1. 2024/01/23(火) 17:16:04
医師の大久保愉一被告(45)は、知人の元医師・山本直樹被告(46)とともに、2019年、全身の筋肉が衰える難病・ALSを患う林優里さん(当時51)から依頼を受け、薬物を投与して殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。
ALSを患っていた林さんは、大久保被告とSNSを通じて知り合い、事件前には、安楽死を望む林さんとのやりとりを行っていました。
(SNSでのやりとり)
林さん「ひとときも耐えられない。安楽死させてください」
大久保被告「訴追されないならお手伝いしたいのですが」
林さん「『お手伝いしたいのですが』という言葉が嬉しくて泣けてきました」
一方、大久保被告は林さんの主治医ではなく、十分な診療もしないまま、出会ってわずか16分で犯行に及び、親族やヘルパーなどの関係者に知らされることなく、胃ろうに薬物を直接注入するという方法で秘密裏に犯行に及んだとみられます。
大久保被告は、山本被告らとともに13年前に山本被告の父親を殺害した罪にも問われていますが、「私はやっていない」と無罪を主張しています。
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5年前、難病のALSを患う女性に依頼され殺害した罪などに問われている医師の男の裁判員裁判は、23日に京都地裁で被告人質問が行われ、男は「長い間、目の前で困っている女性を放っておくことができなかった。知ってしまった以上、何かしなければならないと思い、すぐばれると思ったが覚悟の上でやった」と話しました。