1. 2023/11/15(水) 00:41:31
困ったのは水泳の授業だ。高校1年だった22年夏、生理のため授業に参加できず、後日、200メートルを泳がないといけない「補講」を課された。しかしその日に再び生理が重なってしまった。
担当の女性教師に相談したところ、「(経血の)量が少ないなら水の中では止まるから体が大丈夫なら頑張って入った方がいい」と言われ、驚いた。本当は嫌だったが、成績への影響を心配し、補講を受けた。学校の対応に違和感が残った。
秀島さんは、「生徒の間でも生理に関しては『大っぴらに話したくない』『授業に遅れたくない』という気持ちが強い」と明かす。
欠席日数が成績や大学の指定校推薦へ影響することを心配し、体調が悪くても授業を受けるケースはよくあることだという。「友人のつらそうな様子を見て、生理や病気などやむを得ない場合は欠席扱いとしない制度があればいいと思います。学校は生徒の意見を聞きながら柔軟に対応してほしい」と要望した。
+39
-217
毎月のように女性がつきあう生理。文部科学省は2023年6月に内申書に欠席日数欄を設ける場合、生理など体調不良に伴う欠席が不利にならないよう配慮を求める通知を全都道府県に出した。だが、毎日新聞の全国調査からは、対応にバラつきが生じている実態が浮かぶ。