「生理の貧困」への取り組み 全国ワーストだった鹿児島を取材してみると…見えたミスマッチ、モヤモヤとは?

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更新:2024/02/01(木) 23:12

1. 2024/01/30(火) 12:07:44


■3姉妹のシングルマザー「長時間同じ生理用品使い続け皮膚が…」娘も交換できず…

実際に体の不調を感じている女性(30歳代)が取材に応じてくれました。
女性は、小中学生の3姉妹を育てるシングルマザー。日々の生活費のやり繰りに追われ、生理用品の購入が二の次になることもあるといいます。そのため、娘は学校に交換用の生理用品を持っていけず、衣服を汚して帰ってきたり、自身も、長時間同じ生理用品を使用し続けて皮膚がかぶれ、通院することになったりしたことも。食べ盛りの娘たちの成長を考えると、「お金は生理用品に使うぐらいなら、食費に回したい」と女性は切実に話します。

出典:newsdig.ismcdn.jp

■男性トイレに置く自治体も

「経済的に困難を抱えながら子育てする父子家庭の父親が、娘のために生理用品を持って帰りやすいようにした。生理に対する知識や理解が男性にも広がるきっかけになれば」と担当者は話します。

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■「対面で受け取るのは気が引ける」 窓口で配布するも利用は低調 

「困っている人をピンポイントで支援し、相談につなげたい自治体」と「困っていることを他人に知られたくない利用者」との間でミスマッチが起きているようです。

この現状に対し、フードバンクで活動する男性(65)は、「当事者は声を上げにくい。声を上げられず、あきらめる人もいる。誰もが遠慮なく、気軽に受け取れるような形にすべき」と指摘します。

鹿児島市の公共施設「サンエールかごしま」では、希望者に窓口でも袋に入れた生理用品を配布している

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■トイレで配布すると、窓口配布の4.5倍の利用が

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■「本当に必要な人に渡っているか」トイレに配置する自治体のモヤモヤ

ある自治体の担当者は「庁舎内のトイレに置いている生理用品の減りが早い。本当に必要な人に渡っているのだろうか、と不安になる」。この自治体には、「観光地のトイレなどにも置いてほしい」という声が寄せられましたが、「いたずらされないか、必要ないのに持って行く人がいないか、懸念がある」として、見送っています。

また、別の自治体では庁舎内のトイレに置いた生理用品の消費スピードが早いため、一旦配置をストップする事態も発生。

■ジェンダー平等の視点でトイレに生理用品を置く自治体も

担当者は「トイレットペーパーが当たり前にトイレに置いてあるように、生理用品も当たり前に受け取れるようにするのが理想」と話します。

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2. 2024/01/30(火) 12:08:31

男性にもナプキン必要

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3. 2024/01/30(火) 12:08:54

■3姉妹のシングルマザー「長時間同じ生理用品使い続け皮膚が…」娘も交換できず…

え。これヤバくない!?病気になるよ..

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4. 2024/01/30(火) 12:08:59

いくら貧困でも生理用品に使うくらいなら食費に回すって考えはどうかと思うよ

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5. 2024/01/30(火) 12:09:26

さすが九州でごわすな

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