1. 2023/11/21(火) 11:00:52
そうした中、県はクマ対策の在り方を検討する会議を開きました。県の対策ではある傾向があります。
それは捕獲したクマを人間の怖さなどを覚えさせてから山へ返す「学習放獣」の多さです。
環境省のまとめではことし9月末までの県内のクマの捕獲数は310。秋田(903頭)や福島(533頭)、北海道(488頭)などに次いで全国6番目に多い数字です。
一方で、駆除せずに放した数は57(※非捕殺)と、全国で圧倒的に多くなっています。
(中略)
ただ、20日の会議ではこれだけクマの出没が増える中で被害を出した個体かどうか判断が難しいケースや地域住民の理解が得られるかなど課題も指摘されました。
参加した委員:
「人里に出てきた個体に関してはおいしいもの食べて味を覚えてしまう。お仕置きして(山に)戻したところでまだ出てきちゃうんじゃないか」
+91
-25
全国で相次ぐクマの被害です。長野県内は捕獲数は全国6番目ですが、駆除せずに山へ返すいわゆる「学習放獣」の数が圧倒的に多くなっています。里への出没が増える中、こうした取り組みをどう続けていくか県の議論が始まりました。