1. 2023/12/04(月) 22:18:50
44歳になった今でもまだ自分を「恋愛体質」と言い切る彼女に、正直なところ、ちょっとひいてしまった。
「好きな人がいない状態が嫌なんです。常に恋をしていたいんです。若い頃は、それで友達の恋人を奪ってしまったことも何度かありました」
(中略)
「私は略奪した意識はないんです。自然の流れとしか言いようがなくて」
彼女は真顔で言う。こうやって自分すら納得させてしまうのが、この手の女の厄介なところである。
本音を言わせてもらうけど。
「はい、何でしょう」
あなたは自分に男を見る目がないことを知っているから、他人の選んだ相手なら間違いないと思えて、いつも略奪に走ってしまうと判断していい?
彼女は少し考えた。
「もしかしたら、そうかもしれません」
+436
-32
「私って恋愛体質なんです」 開口一番、彼女は言った。恋愛体質。久しぶりに聞くと、何やら懐かしい。若い頃、多くの女性がその単語を耳に、もしくは口にしたはずだ。 ある時期、恋愛至上主義の風潮があり、女性誌がしょっちゅう特集を組んでいた。女性週刊誌ananの「セックスで、きれいになる。」が注目された頃で、テレビドラマも小説もラブストーリーものが目立ち、恋愛エッセイもたくさん出版されていた。