1. 2023/10/23(月) 18:20:00
「ある週末に大学時代の友人女性と出かけていたら、月曜日になって『秋山先生が女性と繁華街を歩いていた。不純だ』と親から学校にクレームが入りました。どうも私の姿を見かけた生徒が親に話したようです。
その友人とは同級生でそれ以上でも以下でもないし、普通に街なかを歩いていただけ。それを不純と言われても……。
(略)
「私は職場まで自転車通勤。仕事が終わり、帰宅途中には、生徒から『秋山先生、さよなら!』等、声をかけられることがあります。挨拶は嬉しいのですが、聞こえていないこともある。すると、親同士のLINEグループでそういった情報が共有されたらしい。“○○さんには挨拶したのに、うちの子供のことは無視した。教師のくせにえこひいきするのか”と学校にクレームが入ったことがありました」
仕事が終わっても自宅に帰るまで気が抜けない。秋山さんの同僚は、帰宅時に駅近くの喫煙所で煙草を吸っていると、生徒の親がその同僚の姿を勝手に撮影した挙げ句、学校に『喫煙現場シーンを押さえた。子供が真似して吸い始めたらどうするのか?』とクレームを入れた。秋山さんの同僚は、「それを教えるのは親の務めなのでは……」と言いたいのをぐっとこらえたという。
教育熱心な親からは、「成績」や「授業」についてのクレームも多い。
「例えば『どうしてうちの子の成績は悪いのか』、『子供が授業中の質問に答えられず恥をかいた。これはイジメではないのか』といった具合。どんな授業をしてもすぐにLINEグループで共有され、何かしらクレームが来るので、半ば諦めているのが現状です」
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神奈川県の公立中学校で、5年間理科の教師をしている秋山さん(20代男性)。大学卒業後、教師になってからは「何をするにも気が抜けない状況」で...