投資していた1,500万円の資産がそのまま残っているものと勘違いしたまま、受け取った分配金をほとんど使い切ってしまっていたのでした。

実際には受取った普通分配金と特別分配金を加え、総額では15%程度のプラスになっていて、決して運用の結果、資産自体が減ってしまったというわけではありません。しかし、元本を取り崩した分の分配金を、すべて普通分配金と考えて使ってしまっていたのです。

出典:i.imgur.com

鎌田さんが利用していたのは一般NISAのほうで、一般NISAにおいては資産形成に適した商品のみが対象になっているわけではありません。実際に鎌田さんが購入したのは、長期の資産形成には不向きとされる毎月分配型の投資信託だったのです。

つまり、NISAは初年度の120万円分の枠のみ使用し、1,500万円のうち1,380万円はNISAを使わずに一括で投資していたということになります。

また、販売時と保有時に鎌田さんの資産から引かれていく手数料も高額であり、そういったことも知らないままで購入してしまっていたのです。

国の制度であるという安心感と、つみたてNISAの普及もあって「NISAを使ったほうがいい」というイメージがありますが、安心感の反面、自分の目的に合わない商品を選んでしまうと、今回のような結果になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

■NISAだからと過信しない

2024年より新NISAがスタートし話題になっていますが、「NISA」という制度だからといって「いいものだ」と思い込み、売り手の言いなりになり商品を選んでしまうと、今回の鎌田さんのような商品を誤って購入してしまうこともあります。

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2. 2024/02/07(水) 19:20:38

鎌田さんがマヌケってことね

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3. 2024/02/07(水) 19:20:41

何事にもリスクはあるよね

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4. 2024/02/07(水) 19:20:49

所詮はギャンブル

それを勧める岸田政権

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5. ID:r1LOZXiPZS2024/02/07(水) 19:20:56

分配金すぐ使うのも良くない

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