1. 2024/01/25(木) 13:04:57
■「女性の価値は若さ」という価値観を広めたくない
それは単なる嫉妬ではない。
そうではなくて、「女性の価値は若さにこそある」という価値観が暗黙裡に社会に拡大してしまうことを直感的に危惧するからこそだ。
かりに結婚する当事者がなにも言っていないにしても、そのような「年の差婚」自体が、世の中に「男性は若い女性と結婚するのがよい」という言外のメッセージ性を持ってしまうことを想像し、これを糺さずにはいられない。
■本音では「結婚するなら若い女性がいい」
はっきり言ってしまうが、世の男性たちは口先ではなんと言おうが、本音では「結婚するなら若い女性がいい」と考えている。
それは統計的データでも明らかとなっている。
出典:president.ismcdn.jp
ロリコンだのグルーミングだのと、名誉毀損(きそん)や侮辱で訴えられたら負けてしまいそうな過激な言動を取るのも、これは単なる嫉妬心ではなく、文字どおり自分の遺伝子の「存続」をかけた必死の防衛行動にほかならないからだ。
■男性も表立って「年の差婚」を肯定しなくなってきた
■公表しないだけで「ちゃっかり若い女性と結婚」
もちろん男性はあくまで「社会性」に鑑みて「年下婚などけしからん」と言うようになっているのであって、本音では若い女性を希望しているのは上述したとおりだ。女性から糾弾されたくないから発しているだけのポーズにすぎない。平時には「女性の価値は若さではない」とか「女性は年を重ねれば重ねるほど魅力が増す」などと調子のよいことを言っていた人も、いざ結婚する段になればちゃっかり若い女性と結婚し、それを公には発表しないだけの「意趣返し」をしていることだってよくある話だ。
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…なぜ現代社会では、著名人の「年の差婚(=男性が年上で女性が年下のカップルに限る)」に対して、不道徳だとか不見識だとか非常識だとか、果ては性犯罪だとか物申したくなるような人が――とくに女性に多く――現れてしまうのか。 SNS上ではそれを「若い女に嫉妬しているから」と説明する向きがあるが、私はそれでは不十分であるように思えてならなかった。 本来ならば自分とは関係もないし今後もかかわることは一生ないはずの、遠い場所で暮らしている人の「年の差婚」を、まるで我が身にふりかかった災難かのように怒り心頭に発し、非難せずにはいられなくなってしまうのはなぜか。