1. 2023/11/22(水) 09:58:14
転職した村上さんは現在、冒頭に述べた通信会社で障害者雇用にて経理担当として働いている。残業をしなくてよかったり、困りごとが発生した際はすぐに誰かにフォローを頼めたり、マルチタスクでパニックにならないように段階的に仕事を振ってくれたりと、合理的配慮がなされているという。
しかし給与は安く、年収は320万円程度だ。ただ、今までの会社もどちらかというとブラック寄りでもともと給与が少なかったので、経済的な面ではそこまで変わらないとも語る。
「今は結婚しているので夫と二馬力(共働き)で生活できている感じです。でも、同級生のSNSを見ると、今の私の給与ではとてもじゃないけど体験できないような趣味にお金を使っていたり、長期休暇の際はヨーロッパ旅行に行っている様子がアップされていて、同じ学歴なのに……と勝手にコンプレックスを感じて落ち込むことがあります。
また、意地悪な同級生に会った際は「君の会社は資本金いくら?」と訊かれたこともありました」
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村上優子さんは大阪大学を卒業し、現在は某通信会社で障害者雇用の契約社員として働いている。小さい頃から成績は良かったが、勉強するのが好きだからというより父親から怒られたくないため、褒めてもらうためにそうしていたという。幼い頃から忘れ物が多かったりガールズトークになじめなかったりと、ADHD・ASDの傾向が出ていた。 大学生活はうまくやれていたが、村上さんも就職活動で苦労することになる。