1. 2023/12/26(火) 19:16:24
出典:www.dailyshincho.com
「こうして何度も現場に駆り出されながら、自治体から支給される手当てはたったの時給1000円です。熊を捕った場合の報奨金が出るわけでもなく、現場に駆け付けるためのガソリン代が出ることもありませんから、実態としてはほぼボランティア状態ですね。割に合うどころの話ではないですよ」
知られざる現場からの悲鳴――。長野県の担当者に実態を尋ねてみると、
待遇面については、
「『活動経費』としての補助金が出ている町村も一部ありますが、実際に熊が出没した際の対応や、それに関する手当てや報奨金については、各市町村の裁量になっています」
ということで、実際にいくつかの市町村に聞いてみると、捕獲等までの一連の対応に数万円を支給するという地域も一部あったものの、多くは「時給1000円」「1回の出動につき3000円」などという似たり寄ったりの状況であった。
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年間を通して「熊」の話題が取り上げられ、悲しき被害や、あるいは駆除に成功した事例の記事をよく目にする。 「さすがに“やってられるか”と思わざるを得ませんよ」 そう話すのは、長野県内で熊の出没対応にあたっている猟友会員である。 「私の住む地域では、熊が罠にかかった際などに自治体から連絡が入り、猟友会員でその対応にあたることになっています。ですが、今年の熊の出没数は異常なほど多く、例年の4、5倍くらいのペースで対応を強いられているんです。